冬の日差しが変化して少しずつ春の訪れを感じてくると、すがすがしい気分とは裏腹に鼻がムズムズしたり、目がかゆくなったりと不自由な生活にならざるをえない方もありますよね。お住まいの地域によっては、PM2.5も花粉と一緒にとんできてしまい、春の健康状態がボロボロになることもあると思います。
そんな花粉アレルギー症状に悩まされる方に、花粉症の情報と、症状を緩和する対策方法などを、まとめてご紹介していきます。
目次
花粉アレルギーを引き起こす原因植物と症状と時期は?
花粉アレルギーの症状は、花粉が粘膜につくことでアレルギー反応を起こして皮膚の炎症をひき起こしまうものです。日本の花粉アレルギーで有名なのは「スギ」ですが、他にはヒノキ、シラカンバ、イネ科、ブタクサ、よもぎ、カナムグラなどが、花粉アレルギーを起こす原因物質になります。
それぞれ季節によって、花粉が飛び散る時期がちがいますから、「風邪もひいていないのに、くしゃみや鼻水、目のかゆみがある」という時は、要注意です。
アレルギーで多い症状は?
アレルギーは呼吸器症状がとても多いので、風邪だとまちがってしまうこともありますよね。アレルギー症状で多い症状は、下記です。
- 鼻づまりや鼻水、鼻のかゆみ
- 口だけで呼吸する
- 喉や唇、口の粘膜のかゆみ
- 目のかゆみや赤く充血、まぶたが腫れる
- くしゃみ、口や気道の腫れ
これらの症状は風邪でもおこりますが、風邪とどこが違うのかといえば、「熱があるかどうか」です。上記の症状と一緒に38~39度の熱が出ている場合は、風邪にかかっている可能性が高いです。その場合は、呼吸器内科、耳鼻咽喉科で診てもらいましょう。
植物ごとの花粉が飛散する時期
花粉症のアレルギーが注目されるのは主に春先です。でも細かくいえば、年中花粉は飛んでいます。飛んでいる花粉の種類は南北でも当然ちがいます。
スギ
「スギ」は2~5月がピークで夏を除いて年中飛んでいて、11~12月でも少量飛ぶ時期もあるようです。
ヒノキ
「ヒノキ」は3~5月が花粉の飛散のピークなります。
シラカンバ
「シラカンバ」は、白樺の木がある東北から北の地方でしかなく、4~6月に花粉が飛散します。
イネ科
「イネ科」は年中飛散する可能性がありますが、最も多いのが5~6月です。
ブタクサ
「ブタクサ」の花粉が飛散する量が高いのは、関東より北の地域で多く、時期は初秋に多いです。
よもぎ
「よもぎ」は、8~10月の間に一番多く、「ブタクサ」「カナムグラ」も同様な時期に花粉が多くみられます。
近年では、夏の気温がだんだん高温化しているので、花粉の生産量が非常に高くなっていますから、シーズンに入る前からの対策が必要になっていきます。自分でできる対策で一番大切なのは、アレルギー原因物質がいつ飛散するかを把握しておくことです。
毎日チェックしたい!花粉アレルギーの時期と飛散量の調べ方
花粉症アレルギーを緩和するには、対策がとっても大切ですよね。「でも急に花粉症になってどんな対策をしていいいのかわからない」「毎年苦しんでいるから、今年こそは緩和したい」という方は、とりあえずシーズンになったらしておきたいのが、毎日の花粉状況を把握すること。
最近では、今年の飛散状況を各都道府県に分けて詳細に教えてくれ、事前にどれだけの対策をしておくとよいのかわかります。
気象庁のHPは、花粉飛散状況がひと目で把握できる!
気象庁が調査してまとめた公式ホームページは、ツイッターフォロワー数が230万人以上にも及び、全国の花粉飛散状況が一目でわかるようになっています。同じ画面にはPM2.5の飛散量も把握できるようになっていて、一度に多くの正確な情報を得ることができ、忙しい方でも一度検索するだけで、その日の情報が得られます。
より詳しく知りたい人には「環境省花粉観測システム」もおすすめ!
もっと詳しい状況が知りたい時には、「環境省花粉観測システム」もおすすめです。こちらは30分毎に情報が更新されていて、花粉の量と風向きや風速まで目で見て一度にわかるので、今後の花粉の飛散状況も予測もできます。
>>『環境省花粉観測システム(愛称:はなこさん)』公式ホームページはこちら
花粉アレルギー対策は何をしたらいいの?
花粉アレルギー対策で一番大切なのは、アレルギーの原因になる物質を体内にいれないことです。花粉はとても小さな微粒子で、スギは20μmから40μm、ヒノキは、30μmから40μm程度の大きさです。
小さな花粉が身体の中に入って、アレルギーを起こさないためには、下記のような対策が重要です。
- シーズン中はできるだけ外出を控える
- 洗濯物を外に干さない
- シーズン中は窓を閉めて、帰宅時は玄関先で花粉を落としてはいる
- 対策メガネやマスクをする
- 拭き掃除でたまった花粉を取り除く
- 喉と鼻のうがいを欠かさない
そして、これだけ気を付けていても、普段の生活が乱れると、免疫機能が低くなりアレルギーを起こしやすくなるので、要注意です。
アレルギーを引き起こしやすくする悪い生活習慣をやめよう
普段の生活の中にも、花粉アレルギーを引き起こしやすくする習慣があります。
特に、以下の3つには、注意が必要です。
喫煙
アレルギー症状が起きている時に喫煙するのは、粘膜を傷つけて更に悪化する可能性があるので、やめるようにしたいもの。タバコの煙は健常人でも刺激が強く、煙が鼻の粘膜を直接刺激して、鼻づまりを悪化させてしまう原因になります。
アルコールの過剰摂取
アルコールの過剰摂取も気をつけたいです。アルコールを多く摂取すると、血管が拡張してかゆみや炎症が増してしまいます。いったんかゆくて掻いてしまうと、かゆみの原因物質である「ヒスタミン」がどんどん増え、かゆみのサイクルから抜け出せなくなってしまいます。ですから目のかゆみが生じた時は、手で掻いたりせず、目薬でかゆみを抑えるようにしましょう。
睡眠不足
睡眠は免疫機能など、心身の重要な機能を高める役割があります。睡眠不足はアレルギーには大敵です。
毎日不規則で、寝る前までスマホや、PC画面を見ている人は、ブルーライトの影響で睡眠の質が落ちてしまうのを防ぐため、寝る2時間前までにはブルーライトに当たらないようにすることが大切です。
注目の花粉アレルギー対策グッズ
マスクとメガネで花粉を予防する方がほとんどですが、それ以外にも使いやすくて便利な花粉症対策グッズが多数発売されています。ではここで、今話題の花粉アレルギー対策グッズをご紹介しましょう。
アレルシャット 花粉イオンでブロック 160回分
花粉症予防対策グッズの一番のネックが、続けられず挫折しそうになること。この「アレルシャット」なら、バッグに忍ばせて、いつでも気軽に顔に噴射できるため、継続して使いやすいというのが最大のメリットです。
鼻全体に噴射するだけで、花粉症を予防できる優れものです。陽イオンポリマーが、塗布した顔の全体を包み込み、プラスの静電界をおこすことで、花粉を寄せ付けず反発させるという仕組み。ヒアルロン酸を含んだ化粧水感覚の、花粉症予防グッズです。お化粧した後でも手軽に使えるので、マスクが嫌いな女性にも安心して使えます。
目に直接噴射はできませんが、間接的にわずかな液体がかかるのか、目にも効果があったと大変好評です。
「アレルシャット 花粉イオンでブロック 160回分」の口コミ
使ってみて効果を感じます。ほぼ1年中花粉症でアレルギー薬を飲んでいます。今年は顔や鼻の痒みがひどくて困っていたところ、こちらの商品を見つけ半信半疑で購入しました。最初は使っていてもあまり変化がないように思えたのですが、何回か使い忘れて出かけた日があり、必ず顔の痒みが酷く出ていたので、花粉の吸着を防ぐ効果が出ているように思います。(りんご)
引用:
https://www.amazon.co.jp/productreviews/B009Z8R9J8/ref=cm_cr_arp_d_paging_btm_2?ie=UTF8&reviewerType=all_reviews&showViewpoints=1&sortBy=recent&pageNumber=2
家族4人、全員花粉症です。小学生の長男が一番症状がひどいのですが、その子が「これ、いい!」と絶賛。目がかゆくなりにくいそうです。杉が終わり、ヒノキの季節も愛用しています。長男の次に症状がひどい主人も、「スプレーしないよりする方が確実に楽。」と言っています。花粉症だけどたまに市販の薬を飲む程度の私は、それほど効果を感じませんでした。一番軽症の二男も効いているのかいないのかわからず。症状の重い人ほど、効き目を感じやすいのかもしれませんね。長男のために、来年も購入すると思います。(Amazonカスタマー)
引用:
https://www.amazon.co.jp/product-reviews/B009Z8R9J8/ref=cm_cr_getr_d_paging_btm_3?ie=UTF8&reviewerType=all_reviews&showViewpoints=1&sortBy=recent&pageNumber=3
効果が非常に高かったという方と、それほど感じなかったという方とそれぞれですが、自分に効果があるのかは試してみないとわかりませんよね。毎日簡単に花粉症を予防したい、マスクが煩わしいという方は、是非一度試してみてください。
ノーズマスクピットR 14個入
接客業や、どうしても顔をだしてお仕事しなくてはならない花粉アレルギーの方には、『ノーズマスクピットR 14個入』おすすめです。顔全体が隠れてしまうようなマスクではなく、鼻に直接挿入して花粉の侵入を防ぐという、ピンポイントな対策グッズです。
「ノーズマスクピットR」の口コミ
思った以上に違和感もなく装着できました。
唯一露出する繋ぎのひもも意外と他人からは、目立たないようで
自分から言わない限り気づかれませんでした。(delta)
引用:
https://www.amazon.co.jp/product-reviews/B001KBYPGI/ref=cm_cr_dp_see_all_btm?ie=UTF8&reviewerType=all_reviews&showViewpoints=1&sortBy=recent
これを付けたおかげで、今年は全く鼻水が出てません。くしゃみもなし。
これは素晴らしい発明ですね。
鼻の感覚の違和感は最初の数時間だけで、慣れれば大丈夫です。
寝てる時も付けたままですが呼吸に問題なし。
花粉症が発症してない状態で付けるべし。
見た目の違和感もなし。
フィルタのまえの部分が黒なので、鼻に何かをつめてるのがめだちません。
これ、結構重要なところで、以前白の奴を使ってたら、鼻につめてるのが結構目立ちました。
商品自体は素晴らしいです。使用者が正しく使えるかどうか次第です(Flying_V)引用:
https://www.amazon.co.jp/product-reviews/B001KBYPGI/ref=cm_cr_getr_d_paging_btm_3?ie=UTF8&reviewerType=all_reviews&showViewpoints=1&sortBy=recent&pageNumber=3
鼻に入れ込むタイプなので、入れ方がうまくいっていないと、逆にくしゃみが出る原因になりますが、うまく挿入できて、サイズもぴったりの方は、マスクをしなくても症状がでなかったようです。人前に出る時や、どうしてもマスクが出来ない時にはとても便利ですね。
まとめ
花粉アレルギーについて、症状や原因、花粉が飛び交う時期、アレルギー対策グッズまでをご紹介してきました。
一度花粉症の症状がでてしまうと、毎年症状が繰り返し起こってしまうのが、アレルギーの怖いところ。自分のアレルギーの原因植物は何があるのか?どの程度のアレルギーなのかを、内科や耳鼻咽喉科にいって検査してもらい、把握しておくことも大事ですね。
アレルギー検査は一度おこなっておくと、「もうしなくてもいい」、「結果は変わらない」ということはありませんので、環境が変わったり、調子が悪かったりした場合は、再度検査を行うこともあります。花粉症対策グッズは、花粉症の症状を緩和する程度のものですから、本格的にアレルギー症状を抑えたい時は、必ず病院に行って診てもらってください。