家の蟻対策はアロマや酢?重曹や輪ゴムも?赤ちゃんにも安全な方法


これからの時期、どうしても増えてくるのが「蟻」ですね。
特に今は外来種である「ヒアリ」の日本上陸が大変ニュースになっており、その対策も個々で考えていかなければならなくなっています。
小さくても決してあなどる事はできない、蟻。
そんな蟻の対策方法を、ヒアリ対策も含めてご紹介していきます!

目次

  1. 蟻の種類と特徴
  2. 家の蟻対策はアロマや酢?重曹や輪ゴムも?
  3. 赤ちゃんにも安全な蟻対策方法とは
  4. ヒアリ対策はどうする?!
  5. まとめ

蟻の種類と特徴

蟻と一口に言っても、その種類は一つではありません。
無害な蟻もいれば、ヒアリの様に大変厄介な蟻もいるんです。
まずは、そんな蟻の特徴から見てみましょう。

蟻の特徴

蟻は、女王蟻を中心としてコロニーを作る昆虫です。
春から初夏にかけて卵をどんどんと産み続け、みるみるうちに増えていくのが特徴です。
また普段私たちが目にする蟻は、蟻全体の約3%足らずとも言われているんですよ。
残りの蟻の約97%は、巣の中で活動しているんです。
その種類も豊富で、ヒアリを含めた外来種も日本には多く生息しています。

蟻の種類

日本には、現在なんと270種類近くの蟻が生息しているとされています。
世界中で合計してみるとその種類は1万種類にも及び、その特徴もそれぞれで全く違うんですよ。
中には、他の蟻やムカデを食べる蟻も存在するんです。
そんな蟻の中でも、日本に多く生息しているものを5種類見てみましょう。

1.クロオオアリ

日本に生息している蟻の中では最大級で、大きさは約1cm程にもなります。
大きな黒い蟻は、大抵クロオオアリと思って良いかもしれません。
また同じ様な見た目でちょっと小さ目の蟻は、クロヤマアリと呼ばれています。

2.ムネアカオオアリ

こちらもクロオオアリと並んで、体の大きな蟻の一種です。
体の胸の部分が赤くなっているのが特徴で、主に山の中で生息しています。

3.トビイロケアリ

体長は3mmと大変小さなトビイロケアリも、日本では一般的な蟻の一種です。
この蟻は一つのコロニーの個体数が大変多いのが特徴で、なんと数万匹にもなると言われているんですよ。

4.ヤマトシロアリ

ほぼ日本全土に生息しているヤマトシロアリは、体長5mm程度の蟻です。
暑さに弱く、多湿な環境を好む蟻とされています。

5.イエシロアリ

シロアリの中でも、コンクリートにまで害を及ぼすとされているのがイエシロアリです。
寒さに弱い特徴がありますが、一つのコロニーにおける個体数は100万匹にもなる場合もあるんですよ。
そのため人間の家に住みついてしまった場合には、大きな被害を出してしまう事もあるのです。

羽アリと普通のアリの違いは?

蟻って、羽があって飛ぶ蟻と羽がなくて飛ばない蟻がいますよね。
実はこれ、コロニーの中の役割によって違っているんです。
蟻には人間の男女の様な種別が3種類あり、雄・雌・ハタラキ蟻となっています。
この中の雄と雌の蟻だけが羽を持っていて、飛ぶ事ができるんですよ。

害のある蟻とは?!

クロアリは基本的に、こちらから攻撃しないと害はないと言われています。
ただし何かの拍子に噛みついてくる事もあるので、一概に害がないとは言い切れません。
それに対してシロアリは、家の木材を食べてしまう等の害虫として知られていますよね。

蟻は、食べ物を求めてどんな小さな隙間からでも簡単に家の中へ侵入してきてしまいます。
そのため例え家の中であっても、蟻を完全に防ぐのは難しいのです。

そんな害虫としての蟻の他にも、一部にはヒアリの様に毒を持つ危険な蟻も存在するんです。
こうした蟻の種類を外見だけで見分ける事は大変難しいため、蟻を見付けたらむやみに手を出さない方が良いのかもしれません。
ちょっとでも危険だと感じたら、専門の駆除業者に連絡をして対処してもらった方が良いでしょう。

家の蟻対策はアロマや酢?重曹や輪ゴムも?

外にいる蟻はどうする事もできませんが、家の中に入ってきてしまった蟻はなんとかして排除したいものですよね。
そこで家の中での蟻対策に有効な方法を、5つご紹介します!

1.殺虫剤を使う

蟻対策と言えば、市販されている殺虫剤を使う人が多いですよね。
蟻に有効な成分がしっかりと入っているので、家の中の蟻対策としても不動の人気を誇っています。
効果も絶大なので、一刻も早く蟻をなんとかしたい!という人にはおすすめですよ。

2.アロマを使う

蟻は、ハッカやペパーミント、ラベンダー、ユーカリ等の香りを嫌います。
そのためアロマでこれらの香りを焚いたりスプレーして、蟻を寄せ付けないという方法も有効なんですよ。
アロマならば人間にはリラックス効果があるので、一石二鳥ですね。

3.酢を使う

水と酢を1対1で混ぜてスプレーするだけでも、効果的です。
蟻は酢のニオイが苦手なので、寄り付かなくなるんですよ。

4.重曹を使う

重曹は、蟻にとっては毒となります。
そのため粉砂糖と重曹を混ぜたものを蟻が出やすい場所に置いておき、巣に持ち帰らせて撃退するのです。
混ぜる比率は、重曹:粉砂糖が1~3:1が良い様ですよ。

5.輪ゴムを使う

蟻は、輪ゴムのニオイも苦手としています。
そのため、蟻の侵入口に輪ゴムを置いておくだけでも効果があるとされています。

他にもある!試してみたい蟻対策方法!

これら以外にも、レモンやライムの絞り汁やコーヒーかす、石灰等は蟻が嫌いなものとされています。
こうしたものを蟻の侵入口にまいておくのも、蟻対策としては有効です。
逆に蟻の好物である砂糖を利用して、重曹の様に蟻にとって毒となる成分を使った巣全体の撲滅作戦も効果的です。
重曹以外ではベーキングパウダーが毒成分として有効で、粉砂糖と混ぜて重曹と同様に使います。

またそもそも蟻を家に入れない事が最大の対策となるので、蟻が入れそうな隙間はしっかりと塞いでおくと良いですよ。
そして蟻のエサとなる食べ残しなどは、こまめに掃除をして蟻を寄せ付けない様にしておきましょう。

蟻対策の方法には様々ありますが、蟻の種類によっては効果がないものもある様です。
こうした対策は、色々な方法を試した上でその家にとって有効なものを探していくと良いですね。

赤ちゃんにも安全な蟻対策方法とは

様々な蟻対策がありますが、赤ちゃんやペットがいる家庭ではその対策方法も厳選しなければなりません。
殺虫剤は特に、その毒性の強さから赤ちゃんやペットがいる家庭での使用はおすすめできません。
しかし殺虫剤以外でも、注意しなければならない対策は多くあるんです。

例えばアロマの中でもユーカリは、犬には問題ありませんが猫には毒となります。
またアロマを焚く場合には、小さな赤ちゃんや子供がいる家庭では火を使用するので危険です。
そして輪ゴムも、赤ちゃんやペットが誤飲してしまう可能性があるのでリスクを伴います。
重曹やベーキングパウダーも、赤ちゃんやペットが食べてしまう可能性があるのでおすすめできませんよね。

こうして見てみると、赤ちゃんやペットがいる家庭では蟻対策にもかなりの制限がある事が分かります。
そんな場合は、酢やレモン、ライムなど人間やペットにも無害な方法を試してみると良いかもしれませんね。

ヒアリ対策はどうする?!

様々な蟻がいる中でも、ここ最近一番注目を集めているのは「ヒアリ」です。
猛毒を持つとされる外来種のヒアリは、現在日本の様々な場所でその存在が確認されています。
懸命な駆除対策が成されていますが、いつどこで自分が遭遇するか分かりませんよね。
そんなヒアリの対策は、どうしたら良いのでしょうか。

ヒアリを見付けたら近づかない!

ヒアリは全体的に赤く、猛毒の毒針を持つ大変攻撃的な蟻です。
刺されると激しい痛みや呼吸困難、酷いとアナフィラキシーショックで死に至るケースもあると言われているんですよ。
アメリカでは年間100人近くの死者が出るとも言われており、大変注意しなければならない蟻となっているんです。

もしヒアリを見付けたら、決して近づかず触らずに地域の専門部署へ連絡を入れましょう。
時には近づくだけでも人間に襲い掛かってくる程攻撃的なヒアリですから、近づかない事が一番の対策なのです。
特に好奇心旺盛な小さな子供は、十分に注意して大人が見守ってあげる事が大切ですよ。

また前項に挙げた様な一般的な蟻対策も、ヒアリには効果がない可能性も指摘されています。
それどころか、対策が効果を発揮する前に攻撃を受けてしまう場合も考えられると言われているのです。
だからこそ、ヒアリは自分で何とかしようとはせずに専門の機関に任せるべきなのです。

刺されてしまったら?!

万が一刺されてしまったら、患部を流水で洗い流して保冷剤などで冷やしていきます。
かいたり叩いてしまうと悪化してしまうため、必ず冷やす様にしましょう。
その上で20~30分は安静にし、もし容態が急変してしまったらすぐに病院へ行く様にすると良いとされているんですよ。
ヒアリはまだ日本に来たばかりですが、決して油断できない危険な蟻です。
大人も子供もしっかりとヒアリの事を知って、被害を受けない様にしていきたいですね!

まとめ

小さい子供は、蟻を追いかけるのが好きだったりしますよね。
しかし、決して侮ってはいけない存在です。
噛まれると痛みを伴う他、ヒアリの様に毒を持っている蟻だっているんです。
そして家に侵入するシロアリは、家の大事な骨組みを弱らせてしまう事も多くあります。

たかが蟻、されど蟻。
小さな存在でも、その被害は多大なものです。
だからと言って、蟻の繁殖力は強大なので根絶する事はできません。
そこで、蟻に有効な対策方法をしっかりと知っておく事が大切なんですね。
特に赤ちゃんやペットがいる家庭では、その家にいる全員に安全な対策方法を見付けていかなければなりません。

そして何よりも注意しなければならないのが、ヒアリです。
できれば日本に定着せずにいてくれるのが一番ですが、万が一に備えてその知識は持っておく事が大切なんですよ。
ヒアリに関しては、これからも新しい情報が多く出てくる事でしょう。
そんな情報にもしっかりとアンテナを張り、万全な対策を取っていきたいですね!

Copyright© korean-style , 2025 All Rights Reserved.