美味しい七草粥の作り方!レシピや材料・七草がゆを食べる理由・時期は?


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目次
  1. 七草粥とは
  2. 七草粥のレシピ・材料
  3. まとめ

正月三が日が明けて、本日から仕事始めという方も多いのではないでしょうか。
お正月明けの行事食の一つに、七草粥があります。
ちょうど今くらいの時期に、スーパーで見かけることも、多いのではないでしょうか。
本日は、そんな日本の行事食、七草がゆの作り方や、七草粥を食べる時期・理由などをご紹介します。

七草粥とは

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(引用元:http://www.kikkoman.co.jp/homecook/college/10shoga/nanakusa.html)

七草がゆは、春の七草である「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ」の七種の具材やお餅などを、お粥にして食べる、日本の伝統行事食です。

七草粥を食べる理由とは?

唐の時代には、人日の日に「七種菜羹(ななしゅさいのかん)」という7種類の若菜を入れた汁物を食べて、無病息災を願うようになりました。
羹はあつもの、汁という意味です。また、官吏昇進を1月7日に決めたことから、その日の朝に七種菜羹を食べ、立身出世を願ったといいます。
若菜を食べて、自然界から新しい生命力をいただきます。 この風習が奈良時代に日本へ伝わると、年のはじめに若菜を摘んで食べ生命力をいただく「若草摘み」という風習や、7種類の穀物でお粥を作る「七種粥」の風習などと結びつき、「七草粥」に変化していきました。
(引用元:http://allabout.co.jp/gm/gc/220737/)

七草は、早春にいち早く芽吹くことから邪気を払うといわれました。そこで、無病息災を祈って七草粥を食べたのです。
(引用元:http://www.kikkoman.co.jp/homecook/college/10shoga/nanakusa.html)

元々は中国から伝わった風習とされている七草粥。
お正月のおせち料理や祝い酒などで弱った胃を休めるために食べる、とも言われていますが、これは後になって付け足された理由のようです。
七草粥に使われている上記の具材が消化や健康に良いもので胃腸の回復にピッタリの食べ物だったため、こういわれるようになったのかもしれませんね。

七草粥を食べる時期はいつ?

七草粥を食べる時期は、地域によって若干異なっています。

1月6日の夜、あらかじめ用意したセリ、ナズナ、ゴ(オ)ギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロの「七草」をまな板の上に載せ、以下の歌を歌いながらしゃもじやお玉杓子、包丁の背などで叩いて細かくする。
七草なずな 唐土の鳥が 日本の国に 渡らぬ先に ストトントン
明けて7日の朝に粥を炊き、叩いた七草と塩を入れて七草粥にする。そして朝食として食べる。
(引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%83%E8%8D%89%E3%81%8C%E3%82%86)

上記は関東地方の例で、地域によっては、食材も異なり、また時期も、1月7日ではなく、1月16日の小正月に行うという地域もあるようです。

この七草粥を食べる行事のことを、「七種の節句」と呼ぶこともあります。
本来、1月7日は「人日(じんじつ)の日」という五節句のうちのひとつであり、七草粥は、「人日の節句」の節句料理として、江戸時代頃に定着しました。

七草粥のレシピ・材料

七草粥の材料は決まっていない!

七草粥の材料ですが、上記で述べた春の七草である「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ」を必ず入れなければならないかというと、そういうわけでもありません。
最近では、スーパーなどで七草粥セットが売られていますので、それを使っても良いですが、そういったものが売られていなくて七草を手に入れられないという場合は、大根の葉や三つ葉などのような、緑の葉物で代用しても構いません。

炊飯器だけで作れる!超簡単七草がゆのレシピ

まず、米と米の量に合わせた水の量(おかゆと表示してあるライン)を炊飯器に入れたら、スイッチをオン。
おかゆが炊き上がったら、刻んだ七草を入れて少々蒸らしましょう。七草に火が通ったら塩で味を整えて完成です。
(引用元:http://sk-imedia.com/nanakusagayu-3676.html)

お餅入り七草がゆのレシピ

nanakusa_02(2人分)
ご飯:130g
水:300~400cc
切り餅:1枚
塩:小さじ1/4程度
大根:3cm暑さの輪切りを半量
かぶの葉:少々
セリ:少々

  1. 土鍋にご飯と水を入れ、ご飯をほぐし、短冊切りにした大根も入れて火にかける
  2. 沸騰したら弱めの中火にし、底が焦げないよう時々かきまぜながら5分ほど炊く
    ※炊きすぎに注意 (糊状になってしまう)
  3. ご飯が粥状になり始めたら2cm角程度に切ったお餅を入れ、蓋をして2分炊いたら火を止める(予熱でお餅が軟らかくなる)
  4. 数分後、お餅が軟らかくなったら火をつけ、塩で味を調える
  5. 刻んだかぶの葉とセリ(七草の葉の部分)を加え、一混ぜしたら火を止める(加熱しすぎない)

(引用元:http://cookpad.com/recipe/2439181)

お餅が入っているので、腹持ちが良くなります。
なので、お粥じゃお腹にたまらないよー、という方にもおすすめのレシピです!

お粥が苦手でも大丈夫!中華風七草粥

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材 料(2~3人分)
七草セット1パック
冷や飯1膳半(320g)
水700cc
◎酒大さじ1
◎鶏ガラスープ(顆粒)大さじ1~1と1/2
◎中華だし(顆粒)小さじ2
◎塩小さじ1/4
ごま油小さじ1
釜揚げシラス小1パック(20~30g)
卵1個

  1. 七草は水でよく洗い、泥を落とす。
  2. 大根とカブは皮を剥いて薄切りにし、水から茹でてザルにあげる。
    お湯に塩を加え、葉類をさっと茹で水にさらし、細かく刻む。
  3. 土鍋に水と冷やご飯を入れて火にかけ、ご飯をほぐす。
    沸いたら弱火にし、◎の調味料で味つけする。
  4. 弱火のまま、トロミがつくまで5~10分程煮る。(鍋底が焦げ付かないよう時々かき混ぜる)
  5. シラスと水気を切った2の七草を加えてひと混ぜし、ごま油を回しかける。
  6. 溶き卵を全体に回し入れたら底から大きくかき混ぜ、蓋をして火を消して蒸らす。卵が固まったら茶碗に盛り付ける。

(引用元:http://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1270004604/)

中華だしやごま油のニオイが食欲をそそります。
お粥はなんだか味気なくて苦手…という方も、卵とじのお粥なら、美味しく食べられるのでは?

まとめ

七草粥にまつわる色々と、七草粥の美味しいレシピをいくつか、ご紹介しました。
行事食というとなんだかカタそうなイメージもありますが、自然界から新しい力をいただくのが、本来の意味です。
今まで作ったことなかったなー、という方も、自分好みの味付けを探してみては、いかがでしょうか?

定番の七草粥は胃に優しいので、ダイエットにも効果的です◎

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