仕事辞めたい…そんな風に悩んではいませんか?
絶対に誰もが納得するような理由があればいいのですが、理解してもらえないような理由や会社に不満があって辞める場合、本当のことは言いづらいものです。
今回は、会社を辞める時の理由建前・本音ランキングと円満に辞めるための嘘を紹介します。
目次
会社を辞める時の理由ランキング【建前編】
社会人ともなると、素直なだけでは上手に生きていけません。嘘…とまではいいませんが、時には建前を上手に利用することも大切です。リクナビNEXTが退職者100人に対して行ったアンケートから、会社を辞める理由ランキングを紹介します。まずは建前編からどうぞ!
第1位:キャリアアップしたかった
全体の38%を占める第一位が、キャリアアップのため。
これは言われた側も「建前だろうな…」と感じつつも、前向きな理由であるために無理に留意することはできません。また、「決してこの会社や職場が嫌なわけではないんです。」という、退職者の誠意が伝わる理由と言えるのではないでしょうか?
実際には、特に突き詰めたい仕事がないとしても、こう言っておけば角が立たないという理由なのです。
第2位:仕事内容が面白くなかった
2位は1位と大きく差が開き、全体の17%となりました。仕事内容が面白くなかったといえば建前には聞こえないかもしれませんが、「職場環境は申し分ないのですが、想像していた仕事内容と違ったんです。」となるとどうでしょう。これなら充分な建前になりそうですね。
特殊な業務の仕事でも使える理由ですし、ありふれた業種でも使える理由です。
第3位:労働時間・環境が不満だった
第3位には同率で2つがランクインしました。まずは労働時間や環境に不満があるというもの。実際に私が昔勤めていた会社でも、これらを理由に去って行った人が多くいます。
例えば勤務地が家から遠い場合は、「朝早く家を出なければいけない」「通勤に想像以上に時間がかかってしまい、体調を崩してしまった」など、本音は別にあったとしても使いやすい建前のようです。
また職場環境の不満としては、職場に女性が少なすぎる、またはその逆で女性が多すぎてやりにくいなども、退職を告げる上司が男性の場合は言いやすいようです。
第3位:会社の経営方針・経営状況が変化した
同率3位のもう一つが、会社の経営方針や経営状況が変化したというものです。
もともと仕事を辞めたいと思っていたところに、役員人事が変わったり、賃金や業務内容など社内の状況が大きく変わるような出来事があればこれに便乗!ということのようです。
これを理由にされると会社側は引き留めにくくなるので、表面上は申し訳ございません…といいながらも、気分的には「会社のせいで退職を選んだ」人になることができるのです。
第5位:給与が低かった
会社側としては、想像していたよりお給料が低かったと言われれば引き留めることはできません。また、すぐに改善すると約束できないポイントでもあるでしょう。このままでは生活できないので、などと言われればどうしようもできないのです。
本音は別のところにあっても、絶対に引き留められたくない場合はこの理由が手っ取り早いのかもしれませんね。
会社を辞める時の理由ランキング【本音編】
建前でもさまざまな理由が飛び出しましたが、皆が会社を辞める時の本音はどのようなものなのでしょうか?本音と建前の違いはどの程度あるのでしょうか?
第1位:上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった
全体の23%を占めて堂々の第1位に輝いたのは、上司や経営者の仕事の仕方が気に入らないというものです。こればかりは、個人がどんなに頑張っても簡単に変えられるものではありません。下手に指摘しようものなら、目を付けられてしまい仕事がやりづらくなることも。
不満がある状況なのに自分の努力では変えられないというのが、一位になった理由ではないでしょうか?
第2位:労働時間・環境が不満だった
入社前に知り得る情報だけでは、労働時間や環境を完璧に把握することは難しいでしょう。
勤務は月~金の9時~17時と聴いていたのに、実際には8時出社して掃除やミーティング、就業時間などはあってないようなもので、終電まで残業は当たり前、さらにはサービスで休日出勤という職場もあるのです。完全に割り切ることができればいいのですが、社内の人間関係を円滑にしようと思えば、ついつい周囲に合わせてしまうということになるでしょう。
また、新しく仕事に就いて、仕事を教えてくれる人が残業をしているのに、自分だけいつも先に帰るのも、辛いものです。こんな状況が続くのならさっさと辞めてしまおうというのが本音なのかもしれません。
第3位:同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった
第3位は第2位より1%だけ少なく、全体の13%を占めるこちらの理由となりました。
職場において人間関係は非常に重要なもので、職場選びの際には仕事より給与より、人間関係を重視して決めるという人も少なくありません。1日の大半、すなわち人生の大半を過ごす職場で、人間関係が上手くいかないと人生そのものが辛くなってしまいます。また、職場の人間関係が原因でうつなどの精神疾患を発症することも。こうなると、一刻も早く治療に専念するべきです。
退職する人の約8人に1人が人間関係が原因で辞めたというのが本音のようです。
第4位:給与が低かった
建前の5位にランクインしていた給与が低いという理由が、本音の4位にランクインしています。給与は仕事を選ぶ際にしっかりチェックしているはずなのに、どうしてこんなことが起こるのでしょうか?
給与は仕事の対価としてもらうものです。本当に楽な仕事なら月給12万円でもありがたいと感じるでしょうが、毎日毎日目の回るような忙しさで月給15万円なら、12万円より3万円多くても給与が低いと感じてしまうでしょう。
要するに、仕事は実際に始めてみないとわからないのです。それに対しての給与の感じ方も、仕事を始めてみないとわからないので、給与が低かったから辞めたいという思いに繋がるのではないでしょうか?
第5位:仕事内容が面白くなかった
ここからは全体の10%を切り、第5位は全体の9%となっています。
例えば憧れの業界で働きたいと思っていても、いざ働いてみると地味な作業が多くて面白くない。こんなふうに感じる人もいるでしょう。先ほど言った通り、仕事内容は始めてみなければよくわかりません。ましてや求人情報だけでは、まったくわからないといっても過言ではないのかもしれません。
仕事を始める前に、実際にその仕事についている人の口コミが聞けたら、このような本音の退職理由は減るかもしれませんね。
主婦におすすめの円満に辞めるための2つの嘘
何らかの理由があって仕事をどうしても続けられない。辞めたいと思うことがあるでしょう。
たとえ100%は信じてもらえなくても、表面上は円満な理由で辞めたいですよね。もし、本音を伝えてこじれてしまったら、退職の意思を告げてから実際に仕事を止めるまでの間、ハリのむしろになってしまいます。
そこで、主婦におすすめの仕事を円満に辞めるための嘘を紹介します。
主人の仕事の都合で…
主婦の最も大きな武器、家族を使うのが一番円満に辞められる理由でしょう。
中にはやっかみで「これだから主婦は使えない!」なんて嫌味を言う人もいるかもしれませんが、そのような人はどんな理由でも文句をつけてくるものです。ご主人の仕事の都合や子供さんの都合ということを理由にすれば、「私は続けたいのですが辞めざるを得ないんです」というポーズをとることができます。
妊活に集中したい
もし本当に子供が欲しいと思っているのなら、それも立派な理由になります。最近では芸能界でも妊活のために、休業する人もいるくらいです。
実際子供が欲しいと思っているのなら、ストレスや過労は避けるべきではないでしょうか?
この理由なら、主婦がついてしまいがちな嘘である「主人の転勤」、「親の通院補助や介護」などのように、外出先で出会うことにビクビクしなくてもいいですし、少しオーバーに伝えているものの嘘ではないので問題ありません。
ポイントは完全な嘘ではなくオーバーに言うこと!
主婦の方が円満に辞める理由としては、やはり家族の理由がもっとも自然な理由となるでしょう。このときのポイントとして、完全な嘘ではなく事実をオーバーに言うことが大事です。転勤にもなってないのに主人が転勤になって…などと言えば、その後ばったり出会って気まずい思いをすることになるでしょう。
でも、主人の仕事の都合で、私は家にいてサポートをする必要がある、などの理由であれば嘘にはなりません。お子さんの理由でも同様です。
未婚者におすすめの円満に辞めるための2つの嘘
社会人ともなれば独立した立派な個人なので、未婚者の場合嘘の理由に家族はつかえなくなります。では、いったいどんな理由なら円満に仕事を辞められるのでしょうか?
親戚の仕事を手伝うことになった
家族や親戚から仕事を手伝ってほしいと言われた、という理由であれば円満に退職することができるでしょう。その後別の会社に勤めていても、怪しまれることはありません。
めったにないでしょうが、万が一再就職先が親戚の会社ではないことがばれた場合は、急に話がなくなって…などと適当に話を合わせればOKです。
仕事に繋がる資格勉強をする
もし本当に欲しい資格があるのなら全く嘘ではありませんし、そうでなくても前向きな理由です。将来仕事に繋がるような資格を取得したいといえば、円満に仕事を辞めることができるでしょう。
今は昔と違って、女性の起業家も少なくありません。仕事に繋がる資格と言っても、司法試験などのお堅いものばかりではなく、自宅サロンやカルチャースクールでの講師なども含めれば、パーソナルカラー診断士、骨格診断、アロマテラピー、料理教室など色々あります。資格をとる為に学校に通うと言うのも一つの手です。
後々別のところで働いていることがばれても、この勤務条件なら資格勉強と両立ができるので…と言えば大丈夫です。
さいごに
就職難などと言われていますが、それでもやっぱり仕事は始めるよりも辞める方が難しいと言われています。
退職を伝えてからもしばらくは出勤しなければいけないので、できるだけ円満辞められる理由を見つけたいですよね。
あなたにも嘘ではなくオーバーに伝えることで、円満に辞められる理由があるはずです。まずはその理由をじっくりみつけてみませんか?