会った事があるはずなのに、名前を思い出せない。
勉強して覚えたはずなのに、どうしても思い出せない。
こんな経験、ありませんか?
記憶力が良くなったら、どんなに良いだろう!しかし記憶力が良いのは一部の優秀な人だけ…なんて考えは間違いです!
記憶力は、トレーニングでいくらでも向上させる事が出来ます!
今回は誰でもすぐにできる、記憶力向上の方法をご紹介していきます!
目次
記憶力向上の方法は?
世界には、驚異的な記憶力を持つ人々がいます。
一瞬で膨大な情報を覚えたり、見た風景を事細かに覚えていたり、今までの記憶が録画の様に正確であったり…
これらの記憶力は、通常では到底信じられない超能力の様にも見えますよね。
この記憶力は生まれ持った才能である場合ももちろんありますが、実は誰もがこの驚異の記憶力を手にできる可能性があると言います。
「偉人」と言われる驚異的な記憶力は、そのほとんどが鍛えられてできあがったものだと考えられているのです。
そんな素晴らしい能力があったら、日々のコミュニケーションから試験勉強に至るまでが非常にラクになりそうですよね。
私たちは何かを覚える時、何度も繰り返して口にしたり紙に書いて覚えようとする事が多いと思います。
例えば人の名前や試験勉強など、単語を覚えようとすると何度もその単語を書いたり読んだりして覚えますよね。
しかしいざその人を前にしたり試験の場となると、何故だか忘れてしまいます。
これは、文字を「文字」として覚えようとしている事が原因とされています。
記憶力向上のカギは、ずばり「文字ではなくイメージで覚える事」なのです。
現在あらゆる記憶術があり様々な方法が紹介されていますが、これらに多く共通している「イメージで覚える」という点。
今回は様々な記憶術で謳われているこの「イメージを使う」方法を、簡単に紹介しようと思います!
ある習慣を身に付ける!
私たちは小さい頃から、ノートは罫線付きのものを使用して黒の文字を綺麗に並べて使用するのが一般的となっています。
そのため「文字ではなくイメージで覚える」とは、なかなか想像しにくいですよね。
しかし、この習慣こそが記憶にしくい原因と一つとされているのです。
人間の脳は、単なる文字よりも立体的で具体的なイメージの方が記憶されやすいとされています。
そのためノートに綺麗に羅列するよりも、思うまま自由自在にたくさんの色を使用した絵で作ったノートの方が覚えやすいと言うのです。
また他人が見たら落書きにしか見えない様な、自分しか分からないノートがより効果的だと言います。
これは記憶力向上のみならず、人間の脳の活性化にも繋げられると考える学者もいます。
しかし幼い頃から罫線付きノートで慣れている私たちにとって、これを覆すのは大変な事ですよね。
まずは記憶力アップの第一歩として、「文字ではなくイメージで覚える」という習慣を付けていきましょう。
具体的な方法としては人の名前であれば、その人の顔をイメージして名前を連想させるものをイメージにプラスします。
例えば「ヤマダさん」であれば、頭が山になっていておでこに田んぼがあるイメージをするという感じです。
通常考えられないこのイメージは、奇抜であればある程忘れにくくなります。
この様に文字を文字として扱わずにイメージへと変換する習慣を付ける事で、記憶力が向上していくのです。
ゲーム感覚で出来るトレーニング
では、実際に記憶力をアップさせるトレーニングをみてみましょう。
自分の体を使う
試験勉強などでは、たくさんのものを覚える必要があります。
例えば「杭・ネジ・トンカチ・カッター」を、この順番で覚えるとします。
こんな時には、自分の体を使用すると効果的です。
「頭から杭が打たれていて、鼻にはネジが刺さっている。トンカチで喉を叩かれて、お腹の中にカッターがある」
とんでもなく、ゾッとするイメージですね。
こうしたあり得ない様な想像であればある程、脳はしっかりと記憶します。
そして体の上の方から順番に、頭・鼻・喉・お腹などを使ってイメージを連想させる事で順番も忘れにくくなると言います。
イメージする時に、その箇所を触るのも効果的な様です。
よく通る道を使う
体の代わりに、よく通る道を使用する方法もあります。
自宅から駅までの道など、歩き慣れたルートがベストです。
この場合には道で目印となるものに、イメージを連想させていきます。
コンビニやお店、看板や線路などが分かりやすいですね。
こちらも、実際に歩きながらイメージを作っていくとより効果的とされています。
何度かイメージする
イメージを連想して作り上げたら、一日に何度かイメージを思い出してみましょう。
奇抜であればある程わすれにくいのが特徴なので、文字だけの場合よりも繰り返す回数は格段に少なくなります。
また毎日数回イメージする事で、そのイメージはよりしっかりと記憶されていきます。
一日で何度もイメージするよりも、時間を置いて数回ずつイメージする方が効果的なのです。
これなら、暗記ものも短時間で処理できそうですね!
想像力を鍛える
これらの記憶法に一番大切なのは、「想像力」です。
誰もが持っている想像力ですが、より奇抜なイメージを描く事が記憶力アップのポイントとなってきます。
そのため、どんどん想像力を高めてあらゆるイメージを作れる様にしておく事が重要です。
こうした想像力も、想像すればする程鍛えられていきます。
想像って、自分だけのもので自由なので楽しいですよね。
こうした想像を日々続けて、想像力を鍛えていく事が記憶力向上に繋がってくるのです。
記憶術実践体験談
実際に記憶術を実践した人の声を、まとめてみました。
単語を覚える速さは1時間で100語を超えます。
10桁以上の番号を記憶することも出来ます。
脳を鍛える訓練にもなっていいです。
(引用:
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/3156598.html?from=rfqa_no)
覚えるには記憶術はとても有効です。私は経験しています。
何でもそうですが、信じて飛び込めば他人の3倍は上達します。
(引用:
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/401590.html?from=rfqa_no)
記憶術も、一応「術」なので、練習を毎日しないと上達しません。
たとえば、「トラファルガーの海戦」を基礎結合法で覚えるときは、頭に「虎」が噛みついたシーンを1秒ぐらい思い浮かべます。このとき、長く思い浮かべたり、途中で別のものを思い浮かべてもいけません。つぎに、「1805年」を覚えるのですが、18というのは、自明のことなので、05を覚えます。
アナウンサー(具体的には、好きな女子アナなど)が額に立っているシーンを1秒ほど思い浮かべます。
練習をしていくと、はじめて見る言葉でも、分解して覚えられるようになります。
(引用:
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/1974777.html?from=rfqa_no)
個人差はありますが、訓練すればそれなりの成果が得られそうですね。
記憶の宮殿とは?
「忘れてしまう」という事は、「記憶から取り出せなくなっただけ」と考える学者がいます。
人は自分が経験した全てを記憶しているけれども、そのほとんどが取り出し方を知らないだけだと言うのです。
簡単には信じがたいこの理論ですが、それを証明する様に記憶力が飛びぬけている偉人も多くいますよね。
経験した全てが記憶されているのかどうかは解明されていませんが、こうした偉人達にはほぼ共通の記憶法があると言われています。
それは、「記憶の宮殿」なるものです。
記憶の宮殿は、「あらゆる記憶を紐付けして整理し、いつでも必要な時に取り出せる場所」だと言います。
自分の記憶の中に、自分だけが自由に行き来できる宮殿を作りあげます。
宮殿内の部屋やあらゆる場所には、記憶を引き出す「カギ」がちりばめられています。
そのカギを見付ける事で、そこに記憶されていたものがはっきりと思い出せると言うのです。
これは決して1日で出来るものではなく、ある程度の訓練が必要です。
しかしこうした自分だけの記憶の宮殿を構築できれば、あらゆる記憶を管理しておく事が可能だとされています。
まずは自分の部屋などの見慣れた場所を自分の「宮殿」として、その角にカギを置く練習をしていくのだそうです。
カギには、そこに整理しておきたい記憶を連想させるものを強くイメージします。
カギは人や物、動物でもOKで、より記憶しやすい突飛なものが良い様です。
そして毎日何度も記憶の中で宮殿を訪れ、そのカギを見付けて記憶を連想します。
これにより宮殿内のカギは不動のものとなり、忘れなくなるのだそうです。
大変難しい事に聞こえますが、自分のペースでゆっくりと楽しんで作っていくのも良さそうですね。
まとめ
記憶力アップの方法には様々ありますが、文字ではなくイメージを連想させて覚えるという方法が多く見受けられます。
またこれらは明日からすぐ出来る!という訳ではなく、毎日地道に訓練する事で記憶力がアップすると言います。
そのトレーニング方法は、まずあらゆるものを連想させて想像するというものです。
これは習慣さえ付いてしまえば、ゲーム感覚で楽しくトレーニングできそうですね。
しかし偉人達が持つという「記憶の宮殿」は、構築に大変な時間がかかりそうです。
これも、毎日少しずつ楽しく作っていくのが良いかもしれません。
記憶力は、向上すれば様々な事に活用できます。
まずは楽しく、想像する事を習慣付けて記憶力の底上げを狙ってみてはいかがでしょうか?