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サイレント・キラーと呼ばれる程、自分でも気づかぬ内に体をむしばむ生活習慣病。
あなたがいつもやっている「あの生活習慣」が、思わぬ病気を引き起こす可能性を十分に秘めています。
今回は、生活習慣病を理解するために、これをすると「生活習慣病」になってしまう可能性の高い「生活習慣チェックリスト」を作ってみました!
ぜひ、チェックし対策してみてくださいね。
代表的な生活習慣病って何?
生活習慣によって起こる代表的病気はこちらです。
- 糖尿病
- 高血圧
- メタボリック症候群
- 高コレステロール血症(脂質異常症)
- がん
- 脳血管疾患(脳梗塞・脳卒中など)
- 心臓病(心筋梗塞・狭心症など)
これらの症状は自覚がないまま動脈硬化を進行させるため、ある日突然・・・という事も非常に多いです。
そして、脳血管疾患や心臓病は特に冬の発症が多く、1月が一番多いというデータもあります。
国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)予防医学・疫学情報部の西村邦宏室長らの研究グループが、消防庁の2005年~2008年12月までの4年間の病院外心停止の患者の統計であるウツタイン統計から約19万6千件を解析した。
それによると、心筋梗塞による心停止は、10月から4月頃にかけての寒い時季に増えるという。
~中略~
同センターによると、4年間の死亡件数は19万6032件。最多は1月の2万1954件で、2月以降は減少傾向となり、9月は最も少ない1万3122件だった。10月からは増加に転じ、12月は1月に次ぐ2万135件だった。
(引用:
http://www.seikatsusyukanbyo.com/calendar/2011/001906.php)
これらの危険を自分で察知するためにも、生活習慣のチェックをしてみましょう!
1分で出来る!生活習慣チェックリスト!
食事 | |
---|---|
朝ごはんを食べない | |
夜ごはんは9時以降 | |
食事の時間が不規則 | |
ラーメンやうどん、パスタなどの麺類が好き | |
コンビニ弁当が多い | |
野菜より肉をたくさん食べる | |
魚より肉を良く食べる | |
毎日必ずお菓子を食べる | |
ラーメンが大好きでよく食べに行く | |
炭酸飲料やジュースが好き | |
いつもお腹いっぱいになるまで食べてしまう | |
運動 | |
通勤以外で運動をしない | |
少し動くとすぐ息切れする | |
寝ても疲れが取れない | |
ストレス | |
寝付きが悪い・眠りが浅い | |
ストレスや悩みを抱えている | |
イライラする事が多い | |
仕事がつらい | |
残業が多い | |
趣味がない | |
タバコ・お酒 | |
タバコを毎日15本以上吸っている | |
毎日お酒を飲む | |
週に何回か飲み過ぎる日がある |
あなたは何個当てはまりましたか?
チェックが多いな・・・と感じた方は、それだけ生活習慣病になる危険性が高いです。
そして気付いた方も多いと思いますが、生活習慣病の原因として
1、食生活の乱れ
2、運動不足
3、ストレス
4、喫煙や飲酒
の4つが大きな原因となっているんです!
でも・・・
そんなのわかってるけど辞められないんだよ!
とか、
忙しくて食事や運動に気を使えない!
とか、
人間関係や仕事でストレス解消は無理!
という方も多いと思います。
そこで、ここではそんな方でも簡単に予防・対策が出来る方法をご紹介していきます。
生活習慣病を予防する3つの簡単対策方法
その1、DHA・EPAを摂取する
昔から日本人にとって魚は欠かせない食品でした。ところが、この20年あまりの間に日本人の食生活は一変し、動物性タンパク質の総摂取量に占める魚介類の割合は20%近くも減少したという水産庁の報告もあります。魚の摂取量と生活習慣病の死亡率を表すデータ(表1)からも明らかなように、魚を毎日食べる人に比べて、食べない人の死亡率が高くなっています。つまり、魚を食べなくなったことが生活習慣病の増加につながり、さらには日本人の寿命を縮める危険性をはらんでいることが推測できます。
魚食と生活習慣病による死亡率の関係は、魚に含まれているDHA、EPAが大きく関わっていると考えられています。~中略~どちらも血液の流れをよくし、動脈硬化などの生活習慣病を予防することがわかっています
(引用:
http://info.fujifilm.co.jp/healthcare/dha/1-2.html)
このように、青魚などに多く含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)という成分は、生活習慣によって引き起こされる「動脈硬化」を予防する効果があることがわかってきています。
今までお肉ばかり食べて来た方は、お昼は肉では無く魚の定食を頼むようにしたり、マグロやサバ、サンマ、ブリなどをたくさん食べるようにするだけで、簡単に生活習慣を見直す事ができます!
さらにDHAやEPAは、ここ最近になって生活習慣病の予防になるという研究結果が本当に多く発表されています。
一部を引用で紹介いたします。
魚食べて膵臓がん予防? DHA摂取多いと発症率3割減
2015年12月8日23時43分 朝日新聞デジタル
魚に多く含まれる脂の一種、DHA(ドコサヘキサエン酸)の摂取が多い人は、少ない人に比べて膵臓(すいぞう)がんを発症するリスクが3割低いとの調査結果を、国立がん研究センターの研究チームが8日、発表した。
~中略~
DHAの摂取量を四つのグループに分けると、最も多いグループ(1日あたり1グラム前後)は、最も少ないグループ(同0・3グラム前後)に比べ、膵臓がんの発症率が約3割低かった。
DHAはサンマやイワシなどの青魚に多く含まれ、いずれも100グラムあたり1グラムを超える。また、DHAやEPA(エイコサペンタエン酸)などの総量を示す「n―3系多価不飽和脂肪酸」でもほぼ同じ結果を示した。
(引用:
http://www.asahi.com/articles/ASHD842RVHD8ULBJ009.html?ref=yahoo)
「DHAやEPAが体脂肪抑える」仕組み解明 京大など
朝日新聞デジタル 2015年12月18日(金)
魚油を多くとると、太りにくくなる――。魚油に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)が、体脂肪を減らす仕組みを、京都大などの研究チームがマウスを使った実験で解明した。英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」電子版に17日、掲載された。
(引用:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151218-00000008-asahi-sci)
このように続々と研究結果が発表されているDHA・EPAですが、魚が嫌い!とかどうしても食生活の見直しが出来ない・・・という方も多いと思います。
そんな方は、DHA・EPAが配合されたサプリメントもたくさん出ているので、ぜひ飲んでみてください。
その2、有酸素運動をする
有酸素運動運動とは、弱い力をじっくり筋肉にかけ続けること。
- ウォーキング
- 水中歩行
- サイクリング
などが基本です。
きちんと呼吸をしながら、「少しきつい」と感じるくらいの速度で最低でも1日30分は行うと良いでしょう。
でも、そんな簡単な運動すらイヤだ、出来ない!という方もいますよね。
管理人もそうです・・・。
でも、例えば普段歩くスピードの1.5倍くらいの速度で歩いて15分先のスーパーに行って食材を買ってくるだけでも、立派な有酸素運動です!
運動を目的にするわけでなく、その先に1つ目的を作ると、少しやる気が出てきますよね。
その3、ストレスを無くす
ストレスを無くすことが簡単な訳ない・・・と思う方も多いでしょう。
ですが、実は先ほど紹介した「運動をする」だけでも、ストレスは軽減されるんです!
出来れば汗をかくくらいの運動がストレスには一番ですが、もちろん簡単な運動からでも問題ありません。
まずは少しずつ、はじめてみましょう!
運動と称したお散歩で、毎日少しずつ距離を伸ばしてみたり、カメラを持って出かけるのも楽しいかもしれませんね。
さいごに
食生活の見直しも、運動不足改善も、面倒くさいからいいや・・・と思う方は多いでしょう。
でも、その一歩を踏み出さなかったら、重大な病気が待っている可能性があります。
ぜひ、ほんの少しずつでもいいので、今回紹介した方法を試して下さい。
この冬も健康に乗り切るために、一緒に頑張りましょう!