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皆さんは、「腸内フローラ」という言葉を耳にしたことはないでしょうか?
NHKや朝の情報番組などで特集され、最近話題のこの言葉。
この腸内フローラに秘められたパワーは、本当にすごいのだとか。
これを整えることで、肥満や花粉症、ガン、そのほかにも今抱えている様々な病気が改善すると言われています。
ダイエッターの皆さんや健康に生活したいと思っている方に今日は、「腸内フローラ」について徹底解説しちゃおうと思います!
腸内フローラとは?
(引用元:http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20150222)
私たちの腸の中には、たくさんの細菌が住んでいます。
その数なんと、100兆匹以上!
これらの細菌は、もちろん1種類ではなく、多種多様で、それぞれが種類ごとにまとまりをつくって、腸内に生息しています。
細菌というとイメージ的に悪いものを想像してしまいがちですが、腸内細菌には、主に下記の3パターンの菌が存在します。
- ビフィズス菌や乳酸菌を代表とした善玉菌
- ブドウ球菌、大腸菌などの悪玉菌
- そのときの腸内環境によって、善玉菌にも悪玉菌にもなる日和見菌
これらの細菌がそれぞれ数百種類以上ずつあつまり、固まって生息しています。
このまとまって生息している様子が、まるで花畑のように見えることから、「腸内フローラ」、「腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)」と呼ばれているようです。
その腸内フローラは、花畑がひとつとして同じものがないように、人によっても、それぞれまったく異なります。
これらが決まる要素としては、日々の食生活や睡眠、年齢やストレスの状況などが挙げられます。
腸内フローラが乱れるとどうなるの?
善玉菌:悪玉菌:日和見菌は2:1:7の割合となるのが理想的だといわれています。
(引用元:http://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/life/146.html)
腸内フローラは、善玉菌が悪玉菌を抑える形で、存在しています。
ですが、上記に挙げたような様々な原因により、悪玉菌が優勢になることで、日和見菌も悪玉菌のほうに傾いてしまい、菌のバランスが崩れることで、
腸内腐敗が進む→有害物質が増える→身体に負担を与えるということになります。
有害物質が肝臓や心臓などの体の部位に負担を与えることで、ガンや高血圧などの生活習慣病になったり、太りやすくなったり老化が進んだりするのだそうです。
つまり、腸内フローラが乱れる=すべての病気の原因に繋がるといっても過言ではありません。
腸内フローラ改善方法とは?
腸は、第二の脳とも呼ばれており、全身の約70%もの免疫細胞が集まっています。
このことからも、腸内フローラが乱れることがすべての病気の原因に繋がるといえます。
つまり、腸内フローラを整えることで、ある程度の病気を阻止できるというわけです。
では、その腸内フローラを整えるには、どうすれば良いのでしょうか?
食生活を整える
腸内フローラを整える一番の方法は、何と言っても、食生活を改善することです!
そして、この食生活を変化させることにより、たった1日で腸内フローラを改善することも可能なんだとか。
- 加工食品やインスタント食品を控える
- 食物繊維を多く摂取する
- 発酵食品を摂る
特に、食物繊維などを摂ることで、善玉菌が腸内を健康にして、悪玉菌の増殖を抑制します。
さらに、そこからビタミンB群などの有益な物質を作り出して、悪玉菌が作る腐敗物質を分解する働きもあり、腸内環境をよくします。