目次
はじめに
美味しいお肉って言うとみなさんは何が思いつきますか?
松阪牛、神戸牛、近江牛、色々思いつくと思います。
そんな高級牛についていろいろ書いていきたいと思います。
沢山有名なお肉がありますが、どれが一番美味しいの?
みなさんは、◯◯牛と言われたら、何個くらい思いつくことが出来ますか??
実は、◯◯牛と言われるようなブランド牛は全国に130以上もあるらしいです。
つまり、私達が知っている◯◯牛は相当少ないように感じます。
その中でどれが一番美味しいか、というのはかなり難しい問題ですね。
例えば、
沖縄にもブランド牛がいます。
ご存知ですか??
石垣牛と言われています。
全国的に有名な松阪とか神戸とかにも多くの仔牛を供給していて、
各地で大きく育った牛はそれぞれの土地のブランドで売られていくと言われています。
近年は「石垣牛」の名でブランド化して売り出そうとされていますが、まだまだあまり世間には知られていないのが現状のようです。
しかしこの各ブランド牛のルーツ、原点とも言える石垣牛はかなり美味しいです。
機会があれば是非お試しいただきたいです。
ココで気になったのが、どのような過程を経て仔牛が松阪牛のようなブランド牛になっていくのかです。
そこで色々調べてみました!!!!
松坂牛の定義について
松阪牛とは「黒毛和種」の「未経産(子を産んでいない)雌牛」で、2004年(平成16年)11月1日時点での三重県・中勢地方を中心といた市町村および、旧松阪肉牛生産者の会会員の元で肥育され、松阪牛個体識別管理システムに登録している牛をいう。
なかなか難しい定義がなされていますね。
松坂牛が有名になった理由
元々、江戸時代には、農耕用の役牛として但馬国(兵庫県但馬地方)の雌牛(但馬牛)を飼育していたそうです。
こう考えると歴史的には知名度が上がったってから日は浅いように感じます。
しかし、明治になり、西洋文化の影響で牛肉食が始まると、農耕用を退役した牛が肉牛として売られるようになった。
この頃はまだ、食用牛のみの飼育はされていなかったそうです。
その後役牛から肉牛へのシフトが進み、1935年(昭和10年)に東京で行なわれた『全国肉用牛畜産博覧会』で名誉賞を受賞したことから全国的に知られるようになった。
つまり、今から約80年前の話です。
ただ、名誉賞だけでは、今のような認知度になることはなかったと思います。
では、なにがそこまで松阪牛を今の地位までにしたのでしょうか?
その答えとしては、戦後は1949年(昭和24年)に松阪肉牛共進会が開始され、品評会に優秀な肉牛が出品されて松阪牛の名声を高めたことが1つの答えだと思います。
また、日本食肉格付協会の枝肉格付けが最上級のA-5とB-5のもののみを「松阪牛」と認定し、品評会向け以外に一般に流通するものにも厳格な品質を貫いた。
この厳格さが今の松坂牛の地位を築いたと言っても過言ではありません。
さらに、高度成長期以降より、松阪牛は次第にブランド牛肉として認知されるようになっていった。
管理人的には、このバブルが最も松坂牛が食べられた時期ではないかな、と思います。
それ、最近では松阪牛のような高級牛の脂が苦手という人かなりいますし、何より高い!!!の一言です。
こんなに人気な松坂牛だと、偽物も多い??
こんなに知名度の高いブランド牛であるため、産地偽装が起きやすく、松阪市及びその近郊の肥育農家にて組織を作り松阪牛の定義付けを行い、松阪牛個体識別管理システムを運用して、出荷した牛肉に専用のシール及び証明書を付け、個体識別番号により産地・肥育農家・移動履歴その他の情報が検索できる等、様々な対策を行っている。
販売店には鈴の形をした看板が会員証として配布され、各々に会員番号が付加されている。販売時には、生産地を示す認証表示が販売店に於いて行われている。
三重県は、生産者からの申請を受けて三重ブランドのひとつに認定している。
こちらが鈴型の会員証明板です。