離婚の条件を有利に進めるには条件提示の書類が必須?別居は不利?


今や、3組に1組が離婚していると言われている時代です。
そのため一昔前に比べると、離婚はそれほど珍しくなくなってきていますよね。
しかし実際に、自分がいざ離婚!となると色々と大変な事が多いものです。
そんな離婚を少しでも有利に進めるためにはどうしたら良いのか、ご紹介していきます!

目次

  1. 離婚するなら準備が必要!
  2. 離婚の条件を有利に進めるには条件提示の書類が必須?
  3. 別居していると不利になる?
  4. 離婚して幸せになるために!
  5. まとめ

離婚するなら準備が必要!

大好きな人と結婚して幸せな家庭を作っていたはずだったのに、気付けば離婚間近…
そんな夫婦も少なくないのではないでしょうか。
しかし「離婚」という選択肢が浮かんだ時、必ずしもすぐに離婚できるという訳ではありません。
もちろん離婚届さえ提出してしまえば済む話ではあるのですが、一度結婚している以上様々な問題も発生してくるんですよ。
その上、相手が離婚に同意してくれるとは限らないのです。
そして子供の有無によっては親権や養育費、そして慰謝料なんかの取り決めもありますよね。
離婚してこれから先の生活を考えると、これらの取り決めを疎かにしてしまうと大変苦しい状況になってしまう可能性も高いのです。
だからこそ、離婚するのなら、しっかりとした準備をして万全の態勢で挑む必要がある訳です。

離婚で問題になりやすいものとは?

離婚の際に問題になりやすいポイントは、いくつもあります。
その中でも、大きなものをまとめてみました。

  • 財産分与
  • 慰謝料
  • 子供の親権
  • 子供の養育費

結婚によって一度財産を共にしていた夫婦が離婚するのですから、財産は再びしっかりと分けていかなければなりません。
家や車なんかも、財産分与では問題になりやすいものの一つですね。
そして離婚の原因によっては、どちらかが慰謝料を支払わなければならない場合も出てきます。
この場合の金額も、一筋縄ではいかない事も多いと言われています。

子供がいる場合には、子供の親権でもめる夫婦が多いとされていますよね。
親権が取れなかった場合、子供の「正式な親」ではなくなってしまう訳ですからもめるのも当然と言えます。
また子供の養育費も、そう簡単に解決できる問題ではありません。
こうした問題は、しっかりと話し合いをして折り合いを付けていく事が大切となってきます。

離婚届だけ出せば良い訳ではない?

離婚を考えている場合、感情に任せて離婚届を提出してしまうというケースもある様です。
しかし前項の様な問題の取り決めをせずに離婚届を提出してしまうと、自分が不利な立場に置かれてしまう事も少なくありません。

離婚が成立してしまえば、夫婦であった二人はたちまち「他人」となります。
そのため様々な場面で、やりくりしにくい部分が多くなってくるんですよ。
だからこそ、勢いに任せて先に離婚届を出してしまうのはもったいないと言えるんです。
離婚をするのならば、しっかりと準備をして不利にならない状況を作っておかなければなりません。

離婚の準備って具体的に何をするの?

では実際に、離婚の準備とは何をしたら良いのでしょうか。

  • 離婚原因の証拠集め
  • 貯金
  • もらえる手当ての条件確認
  • 自分が希望する離婚条件をまとめておく

まずは、これらをしっかりと抑えておきましょう。
離婚原因の証拠集めは、離婚の原因が相手の不倫やDVなどによる場合です。
自分が離婚したいと言っても、相手が必ずしも離婚に同意するとは限りません。
しかし不倫やDVといった相手に不利な証拠があれば、相手も離婚に同意せざるを得なくなってくるんです。
写真や映像、音声などでの証拠を集めて、相手に原因がある事を明確にしておきましょう。
モラハラなどの場合には、言われた言葉をその都度書き留めておくのも良いとされているんですよ。

そして離婚するとなったら、何かとお金がかかってくるものです。
新生活を始めるに当たっての、引っ越し費用や新居費用もバカになりません。
また子供がいる場合、離婚して片親になるともらえる手当ても出てきます。
しかしこうした手当ては、給付に当たっての条件があったりするんですよ。
特に片親となる場合には、こうした手当てが生活の上でとても重要となってきますので条件はしっかりと確認しておく必要があります。
最後に離婚する上で相手に求める条件は、しっかりと自分の中でまとめておくと良いですね。

離婚の条件を有利に進めるには条件提示の書類が必須?

離婚の際には、様々な取り決めが必要です。
しかしこれらの取り決めは、口約束だけで留めておくと自分にとって不利な状況を生み出してしまう可能性が高くなります。
今まで夫婦としてやってきた相手ですから、できれば口約束でOKだと思いたいですよね。
ですが離婚したら他人となる訳ですから、口約束だけでは「なかった事」になってしまってもおかしくないのです。
そこで、離婚の条件を有利に進めるには「条件提示の書類」を作っておくと良いんですよ!

条件提示の書類には、基本的に「離婚協議書」と「公正証書」があります。
離婚協議書は自分たちで作成する事ができ、取り決めの内容をはっきりとさせておく事ができます。
それに対して公正証書は、公証役場へ出向いて作成してもらいます。
書類は当人と公証役場で保管され、もしもの場合には法的な強制執行も可能な書類となっているんです。
将来の支払いが不安な場合などは、少し面倒でもこの公正証書を作成しておくと安心ですね。
特に子供がいる場合の養育費や子供との面会の条件などは、子供の将来にも大きく影響してくるポイントです。
こうしたケースでは、なるべく法的処置ができる公正証書の作成をした方が良さそうですね。

別居していると不利になる?

離婚を実行する前には、別居を考える人も大変多いと思います。
しかし離婚前に別居していると、離婚時に不利になるという噂も聞きますよね。
実際のところ、別居は不利になるのでしょうか。

なぜ別居に至ったのか?

夫婦には同居義務がありますが、何か理由がある場合には別居も可能です。
相手の素行やDVに耐えられなくなるなど、別居したいと思うのにはそれなりの原因がありますよね。
これらの原因さえしっかりと明白にしておけば、離婚前の別居でも不利にはなりません。
ただしこれらをはっきりさせておかないと、「別居したから離婚する事になった」と別居を理由に離婚を有利に運ばれる可能性も出てきます。
そのため、別居に至るだけの理由があった事をちゃんと示しておく方が良いのです。
だからこそ、突然家を飛び出す様な別居は避けた方が無難と言えます。

別居をするのであれば夫婦でまずは話し合い、別居するだけの理由がある事を相手に伝えておきましょう。
不安であればその内容を記録しておくのも、有効な手段です。
こうして「別居しなければならない理由があった」という事を確実に残しておけば、基本的に離婚時に不利になる事はないと言えるんです。

離婚して幸せになるために!

人生の一大決心となる、離婚。
その大きな一歩を踏み出す事を決めたのであれば、これから歩む人生は幸せなものにしたいですよね。
離婚して後悔せず幸せになるためには、是非これからご紹介するポイントを確認しておきましょう!

1.衝動的な感情で離婚を決めていないか?

まずは、一時的な感情で「離婚」を決定していないかを自分の中でしっかりと確認しなければなりません。
怒りや悲しみなどの負の感情は、例え一時的な感情でも離婚を決断させるのに十分なものです。
しかしこの一時的な感情は衝動的で、落ち着いた時に振り返ってみると後悔する事が多いものなんですよ。
そのために、離婚を決めたら一日ほど置いて気持ちを落ち着かせてから再考してみるのもとても大切なのです。

2.離婚以外の解決策はないか?

離婚は紙面上だけのものであるとはいえ、今ある家族を解体する事となります。
一度は一生添い遂げると決めた相手ですから、離婚を実行する前に「離婚以外の解決策」を探してみましょう。

元々他人の二人が共同生活をしている訳ですから、すれ違いや相違がある事も多くて当然です。
だからこそ、時にはお互いに少し距離を置いて考えてみる時間を作るのも必要だったりします。
二人一緒にいては見えないものが、離れてみて初めて見えるという事も少なくありませんからね。
離婚を考えるのならば、離婚以外の方法を全て試してからの方が後悔が少ないと言えるんですよ。

3.準備は万全か?

どうしても離婚という選択肢しかない!となった際には、離婚の準備が万全かどうか確認しましょう。
いざ離婚となると、準備なしでは上手くいくものも上手くいかなくなってしまいます。
だからこそお金の問題や離婚をスムーズに進めるための手段など、自分が不利にならない様な準備を整えておくべきなのです。
準備さえしておけば、離婚も比較的スムーズに進みますからね。

まとめ

離婚は、体力も精神力も大変消費します。
人生における一大決心をする訳ですから、それも当然の事ですよね。
しかし今の生活をより良くするために、離婚を選択するのです。
今の生活に耐えられないからこそ、「離婚」という大きな決断をしようとしているんです。

誰も、離婚するために結婚する訳ではありません。
しかしながら、離婚は誰にとってもあり得る選択肢だと言えますよね。
いざ自分や周りの大切な人が直面した際にはしっかりと準備をしていく事が大切です。
そして自分が不利にならない様に、なるべく自分が希望する離婚の形となる様に進めていかなければなりません。
大変体力も精神力も必要とする離婚ですが、これからの人生をより良いものにするためには避けがたいケースも多くあります。
とても大変な時期ではありますが、ここはグッと踏ん張ってより良い未来を手に入れていきましょう!

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