女性の永遠のテーマと言っても過言ではないのが、「美しい体型」ではないでしょうか。
美しく作り上げられた体型は、洋服を綺麗に見せるだけでなく周囲の人をも魅了します。
しかしこの美しい体型、決して簡単に手に入るものではないんですよね。
だからこそ永遠のテーマともされる訳ですが、今回はそんな「美しい体型作りと体型維持」をテーマにしたいと思います!
目次
何故太ってしまうの?!
女性の大敵である、「脂肪」。
体型が崩れて太るという事は、つまり余分な脂肪が体についてしまっているからという事になります。
そもそも人間は、食べ物を食べる事で必要な栄養素を摂取します。
体内へ入った食べ物は、食道や胃等を介して様々なエネルギーへと変換されていきます。
そして必要な分だけ、エネルギーとして変換されて活動するのに使用されていく事になります。
不必要なものは、エネルギーには変換されずに体外へと排出されていく事になります。
しかし脂肪の元となる「脂質」は、エネルギーとして使われなかった分を体内に貯蓄していく仕組みになっているんです。
つまり必要なエネルギー量を大幅に超えて脂質分を食べすぎてしまうと、それだけ多くの脂質を貯蓄してしまう事になります。
これが、余分な脂肪の正体なんです。
ちなみに、脂質を多く含む食品には次の様なものが挙げられます。
- 牛肉
- ベーコン
- 卵
- 生クリーム
- チーズ
- フライドポテト
炭水化物にも注意?!
また脂質の次に注意したいのが、「炭水化物」です。
炭水化物は脂質と並んで、「三大栄養素」とされている人間には欠かす事の出来ない栄養素です。
しかし炭水化物は消化されるスピードが速く、その分脂肪となって貯蓄されてしまうのも早いとされているのです。
また炭水化物は、血糖値を上げやすい栄養素とも言われています。
血糖値が急激に上がると、血糖値を下げるための「インスリン」というホルモンが分泌される様になります。
インスリンは多く分泌されればされる程、脂肪として貯蓄される量が増えるとされているんですよ。
食事の際には必ず分泌されるインスリンですが、その量が多すぎると脂肪を溜めやすいと言えるのです。
炭水化物の多い食材も、いくつか見ておきましょう。
- お米
- パン
- パスタ
- じゃがいも
- とうもろこし
- かぼちゃ
但しこれらの食材をなるべく少なくすれば、太らないという訳ではありません。
脂質も炭水化物も、三大栄養素として適量をしっかりと摂取していかなかればならない栄養素なのです。
そこで摂取した分をエネルギーとして消費する事ができれば、脂肪を蓄えなくて済むという事になるんです。
体型を維持する方法は運動やカロリー?
前項でご紹介しました様に余分な脂肪を貯蓄させずに消費する事ができれば、太る事はなく体型は維持できる事になります。
ここでポイントとなるのが、「カロリー」です。
カロリーとは、エネルギーを表示する単位として使用されています。
1kcalは、1リットルの水を1度上げるのに必要なエネルギーと定義されています。
つまり200kcalの食事をしたら、200kcal分の運動が可能になると言う事になります。
但しそのエネルギーが運動で消費されずに残ってしまった場合には、体内の余分な脂肪として貯蓄される事になるのです。
カロリーを消費するには?
脂肪1gを消費するには、7.2kcalの運動が必要と言われています。
仮に1kg体重を落としたい場合には、7200kcalが必要と言う事になりますね。
これだけのエネルギーを消費するには、やはり一番効果的なのが「運動」です。
しかし7200kcalは、とても一日の運動で消費できるエネルギー量ではありません。
そこで30日で7200kcalを消費する様に、計算してみましょう。
すると、一日当たり240kcalのエネルギーを消費していけば良い事になりますね。
この240kcalのエネルギーを消費するにはウォーキングならば40~60分、ジョギングならば20~30分かかるとされています。
ちなみに240kcal分の食事の目安は、どら焼きでたった一個分なんですよ。
カロリーを摂取するのは非常に簡単でも、消費するのはそう簡単ではないのです。
カロリーと運動のバランスが大事!
成人の標準的な一日の理想摂取カロリーは、1日当たり1800~2200kcalとされています。
これは大変多いカロリー量にも見えますが、実は私たちは最低限の日常生活でも1000kcalは自然と消費してしまうと言われているんです。
最低限の生活とは一日何もしないで過ごすという事なので、仕事をしていればその分消費カロリーは劇的に増える事になります。
例えば1時間電車で立ったまま通勤した場合には、それだけで約90~130kcalを消費する事になります。
ちなみに基本的な家事をするだけでも、一日で約700~1000kcalも消費する事になると言われています。
つまり理想摂取カロリーを消費するのは、基本的な日常生活を送っていれば難しくないという事になりますね。
こうして摂取したカロリーと消費エネルギーの大差がなければ、脂肪が蓄積される心配はありません。
毎日カロリーとエネルギーのバランスが取れていれば、体型を維持する事は難しくないと言えるのです。
また私たちは日常生活を送る上で、歩く、座る、寝る等様々な運動をしている事になります。
健康的に運動する事はもちろん良い事ですが、積極的に運動をしていないつもりでも実は運動をしながら日々生活している事になるんですね。
ダイエットにもなる、体型維持のコツ3選!
体型維持は、カロリーと消費エネルギーのバランスがとても重要なポイントでした。
実はこれを含めて、日常生活の中ですぐに実践できる体型維持のコツがあるんですよ。
体型維持には様々な方法が日々どんどん出てきていますが、今回はその中からダイエットにもなるおすすめの方法を3つご紹介します。
1.バランスが良くカロリーが高すぎない食生活
まずは、栄養バランスが良くカロリー摂取量が適度な食事を心がける事がとても大切なポイントです。
私たちの体は様々な栄養素をバランス良く摂取する事で、健康が保たれる様にできています。
そのため栄養素が偏りすぎる食事を繰り返していると、太りやすい体質になってしまう事もあるんですよ。
また1日3食を、しっかりと食べる事も重要です。
食事を1回抜いてしまうと、体は次に食事が来るまでの間隔が分からなくなってしまいます。
そのためまた食事がなくても過ごせるように、必要以上に脂肪を貯め込む様になるんです。
だからこそバランスが良くてカロリーにも気を遣った食事を、なるべく同じ時間帯に1日3食欠かさず食べる事が大切なのです。
2.なるべく規則正しい生活リズムを心がける
体は、それぞれ個人の生活リズムに合わせてエネルギー量などを適応させていきます。
そのため毎日規則正しい生活リズムを心がけるだけでも、体型を維持させるのに大きく影響するんですよ。
特に夜寝る時間が不規則だと、体はリズムを失いやすくなってしまいます。
こうしてリズムを失ってしまうと、体は必要なエネルギー量が分からなくなってしまい必要以上に脂肪を蓄える様になるのです。
3.綺麗な姿勢を意識する
背筋をすっと伸ばして正しい姿勢をするのって、実は簡単な事ではありません。
体の様々な個所の筋肉を駆使しなければ、綺麗な姿勢をキープする事はできないんです。
だからこそ綺麗な姿勢を意識してキープする事は、体型維持にもダイエットにもなるんですよ。
また綺麗な歩き方やイスに座っている時の綺麗な姿勢も意識できると、かなりのカロリー消費を見込む事ができます。
姿勢が良いと体型はより美しく見えるので、大変おすすめですよ!
ストレスでも太るって本当?!
実は、ストレスも体型維持の大敵と言われています。
ストレスを感じると、私たちの体は自律神経のバランスが乱れてしまいます。
するとホルモンバランスが崩れ、過食や拒食になってしまう事もあるんですよ。
またお肌の乱れが出て、多くの女性が目指す「女性らしい美しさ」からはかけ離れてしまう事もあります。
体型維持やダイエットは、女性がより美しくなるためのもののはずです。
美しくなるためにストレスを抱えてしまっては、体に逆効果を生む事も多いんです。
だからこそ体型維持やダイエットは、なるべくストレスの少ない自分に合った方法を模索していく必要があるのです。
つまり可能な限り我慢せずにリラックスした状態で、日々の生活を送るのが一番なんですね。
こういった背景もあり、毎日の生活環境やちょっとした意識でできる体型維持が一番おすすめの方法とされているんです。
まとめ
余分な脂肪が少なく引き締まった体は、女性らしく美しく見えます。
こうした美しい体型を維持するには、体内に必要以上の脂肪を蓄えない様に工夫していく事がとても大切です。
しかし脂肪は、私たちが活動する上で必要不可欠な「エネルギー」の元です。
全く摂取しなければ良いかと言えば、そういう訳にもいかないのです。
脂肪の元とされる脂質やタンパク質は三大栄養素にも入っているため、毎日適度に摂取する必要があるんです。
だからこそ、体型維持にはカロリーと運動量のバランスがとても大切となってきます。
また栄養のバランスも大切で、体に優しい食生活を心がけていく事が美しい体を作る基本となります。
そして規則正しい生活リズムや綺麗な姿勢を心がけて、なるべくストレスを抱え込まずに生活していく事もポイントです。
体型維持を目指すならば、毎日を楽しく健康的に過ごす事が一番の方法なのかもしれませんね!
「美しくなる」事を目指すのであれば、まずは「心も体も健康になる」事を目指していくのが一番の近道と言えそうです。
ダイエットには我慢が付き物!という考え方も根強いですが、是非健康的に美しい体型を手に入れて下さいね!