今年ももうそろそろです、夏休み=お盆休み!
今年のお盆休みは土日が重なってしまい、8月13日(木)~8月16日(日)のなんとたった4日間。
悲しいかぎりです・・・。
そんなお盆、あなたはどう過ごしますか?
遊びまくる!という方もいるかもしれませんが、きちんとお墓参りをしたり、迎え火・送り火・お盆飾りをしたりと、昔からのしきたりを続けている方もいるでしょう。
今回はもう一度おさらいしておきたいお墓参りやお供え物の意味・作法・マナーを紹介したいと思います。
目次
お盆って何?
まず最初に気になるのは「お盆」とは一体なにか?という事。
知っている方の方が多いでしょうが、おさらいです。
盆・お盆とは祖先の霊を供養する行事です。
お盆の期間・お盆の時期には祖先の霊が子孫や家族の元に帰って来るとされ、盆の入りには迎え火を焚き祖先の霊をお迎えし、盆明けには送り火を焚いて送ります。
(引用:
http://www.best-manner.com/manner/sougi/bon.html)
13日の夕方に迎え火を焚いて、ご先祖様をお迎えします。そして16日の夕方に送り火を焚いて、ご先祖様にお帰り頂くのが一般的です。
また、親族が亡くなり49日が終わった最初のお盆のことは、「初盆」や「新盆」と言います。
お盆のお墓参りの作法・マナー
お盆では多くの方がお墓参りをしますが、大人が行っているやり方を真似したり、なんとなくしか作法を知らないという方も多いのではないでしょうか。
今年のお墓参りは、ぜひ作法やマナーを守ってみませんか?
きっと、ご先祖様も喜ぶはずです!
お墓参りに持っていくもの
お墓に持参するものは、お供えするお花と、キレイなタオルもしくは雑巾。タオルや雑巾はお墓を磨くときに使用します。
あとはお線香の束、ライター・マッチなど火をつける道具です。
お花は、一般的に仏花とされている「菊」を中心としたものか、あるいは生前に故人が好きだった花でもいいでしょう。
(引用:
http://happism.cyzowoman.com/2013/08/post_2871.html)
菊はお墓参りの定番のお花ですが、やっぱりご先祖様が好きなものを持っていくというのは、良いことなんですね。
その他に、数珠、掃除用の手桶やバケツ、柄杓、ゴミ袋、花の整える花バサミなどですね。
また、ご先祖様や故人が好きなお菓子や果物、飲み物をお供え物として持っていっても大丈夫です。
もちろんお酒も良いですが、墓石にかけるのはやめましょう!墓石が傷んでしまいます。
お墓参りの手順
・手桶に水を汲みお墓所に参ります
・合掌して礼拝してから墓地の掃除を始めます
・掃除を終了
・花立ての水を入れ替えます
・花ばさみで、高さなどをを整えて生花をお飾りします
・半紙を敷き、その上に、お供物の菓子や飲み物をお供えします
(引用:
http://obonnohakamairi.seesaa.net/article/123003656.html)
お墓参りで一番最初にすることは、お墓のお掃除。
伸びすぎた雑草を抜いたり、ゴミを拾ったりします。お墓を綺麗にすることはご先祖様にとって嬉しいことです。
また、タオルや雑巾などでお墓を拭く方もいますが、墓石に水をかける方もいます。
これは、流派によって違うようです。
お墓が綺麗になり、お花やお供え物も置いたあとは、お線香の束に火をつけます。
そして数珠を手にかけ、手を合わせ、合掌しましょう。
ご先祖様に何を伝えるの?
これはもちろん人によって様々でしょうが、昨年から1年間の報告や、ご先祖様への感謝の気持ちを伝えたり、ご冥福を祈りましょう。
お供え物は、食べましょう
食べものや飲み物をお供えした場合は、お参りが終わったあとは持ち帰り頂きましょう。
食べ物や飲み物を置きっぱなしにして、動物などに食い散らかされせっかくのお墓が汚れてしまったり、腐らせてしまうのは勿体無いことです。
日本には、昔から同食信仰という習慣があり、
神さま(祖霊)にお供えした食べ物には、
いい波動があるというように考えられて来たんだとか。
その考えから、感謝の気持ちや喜びを分かち合うように、
お供えしている物も分かち合う気持ちで、
みんなで美味しく頂いていいそうです。
(引用:
http://yakudatta.com/archives/3287.html)
食べ物を粗末にしちゃいけない!ということは仏教の教えですね。
お供え物にはどんな意味があるの?
お供え物の基本は「五供(ごく)」とよばれる、
- 香
- 明かり
- 花
- 水
- 食べ物
の5つが基本となります。
実は、「香」つまり、お線香の香りもお供え物のひとつなんですね。
この香は、悟りへの世界を開く為に供えるものだと言われています。
また、明かりは、ご先祖様や故人をお導きする提灯(ちょうちん)のこと。
色々と意味があるんですね。
ちなみに、食べ物は特に指定はないですが、ご先祖様がすぐに食べられるよう、果物なら皮をむいたり、お菓子は袋から出したりしましょう。
さいごに
ここまでおさらいしてきて、お盆はご先祖様を大事にする姿勢ということがすごくわかりましたね!
ご先祖様がいなければ、私もあなたも今ここには居なかった・・・ので、ぜひ今年はしっかりとお参りしてみて下さい。