エコノミー症候群の症状とは?足の痛み・むくみ・しびれの対策


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飛行機に乗っての長時間旅行や長時間ドライブでよく耳にする「エコノミー症候群」。

ですがエコノミー症候群は、こういった長時間の旅行だけでなく、長時間デスクワークをしている人でもなりうる病気です。
本日は、エコノミー症候群とは何ぞや?というところから、その症状や対策までご紹介したいと思います!

目次
  1. エコノミー症候群とは?
  2. エコノミー症候群の症状
  3. エコノミー症候群の対策方法とは
  4. まとめ

エコノミー症候群とは?

この病気は長時間、同じ姿勢で座ったままでいると、脚の静脈の血が流れにくくなり、膝の裏あたりの静脈に「血栓」(血の塊)ができる事があり、 それによって起こります。血栓が肺まで流れると、血管が詰って、「胸の痛み」や「息苦しさ」などを感じます。 多くは、到着間際の機内や到着した空港で発症しますが、フライト後2週間以内に、旅行先や、帰宅後に自宅で起こることもあり、 最悪の場合呼吸困難に陥って死亡する事もあります。
(引用元:http://www.t-pec.co.jp/health-news/2002news/0208-117.html)

エコノミー症候群と言うと、飛行機だけで起こりがちな病気ですが、長時間のドライブや電車での移動、オフィスでのデスクワークでも十分に起こりえる病気で、「旅行者血栓症」といわれています。
長時間同じ姿勢でいることが原因で発症する「深部静脈血栓症」と「肺塞栓症」が合わさって起こる病気です。

エコノミー症候群の原因

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「旅行者血栓症(エコノミークラス症候群)」の原因の1つは、航空機内などの乾燥した空間や、低い気圧によって体内の水分が蒸散しやすくなり、血液の粘度が上昇してしまうことにあります。水分摂取の不足や、アルコール摂取なども脱水傾向を招き、血液粘度上昇のリスクを高めます。
(引用元:http://www.otsuka.co.jp/health_illness/jama/dvt/)

主に乾燥、長時間の足の運動不足が原因といわれています。
上図のような流れで、足の血管内に血の塊が出来てしまい、この塊が血流に乗って肺まで流れ、肺の血管を塞ぐことによって、呼吸が出来なくなり、心臓機能が低下することで、死亡に至ることもあります。

エコノミー症候群になりやすい人

エコノミー症候群は、誰でもかかる病気の1つですが、特になりやすいと言われているのは、下記のような人です。

  • 肥満・高血圧の人
  • 喫煙者
  • 糖尿病の人
  • 背の低い人
  • 月経中、妊娠中、出産後の女性
  • 激しい運動をしている人
  • アルコールを摂取している人

エコノミー症候群の症状

一番最初にご紹介したエコノミー症候群の症状の死亡に至るというのは、最悪の例ですが、他にもいくつか、症状がありますので、ご紹介しましょう。

足のむくみ

比較的軽い症状としては、足のむくみがあります。
夜行バスなどで朝なんだかだるいな、と感じるのは、それが原因でしょう。

足の痛み

むくみを通り越すと、今度は痛みに変わります。
ふくらはぎや太ももに激しい痛みがきます。

手足のしびれ

手の血管に強い痛みやしびれを引き起こしたら、病院に行く必要があります。

呼吸困難

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(引用元:http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/blood/pamph46.html)

嘔吐感と、息苦しさを感じたら、大変危険な状態です。
急性肺血栓塞栓症の初期症状で、失神などを起こす可能性もあるので、すぐに病院に行くようにしましょう。

エコノミー症候群の対策方法とは

では、エコノミー症候群を予防する対策方法には、どのようなものがあるのでしょうか?

足のマッサージやこまめに運動する

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エコノミー症候群は長時間足を動かさないことが原因なので、こまめに足を運動することが対策につながります。
可能であれば、こまめに立ち上がって動くようにしたり、ふくらはぎをもむなどのマッサージをして、血流を動かしましょう。
デスクワークであれば、つま先を上に向けてふくらはぎを伸ばすといった、机の下で出来る運動なども効果的です。

水分を摂取する

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乾燥がエコノミー症候群の一因となっているので、こまめに水分を摂取することが必要です。
このときも、アルコールや、カフェインを含む飲み物を飲むと、利尿作用が高まり、逆に水分を失う結果となってしまいます。
水やスポーツドリンクを飲むようにしましょう。

体を締め付ける服装をしない

ベルトやネクタイ、きちんとYシャツのボタンを留めるなどは、長時間の移動では避けたほうが良いです。
身体を締め付けるような服は、体内の血の巡りも悪くしてしまいます。
なるべく、ゆったりとした服装を心がけるようにしましょう。
ブーツや靴なども、可能であれば脱いでおいた方が良いですね。

貧乏ゆすり


実は貧乏ゆすりにも、エコノミー症候群の予防効果があるんです。
隣近所の迷惑にならない範囲でやるようにしましょう。

まとめ

エコノミー症候群の症状と対策について、ご紹介しました。
長時間の旅行だけでなく、普段のデスクワークなどでも起こりがちなエコノミー症候群。
しっかりと対策を行って、予防するようにしましょう。

冷え性などで足がむくみやすいという方は、サプリメントなどで体質改善を行うのもひとつの方法です。

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