女性にとって、髪の毛は武器の一つでもある大事なもの。
その髪の毛が痛み始めた時のショックはかなり大きいですよね。
毛先の痛みももちろんですが、髪全体のパサつきやかさばりは気になるところ。
「自分ではしっかりとケアしているつもりなのにどうして痛むの?」
と悩んだ女性も多いのではないでしょうか。
日頃、メイクやスキンケアには気を遣っている方でも、髪の毛となると行き届いていない人もいるかもしれません。
でもそれではもったいないですよね。
ケアが難しい髪の毛だからこそ、改善していきましょう。
髪の毛が痛む原因、改善のために必要な事を紹介していきます。
宝の持ち腐れになってしまう前に、大変身しましょう。
目次
髪の毛の痛みの原因って何?
そもそも、どうして髪の毛は痛むのでしょうか?
テレビや雑誌を見ると、モデルさんはとても髪が綺麗な方が多いですよね。
パーマやカラーリングをしている人でも、髪の毛に痛みが見られない事もよくあります。
でも、自分の髪を見てみると枝毛やパサつきが目立ってとても綺麗とはいえない。
同じ悩みを持っている方は、かなり多くいるのではないでしょうか。
まずは、なぜ髪の毛が傷んでしまうのかを知っておきましょう。
原因がわかれば、改善することに必要なことも自然と見えてきます。
髪の毛の痛みの原因になる項目を挙げてみます。
- カラーリングやパーマをしている
- ドライヤーの使い方を間違っている
- 髪の毛が濡れたまま寝ている
- ヘアアイロンを多用している
- 予防をせずに紫外線を浴びてしまっている
よくある項目としては上記のようなことが多いのではないでしょうか。
では、この項目の中で特に髪の毛の痛みに関係しているものを、3つピックアップしていきます。
ドライヤーの使い方を間違っている
意外と見落としがちなのが、ドライヤーの使い方です。
「ただ乾かせばいい」と思っている人、多いのではないでしょうか。
ドライヤーの熱風は髪を傷つけます。
ですので、乾かすまでの方法が悪いと逆効果になることも。
髪の毛が濡れたまま寝ている
髪の毛を綺麗に保ちたいのであれば、絶対にやってはいけないことです。
濡れている時の髪の毛は、非常に弱い状態にあります。
その状態で寝てしまうと、大きなダメージを受ける事は想像できますよね。
仕事で疲れていても、シャワーを浴びたなら乾かしてから寝ましょう。
予防をせずに紫外線を浴びてしまっている
紫外線を気にしている方は、主に肌に気を遣っていることが大きな理由ではないでしょうか。
日焼け止めをしっかりと肌に塗っていても、髪の毛は無防備状態の人はよく見かけます。
髪の毛は、肌と同じように紫外線からもダメージを受けます。
予防策をとっていないと、いくらケアをしていても外出の度に痛む可能性もあります。
では、この原因を改善するためには、何が必要なのでしょうか?
以下で、髪の毛が痛む仕組みと、改善方法について紹介していきます。
髪の毛の痛みを改善するためには?
髪の毛の痛みを招いてしまう行為をお伝えしました。
では、どうして先程の行為が髪の毛の痛みにつながるのでしょうか。
初めに、根本的な髪の毛の痛みの仕組みを知っておきましょう。
髪の毛は巻き寿司と同じ構造
髪の毛一本一本を見てみると、3つの層に分かれています。
実は、みなさんも一度は食べた事がある巻き寿司と同じ構造なのです。
真ん中に入っている具の部分が「メデュラ」。
ご飯の部分が「コルテックス」。
外側に巻かれている海苔が「キューティクル」。
この3層でできています。
3層ある中でも、特に重要なものが「キューティクル」です。
みなさんも一度は耳にした事があるかと思います。
巻き寿司でも、外側の海苔がなければご飯は崩れてしまいますよね。
この原理と同じで、キューティクルが剥がれてしまうと、髪の毛の大事な成分が失われます。
その結果、必要成分を失った髪の毛は、乾燥や枝毛などの痛みに繋がってしまうのです。
キューティクルが剥がれると、枝毛になってしまうという印象を持っている方。
間違ってはいないのですが、これからは「必要成分が抜け出す」と考えるようにしてみてください。
必要なものがない状態は、どんなものであれ、よくないことであるとお分かりですよね。
髪の毛に必要な要素はタンパク質
髪の毛は90%以上がタンパク質でできています。
先程紹介した、髪の毛に含まれている必要成分とはタンパク質のことなのです。
タンパク質は、肌や爪、筋肉などを作るだけのものと思われがちですが、髪の毛にも関係するのですね。
巻き寿司と同じ原理で3層になっているとお伝えしましたが、この層もタンパク質から成り立っています。
そして、タンパク質とは非常に変化しやすい成分なのです。
髪の毛は、カラーやパーマをすることで自在に変化することができますよね。
自宅で使っているアイロンやコテも同じように、スタイリングに役立っています。
タンパク質の変化のしやすさが、髪の毛の変化のしやすさと直接関係しているのです。
しかし逆に言えば、外から与える熱、摩擦によってすぐにダメージを受けてしまうのもタンパク質の性質です。
毎日浴びるシャワーの温度やドライヤーの熱、アイロンやコテによる熱もダメージの元です。
誰しもが当たり前のように行っている行為が、髪の痛みの原因となっています
では、髪の毛の痛みを改善するためにはどのようなケアをするとよいのでしょうか。
髪の毛の痛みをケアする2つのポイント
日常生活の中で、必ず行う行為が髪の毛の痛みの原因になっているとお伝えしました。
ここからは、髪の毛のケアをどのように行っていけばよいのか、紹介していきます。
髪の毛をヤケドから守る
今すぐにでも取り掛かる事ができるのが、髪の毛をヤケドから守ること。
髪の毛のヤケドといえば、ドライヤーやアイロン・コテ、紫外線などの外からの刺激です。
ヤケドしないようにケアをすることで、髪の毛の痛みを軽減する事が可能です。
ドライヤー
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お風呂上がりに必ず行うドライヤー。
この「髪を乾かす」という行為も、要注意ポイントの一つです。
ヤケドから守るためには、どのように行えばいいのでしょうか。
ポイントはずばり「温度」です。
アイロン・コテ
アイロンは、スタイリングや癖毛の矯正などで利用している方も多いのではないでしょうか。
そのアイロンも、使い方をしっかりと押さえておけば、髪の毛をヤケドから守ることができます。
まず、必ず髪が乾いた状態でアイロンをかけましょう。
濡れた髪の毛にアイロンを当てることは、髪の毛をボロボロにしている状態です。
その際には、合わせてヘアケアオイルを馴染ませてから利用すると、痛みも軽減されます。
そして、アイロンを当て終わったら冷風で髪を冷ますようにしましょう。
髪が多い方や長い方は、アイロン熱が髪の中に篭ったままになってしまう可能性があります。
また、冷風をあてることでキューティクルが閉じるので、成分が漏れ出してしまうことも防ぐことができます。
毎日使うものだからこそ、いつも以上に気をつけて使う必要がありますね。
紫外線
紫外線は、女性の天敵とも言えるほど、予防している人が多いですよね。
髪の毛も同様にUVカット対策をすることで、紫外線から受けるダメージから守ってあげましょう。
顔や体のためにUVカット製品を利用している方は多いでしょう。
UVカット製品は、髪の毛のためのものもありますので、お出かけ前に対策しておきましょう。
スプレータイプでスタイリング後につけるものが主流ですが、トリートメントタイプのものも販売されているので、お風呂上がりで利用してみてもいいですね。
また、日傘や帽子が利用できる状態であれば、積極的に導入することも一つの手段。
直射日光を避けることができない状況もあるはずなので、事前の対策が必要になります。
タンパク質ケアをする
先程タンパク質の重要性をお伝えしましたよね。
そのタンパク質を髪の毛に与えることで、ダメージを軽減するケア方法があります。
自宅の場合
自宅でタンパク質ケアをする場合は、お風呂でのケアがメインになります。
毎日利用するシャンプーを、タンパク質が豊富に含まれているものを使ってみましょう。
同じタンパク質ケア製品でも、製品により効果は異なります。
タンパク質を補給するものから、タンパク質の変化を防ぐ成分が配合されているものまで幅広く販売されています。
お風呂で当たり前のように行う、シャンプーやトリートメントにも注意してみると良いですね。
美容院の場合
最近では、カラーリングやパーマの液剤に、タンパク質が含まれているものが多くなってきています。
もちろん、カラーリングやパーマをしてはいけないわけではありません。
もし美容院で髪型を変える際には、
「なるべく髪の痛まない、タンパク質ケア効果のあるものを使用してほしい」
と、一言添えておくと安心できますね。
髪の毛の痛みを改善して美しい武器に!
髪の毛の痛みと戦うことは、女性にとっては終わらない戦いのように感じますよね。
ですが、毎日のケアをしっかりと行っていくことで、髪の毛の痛みを軽減することは可能です。
特に、毎日行うダメージの原因であるドライヤーは、すぐに実践できますよね。
アイロン・コテや紫外線は、その度にケアや対策を行う必要があります。
その反面、先程もお伝えした低温ドライヤーを導入するだけでも、ケアの負担を減らすことができます。
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もちろん、他のケアをすることも必要ですので、低温ドライヤーに頼りきりはおすすめできません。
女性の武器である美しい髪の毛は、毎日の努力により作られます。
多くの女性が、肌を綺麗にするためのスキンケアや、メイクスキルを日々磨いていることでしょう。
その中に、髪の毛のケアを加えることで、より美しい武器を更に手にいれることができます。
外見がすべてではありませんが、女性としての自信は外見から得ることができます。
「私は綺麗だ」という内に秘められた自信は、外見にもしっかりと表れます。
美しい武器と綺麗な心を兼ね備える女性は、周りからも愛される女性ですよね。
さいごに
髪の毛の痛みを改善するためのケア方法を紹介しました。
日常の動作の中にも、髪の毛がダメージを受けてしまう原因が潜んでいることがお分かりいただけたでしょうか。
こういった原因を一つずつ地道に解消していくことが、綺麗な髪の毛を手にいれるまでの道のりです。
すぐに取りかかれるものもあれば、準備する必要があるものもありますが、まずはできるところから始めましょう。
髪の毛は日々痛みを受けている状態なので、一日でも早い対処をすることをおすすめします。
女性にとっての武器を毎日磨いて、あなた自身も輝かしい生活を手に入れましょう。