就職や転職の強い味方となる「資格」。
最近では、学校に通わなくても取得できる資格が大変増えてきています。
しかし資格はものすごい数存在しており、どんな資格が良いのか分からずに迷ってしまっていませんか?
ここでは数ある資格の中から、主婦に特におすすめしたい資格を10個ご紹介していきます!
目次
資格は何故必要なの?
資格は、「公式に認められている技術の認定」と言えます。
たくさん勉強して知識があってもそれを証明できるものがなければ、社会においては認められない場合があります。
例えば、「料理は大変得意です!」と自己PRするのと「調理師の資格を持っています」と申告するのでは説得力が違いますよね。
実際の技量や知識においては同等やそれ以上であったとしても、資格がある事によって揺るぎない説得力が生まれる事になります。
また資格は公式に定められているレベルに応じて取得する事が出来るので、その人の手腕のレベルを示す事にもなるのです。
資格は、持っていなくても全く問題はありません。
しかし持っている事の強みは、相手に大きな説得力と信用を与える事が出来る点ではないでしょうか。
就職が簡単にはいかない昨今においても、こうした目に見える強みを持っておく事はその人のメリットとなると言われているのです。
在宅でも資格は取れる?!
持っていると強みになる資格ですが、取得にはもちろん勉強が必要です。
「勉強する」と言うと学校や教室へ通うイメージがありますが、スクーリングだけが勉強の方法ではありません。
特に子育て中の主婦や仕事で忙しい方だと、まとまった時間を取るのは難しいものです。
そうした場合の勉強法には、在宅での「独学」や「通信講座」があります。
独学のメリット
独学で勉強するメリットは、何といっても、コストが抑えられる点です。
独学でも教材は必ず必要になるのでそれなりの出費はありますが、自分のお財布事情に合わせて、加減をしながら教材を揃える事も出来ます。
しかし最大の難関は、「続ける事の難しさ」ではないでしょうか。
独学の場合には、完全に自分で計画を立てて勉強を進めなければなりません。
自分のペースで勉強が出来る点もメリットにはなりますが、誰も見ていない環境で勉強を続ける事はとても大変です。
独学で勉強をする場合には、続けていく強い意志が必要なのです。
また自分にあった教材を見付ける事も、独学で資格を取得できるかどうかのポイントとなってきます。
通信講座のメリット
独学と違い通信講座では、一日の勉強のペースがある程度決められている場合が多いです。
また家で一人で勉強するとは言え、添削をしてくれたり相談できるシステムがあったりするので、心強い環境が整います。
その上最新の検定対策にも対応している場合がほとんどなので、試験対策もバッチリと言えます。
独学に比べるとお金はかかってしまいますが、分割が出来る通信講座も多いので気軽に始められますね。
最近ではネットを使用して講座が受けられる講座もあるので、通信講座の人気はどんどん上昇しています。
様々な通信講座があり、内容も少しずつ違うので、自分に合った講座を見付けていくと良さそうです。
主婦におすすめの資格検定10選!
では、実際に主婦におすすめの検定をご紹介していきます!
1.医療事務
主婦が取りたい資格で、毎年上位をキープしている「医療事務」。
これは病院等の受付や医師のサポート等、医療現場で幅広く活躍する職業です。
また年齢制限等がないため、医療事務のお仕事は長く努める事が出来ます。
育児等で忙しいママも、パートタイム等でも働きやすい事もポイントです。
医療事務の検定試験には、「医療事務資格」や「医療事務認定実務者試験」等様々な種類があります。
これらは各協会や講座によって名称が違いますが、全て医療事務のスキル資格となっています。
この検定のほとんどは、年に数回実施されており会場でも在宅でも試験を受ける事が可能です。
2.調剤薬局事務
医療事務と似ていますが、調剤薬局事務は薬局の事務に特化した資格です。
主に薬剤師の補助や受付、会計を担当します。
全国どこの調剤薬局でも通用する資格なので、引っ越しの際にも安心ですね。
また医療事務に比べて学ぶ範囲が「薬」に限定されているため、比較的挑戦しやすい資格です。
この検定試験にも名称は様々あり、そのほとんどが年に数回実施されています。
また会場試験の他、在宅でも試験を受ける事が可能です。
3.登録販売者
あまり聞き慣れない「登録販売者」ですが、これは医薬品販売の専門資格です。
薬剤師は処方箋の調剤が可能ですが、登録販売者はそれ以外の薬の取り扱いが可能なのです。
またこの資格を持った従業員がいれば、第2類、第3類医薬品の販売が可能になります。
そのためドラッグストア等でも、大変役に立つ資格と言えます。
登録販売者の試験は、各都道府県が行っています。
検定は年に1回の事が多く、その日程は都道府県により異なります。
また薬剤師と違い実務経験がなくても受験できる事が大きなポイントです。
この検定試験は各都道府県指定の会場でのみ、受験が可能です。
4.看護助手
看護助手とは、看護士のように医療の判断はしないけれども看護の現場で活躍する職種です。
医療の現場は、人が多いに越した事はありません。
もちろん実務の勉強をしていませんので医療行為は出来ませんが、多くの人の役に立てる素晴らしいお仕事です。
この資格は検定等がなく、通信講座にて課題で合格すると「修了証」がもらえる事が多い様です。
国家資格の看護士と違い、誰でも挑戦できるので是非挑戦したい資格です。
5.保育士
保育士の資格は、大学や専門学校等に行かないと取れないイメージが強いですよね。
しかし実は、受験資格を満たしていれば、誰でも試験を受ける事が出来るのです。
待機児童の問題が叫ばれている昨今、保育士のニーズは年々増加の一途を辿っています。
再就職や転職を考えた時にも、保育士の資格があれば職に困る事はなさそうですね。
保育士の試験は、筆記試験・実技試験共に年に2回ずつ行われています。
ベビーシッターや企業内の保育所等での働き口も増えているので、注目の資格です。
6.調理師
なんとなくハードルが高いイメージのある「調理師」ですが、こちらも在宅で勉強が出来る資格です。
この調理師免許があれば、食のプロフェッショナルとして全国どこでも働く事が出来ます。
毎日家族のご飯を作る主婦にとっては、料理は家事の一つでしかありません。
しかしその毎日の日課を勉強の一環として腕を上げ、資格を取る事も出来るのです。
この調理師の試験は、各都道府県により実施されます。
内容は筆記のみですが、受験するには2年以上の実務経験が必要です。
但し飲食店での勤務やお惣菜を作るお仕事等でも実務経験に入る場合がありますので、受験要項をチェックしてみましょう。
7.旅行業務取扱管理者
旅行業界と言うと、憧れのある女性も多いのではないでしょうか。
そんな旅行業界において、唯一の国家資格とされているのが「旅行業務取扱管理者」です。
お客様の旅行プランや宿・移動手段の手配等、旅行に関する事全てを請け負うお仕事です。
またこの資格があると昇給や昇進が期待できる事もあり、人気が高まっている資格です。
この試験は、誰でも受ける事が出来ます。
毎年だいたい9~10月に行われる事が多いので、ネット等で最新情報を調べておきましょう。
8.ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナーとは保険や資産運用、相続や生活設計等のお金の専門知識を有し、資産設計の提案をするお仕事です。
お仕事での活躍はもちろんの事、自分自身の資産設計にも役に立つので、一石二鳥と言えます。
難しいイメージの強い職種ですが、社会的にも大変重宝される資格となっています。
試験は年3回程実施され、受験資格には決まりがあります。
試験内容は、学科試験と実技試験となっています。
9.簿記
簿記は、数ある資格の中でも大変有名な資格ですね。
これはどんな職業においても欠かす事の出来ない、経理の資格です。
経理とは言っても足し算や引き算が主となり、数学が苦手だったという方でも取得しやすくなっています。
簿記は誰でも受験する事が出来、年に3回試験が実施されています。
その合格率は46%程で、比較的取得を目指しやすい資格と言えそうです。
10.秘書検定
簿記と並んで有名な「秘書検定」ですが、ずばりその認知度の高さは大変大きな武器となります。
実際の内容はマナーや一般常識といったものなので、就職以外にも普段の生活で役立つ資格です。
ちょっとした時に迷ってしまう「座る位置」や「言葉遣い」等も、この秘書検定で学ぶことが出来ます。
その上秘書検定取得者であれば一般的なマナーが身に付いていると認められますので、女性には特に有利な資格かもしれません。
秘書検定も受験資格に制限がなく、誰でも受ける事が出来ます。
年に3回の試験があり、準1級のみ面接試験があります。
自分に合う資格を!
資格には、本当にたくさんの種類があります。
その中でどんな資格取得を目指すのかは、資格を活かしてどんな仕事をしていきたいかによって決まってきます。
自分に合う資格を見付け、自分のやりたい仕事をしっかりと定めておく事が、勉強を続けるための大切なポイントとなります。
そして、資格は取得してからどう活かしていくかが重要です。
せっかく頑張って取得した資格は、出来る限りめいっぱい活かしていける様な目標を立てていくと良さそうですね。
まとめ
資格の取得は、現在在宅試験が可能なものもたくさんあります。
あまり家を空ける事の出来ない主婦には、こうした家に居ながら取得できる資格が特におすすめです。
また仕事だけではなく、私生活でも役に立つ資格もかなり増えてきています。
在宅での勉強は続ける事が大変難しいですが、今後のより良い生活のために資格取得を目指していけると良いですね。