フリーランスの女性の生活とは?仕事と結婚のバランスは?


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最近徐々に増えてきているフリーランスという働き方。
特定の企業に属さずに、個人事業主として仕事をしていく職業。
自分で事業を行うため、就業時間などに縛られないことが特徴です。
自分で「フリーランスで活動しています!」という人は、男性であることが多いのではないでしょうか。

ですが、女性の労働力が求められている日本では、フリーランス女性の存在はとても重要です。
フリーランスとして働く女性の、仕事と生活の両立や、結婚についてなどを紹介していきます。

今現在フリーランスの方や、これからなろうと考えている方はぜひ参考にしてみてください。

目次

  1. フリーランスの女性ってどれくらいいるの?
  2. 女性が多いフリーランスの仕事
  3. フリーランスの女性にとっての結婚と仕事のバランス
  4. フリーランス女性はとても素晴らしい存在

フリーランスの女性ってどれくらいいるの?

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冒頭で、「フリーランス女性の存在が重要」とお伝えしました。
では、実際にフリーランスとして活動する女性はどれくらいいるのでしょうか?

日本全体でのフリーランスの割合

フリーランスとして働く人が頻繁に利用するのがクラウドソーシングサービス。
いくつかある中でも人気の高いサービスが「ランサーズ」です。
WEB制作・デザイン・ライティングなど、数多くの仕事が掲載されています。

2015年に「ランサーズ」によってフリーランスの実態調査が実施されました。
すべての労働人口の内、フリーランスの割合は19%という結果がでています。
人数に換算すると、約1200万人の方がフリーランスとして働いています。

割合で見ると少なく感じますが、人数で見てみるとかなり多い印象を受けるのではないでしょうか。

フリーランス女性の割合

先程紹介した、約1200万人のフリーランスの内、女性の割合はどれくらいでしょうか。
「ランサーズ」が実施した調査によると、男女比はほとんど差がなく、約43%が女性という結果に。
中でも、自由業の形式をとっているフリーランスは女性が多いのです。

逆に、自営業や独立オーナーは、女性が31%と少し低め。
仕事の種類によってばらつきはありますが、多くの女性が活躍していることがわかりますね。

フリーランス女性の年齢層

フリーランスとして活動する女性の年齢にも注目してみましょう。
「ランサーズ」の調査結果によると、面白い結果が出ていました。

主婦の方や、複数の仕事を掛け持つ方の年齢は20~30代が多数。
いわゆる隙間時間を活用した仕事をする方は、若い人が多い様子。

その反面、自由業や独立オーナーは40代以上が半数を占めています。
社会人を経験した後に、独立してフリーランスになる道が該当しますね。

女性が多いフリーランスの仕事

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前項で触れたとおり、女性のフリーランスは決して少なくありません。
では、実際に働くフリーランスの女性はどのような仕事をしているのでしょうか。
今現在フリーランスの方も、他の仕事を知るためにも参考にしてみてください。

カメラマン

カメラを趣味にする人が年々増えていますが、趣味であるカメラを仕事にすることもできます。
出版・広告会社へ写真を寄稿するケースが多いようです。
対象の出版物に使用する人物や食事、風景などを販売する方法。
その他にも、自分でポートフォリオを作って、自分で写真を売る方法もあります。

デザイナー(グラフィック系)

ポスターやチラシなどのデザイン画を請け負って作成する仕事が代表的。
映像であれば、エフェクトなどの編集を担うケースもあります。
ネットがメインになってきているので、WEBチラシなどを作る仕事もあるようです。
自分自身のデザイン力に自信があれば、しっかりと仕事を取ってこれるでしょう。

ファイナンシャルプランナー

いわゆるお金のプロの仕事。
学生時代に何の気なしに取った資格も、フリーランスになることで活きてきます。
保険や住宅、資産運用を中心に相談を受ける仕事が主流。
その他にも、セミナーを開催したり、コラムや本を書く仕事もあります。
知識が勝負となるので、日頃の勉強が欠かせない仕事ですね。

通訳・翻訳

「旅行が好きで英語は得意中の得意!」という方にはぴったりの仕事。
需要が多いのは英語ですが、その他の言語の仕事ももちろん存在します。
海外の方に向けた、日本を紹介するパンフレットの翻訳や、留学生の通訳などの仕事があります。
語学力とコミュニケーション力が非常に重要な仕事です。

WEBライター

いわゆる物書きの仕事です。
ブログや、WEBサイト上のコラムに掲載するための記事を作る仕事。
自分の得意な分野について、知っている知識をうまく表現することが大事です。
隙間時間を活用したい主婦の方にはおすすめの仕事。
文章力と表現力が武器になります。

フリーランスの女性にとっての結婚と仕事のバランス

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フリーランスとして働く際に気にすることが、結婚と仕事のバランス。
会社員として働いている際には、決まった時間業務をこなし、休日も決まっています。
ですが、フリーランスはそういった決まりがありません。
働けば収入は増えるし、サボれば無収入にだってなります。
仕事をがんばりたい女性にとっては、素晴らしい環境だといえますよね。

パートナーが忙しい時には、自分も同じく仕事をすることができます。
また、決まった休日がありませんので、パートナーと休日を合わせることも可能。
柔軟な働き方ができる環境は、フリーランスの特権ともいえるでしょう。

では、パートナーと共に暮らしていくことになる「結婚」はどうでしょうか。
注意点をいくつか紹介していきますので、参考にしてみてください。

収入面が不安定になる可能性

先程もお伝えしたとおり、フリーランスは自分の働き次第で収入が変わります。
独り身の時には、特に気にすることもなく、生活できればOKでした。
それが結婚となると、少し話が変わってきます。

お互いが生活できるように資金を工面する必要があります。
結婚式や、新婚旅行を考えているのであれば尚更ですよね。
将来、退職金などの手当てもありませんから、一部では苦労するかもしれません。

夫婦になるととても大事なお金のこと。
しっかりと話し合える環境作りが大事です。

仕事についての理解を得る必要がある

パートナーが、企業に勤めるサラリーマンの場合、理解を得る必要があります。
フリーランスは、働く時間が定まっていません。
働く場所も、自宅やレンタルオフィス、店舗など様々です。
そういった働き方を理解できないと、仕事が原因でケンカになることも。

名前のとおり、フリー(自由)ではありますが、自分自身で管理することが重要です。
どれくらいの仕事を、どれくらいのペースで、どこでやっているのか。
報告とまではいいませんが、理解を得るために少しずつでも話をするようにしましょう。

周りから不安がられる

女性がフリーランスの場合は少ないケースかもしれません。
ですが、周囲の人たちによっては心配すべきことでもあります。
収入面が不安定で、時間的にも比較的都合のつきやすいフリーランス。
パートナーの家族や友人からみると、内情を知らなければ「大丈夫か?」と思われてしまうかもしれません。

そして、パートナーの収入が低い場合、この問題は如実に深刻になります。
世帯収入によって生活レベルが変わる中、不安定な収入は危機感を感じることに。

自分の仕事を、しっかりと理解してもらいましょう。
パートナーにもきっちりと収入や仕事内容などを明かして、良い関係を築いていくことがだいじです。

フリーランス女性はとても素晴らしい存在

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前項では、フリーランスとして働く女性が結婚を考えるときの注意点を紹介しました。
マイナスに見える項目が多く感じたかもしれませんが、悪いことばかりではありません。

なぜなら、フリーランスの女性は非常に重要な存在だからです。
フリーランス女性がもたらす大きな力を、以下で2点紹介します。
もし、フリーランスという職業に不安を感じているのであれば、ぜひ参考にしてみてください。

日本の労働力の支えに

日本の女性の労働環境は良くなりつつあります。
昔であれば、男女差別による昇格の難しさや、セクハラの問題がありました。
ですが、今でも一部では同じような問題が起こっています。
女性の労働力をあげようとする流れの中に、このような問題があることは矛盾していますよね。

そんな中、フリーランス女性はそのような環境とは無縁です。
実力と信頼関係があれば、どれだけでも仕事ができます。
むしろ、「女性だからこそお願いしたい!」という仕事もあるほど。
利害関係者は自分で選ぶことができますし、仕事も自分で選べます。

日本のこれからの労働力を支えるといわれているフリーランス。
その中で働く女性は、日本にとって非常に重要な存在なのです。

専業主婦だからこそフリーランス

結婚を機に、専業主婦として家庭に入る女性が多いですよね。
愛すべき我が子を育て、幸せな家庭を築く立派な女性。

そんな時にパートナーがリストラにあったり、病気にかかるとどうでしょうか。
収入が減り、家計が一気に苦しくなってしまいます。
そういったリスクを抑えるためにも、主婦として働くこともありなのです。
家事の合間、子どもが寝ている間、隙間時間を使って働けるのです。
何もしなければ0円の収入が、1万円でも5万円でも稼げると大きく変わりますよね。

大事な家族の生活のためでもいいですし、自分のお小遣い稼ぎでもいいのです。
昔であれば考えられなかった働き方ですが、主婦の方には朗報だといえます。

学生時代に勉強したこと、趣味で続けていること、いろいろと思い返してみましょう。
アイデアを加えたり、誰かに相談することで仕事につながるかもしれません。

さいごに

フリーランスとして働く女性について紹介してきました。
また、仕事と結婚のバランスも大事であることをお伝えしましたね。

近年増えてきている、新しい働き方なだけに、理解されにくい時もあります。
ですが、女性として生きて行く上で、フリーランスという道は決して悪くありません。
結婚に関しても、収入面や、時間の都合などの面でも、うまく立ち回ればプラスに転じます。
会社員同士の夫婦とは、また一味違った生活ができるかもしれません。

フリーランスでも会社員でも、悩みがトラブルが起こる点では同じです。
自分の手で生き抜いていくフリーランスは、かっこいい女性ですよね。

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