朝気持ち良く目覚めたのに、なんだか嫌なニオイがする…
どこから臭うのかと思ったら、なんと自分の息ではありませんか!!
こんなんでは、せっかくの爽やかな目覚めも台無しですよね。
テンションの下がる朝の口臭の原因を対策を知って、毎日爽やかに目覚めていけるようにしましょう!
目次
朝の口臭の原因とは?
口臭は、7~8割もの人が気にしているものと言われています。
自分の口臭はもちろん、他人の口臭だって8割近くの人が「気になる」と考えているものなんですよ。
そんな口臭には主に3種類あり、「飲食物による口臭」「病気による口臭」「生理的な口臭」となっています。
飲食物による口臭は、ニンニクやタバコなどの口にしたもののニオイが口臭となって現れるものです。
病気による口臭の場合は、呼吸器系の病気や内臓系の病気を患っていると現れやすいとされています。
そして生理的な口臭は、体内から自然と発する人間全員に共通するものなのです。
朝の口臭の場合は、主に生理的な口臭が原因となっています。
生理的な口臭は何故起こる?
生理的な口臭は、何もしていなくても自然と発生してしまうニオイです。
その口臭は、細菌に大きく関係しているのです。
私たちの口の中には、何億もの数の細菌がいます。
これらの細菌は、新陳代謝によって不要となった口の中の物質を分解してくれる働きをしています。
例えば粘膜上皮や血球成分などの不要物を分解すると、口臭の原因となる成分が発生するのです。
こうして発生した口臭の原因物質は、硫化水素やメチルメルカプタン、ジメチルサルファイドといった成分が含まれています。
これらの物質は、生ごみの様なニオイや魚や卵、野菜が腐った様なニオイと表現されるニオイを発する物質です。
だからこそ、生理的な口臭は多くの人が気になるものとなっている訳ですね。
朝の口臭の原因は?
朝起き抜けの口臭が気になるのには、寝ている時間に原因があります。
起き抜けの口臭は「モーニングブレス」なんて呼ばれ方もする、多くの人が気になるものと言われています。
実は朝は、一日のうちで一番口臭が強くなる時間帯とされているんですよ。
次いで食事の前が、口臭が強くなるタイミングとされています。
起き抜けは、寝ている間に唾液の分泌が少なくなる事が口臭に大きく関係しています。
起きている間は、唾液によって口内の物質の多くが体内へと送り込まれていきます。
しかし唾液が少なくなる睡眠中は、口内で発生した物質は口内にそのまま残ってしまうのです。
また唾液の分泌が少なくなる事で、ニオイの原因となる細菌はどんどん増殖してしまいます。
そのため、起き抜けは一番口臭が強くなっているという訳なのです。
舌も口臭の原因の1つ
舌の粘膜にある細菌や汚れが増える事も朝の口臭の大きな原因です。
舌の上はざらざらとしているため、最近や汚れが非常に付着しやすくなっています。
こうした細菌や汚れが、唾液の分泌が減る事も後押しして舌の上でかたまりとなってしまいます。
これこそ、朝の口臭の原因となる物質なのです。
ちなみに口臭は「ニオイ」が気になる人が多いですが、起き抜けは口の中がネバネバしていたりする場合もありますよね。
基本的には、これも同じ細菌が原因で発生しているんですよ。
口呼吸も口臭の原因になる?
鼻が詰まっていると、どうしても口呼吸になってしまいますよね。
口呼吸をすると、口の中がとても乾燥した状態になってしまいます。
冬場などで空気が乾燥して寒い時期は、特に口呼吸をすると口内も更に乾燥してしまう事になります。
口臭の原因となる細菌は、乾燥した環境で非常に活発に増殖するものです。
そのため口内を乾燥させてしまう口呼吸は、口臭を強くしてしまう原因となるのです。
重曹で予防は可能?
料理でもお掃除でも、様々な場面で大活躍する重曹。
実は、重曹は口臭の予防にも活用できる優れものなんですよ。
500mlの水に小さじ1の重曹を入れ、それで口の中をすすぐのです。
たったこれだけの事ですが、口の中がアルカリ性になり細菌を効率的に減らす事ができます。
口内細菌は、酸性になればなるほど増殖するものと言われています。
そのため重曹水ですすぐ事で口の中がアルカリ性になれば、細菌の増殖を抑える事ができる訳です。
重曹水で口をすすぐ場合には、必ず食用の重曹を使用しましょう。
様々なシーンで使える重曹は、食用の他にも掃除用など様々なものが売られています。
重曹水は口の中に入れるものなので、食用以外を使う事はおすすめできません。
また、1日に3回程度を目安にすすいでいきましょう。
朝の口臭に一番効果的なのは、寝る前です。
そして寝起きにもすすぐと、効果も高そうですね。
朝の口臭を防ぐ対策5選!
朝の口臭を防ぐためには、ぜひ下記5つの方法を試してみましょう!
1.寝る前の歯磨き
寝る前には、必ず歯磨きをしましょう。
寝ている間には、唾液の分泌が減る事でどうしても細菌が増殖してしまいます。
そこで寝る前に歯磨きをすると、寝起きの細菌が最低限しか増殖しない様にできるのです。
ポイントは、寝る直前のタイミングです。
寝る前に口の中の細菌を綺麗さっぱり除去しておけば、朝起きた時も細菌の増殖は少なくて済むのです。
2.舌を綺麗にしておく
舌の上は、非常に口臭の元が残りやすい部分です。
そこで、歯磨きと共に舌を綺麗にしておく事も大切なんですよ。
舌の上が白くなっている場合は、口臭も強くなりがちです。
この白いものはプラークと呼ばれ、細菌や汚れのかたまりなのです。
だからこそ、しっかりと除去して綺麗にしておくべきなんですよ。
舌ブラシや柔らかめの歯ブラシを使って、舌を磨いていきましょう。
3.ストレスを減らす
朝の口臭もそうですが、生理的な口臭はストレスが溜まっていると強くなりがちです。
そこで、ストレスをなるべく減らしていく様に心がけていきましょう。
しかしストレスを受けずに生活していく事は、不可能に近い事と言えます。
そのため、ストレスを上手に発散していく事の方が大切です。
ストレスは、ちょっとした工夫で減らしていく事が可能です。
例えば入浴やアロマ、映画鑑賞など、身近なものですぐに実行できる方法も多いのです。
毎日、こまめにストレス発散できる自分なりの方法を見つけていきましょう。
4.十分な睡眠を取る
ストレスを溜めている時と同様に、疲れている時も口臭は強くなってしまいます。
そこで、心身をしっかり休める事も忘れないでおきましょう。
一番は、良質な睡眠をしっかりと取る事です。
睡眠を取る事で、体の細胞は修復されて心も癒されていきます。
睡眠不足になると、心身ともに疲れた状態が続き口臭も強い状態となってしまうのです。
5.規則正しい生活習慣
規則正しい生活習慣を送る事で、体はリズムを覚えて細菌も必要以上に繁殖しなくなります。
早寝早起き、そして食事の時間や歯磨きの時間など、なるべく一定の時間を決めていきましょう。
これは、体を健康にする事にも繋がります。
ストレスを溜めにくいというメリットもあるので、ぜひ実践していきたいポイントですね。
これで万全!朝を気持ちよく迎える秘訣
口臭対策をしたら、後は朝起きてからの行動に気を付けていけば完璧です。
細菌は、どうしても就寝中に増えてしまうものです。
そのため、どんなに対策をしても口臭を完全には防ぎきれない事も多くなっています。
そんな時こそ、朝起きてからの対策も実行していきましょう。
1.起きたらすぐに歯磨き!
朝起きたら、まず何よりも先に歯磨きをしましょう。
「何も食べていないんだから歯磨きは必要ない!」と思っている人も多いですが、口の中には寝ている間に溜まった細菌がいっぱいです。
これらを綺麗にするには、歯磨きをする事が一番効果的なのです。
どうしても時間がない場合は、うがいをするだけでも有効ですよ。
その際、重曹水を使用するとさらに効果的ですね。
忙しい朝のために、夜のうちに重曹水を作っておいても良さそうですね。
2.朝食はしっかり食べる!
朝は忙しいからいつも朝食を食べない!という人も多くなっています。
しかし朝食を食べないと、免疫が落ちてしまうと言われているんですよ。
免疫が落ちれば、それだけ細菌は増殖しやすくなってしまいます。
たかが朝食と思うかもしれませんが、健康を維持する上では欠かせない要素なのです。
朝食を作る時間がない人は、前日の夜のうちに用意しておくのも良いですよ。
3.朝陽をしっかり浴びる
朝陽には、体をリフレッシュさせる要素がたくさん詰まっています。
朝陽をしっかり浴びる事で、セロトニンと呼ばれる幸せを感じるホルモンが分泌されるのです。
これによって、気持ちよく目を覚ます事ができるのですね。
その上、セロトニンはストレスを軽減してくれる効果もあります。
気持ち良い一日を始めるためには、朝陽を浴びて幸せを感じる事が一番なのです。
これは、ストレスを減らして口臭そのものを軽減する事にも繋がってくるんですよ。
まとめ
朝の口臭は、本当にテンションが下がるものです。
自分の息って、気にし出すとどこまでも気になるものですよね。
しかし寝ている間には、できる対策も非常に限られてきます。
そんな寝ている間だからこそ強まってしまう、口臭。
それを予防するカギは、寝る前の対策が大きなポイントとなってきます。
寝る前にできる限り口の中を清潔にしておく事こそ、朝の口臭を軽減するコツなのです。
そして、朝起きたら口の中を綺麗にする事を忘れてはいけません。
例え口臭がなくなったとしても、寝ている間は少なからず細菌が増殖しています。
これを放置していれば、口臭はどんどんと悪化してしまう事になるのです。
日々ちょっとした工夫を忘れずに積み上げていく事が、口臭予防に繋がってくるのですね。
口臭をしっかりと予防して、ぜひ快適な目覚めを手に入れていきましょう!