皆さん、爪のお手入れってどうしてますか?
綺麗に磨いたりネイルを塗ったりしたいのはやまやまだけど、サロンに通ったりお金や時間がかかるのは面倒だなと言う方。
忙しくて手間もそんなにかけられない、家事の邪魔になってしまうのが心配な方。
日常生活の中で直ぐ目に入るけど、なかなかケアするのを忘れてしまうつめ。
そこで自分で簡単に出来るネイルケアのやり方や道具を今回は調べてみました。
目次
爪の基本情報
爪の成分
つめの成分はタンパク質の一種であるケラチンであり、皮膚が角質化したものです。
水分も油分も含まれています。
ツメは指先を保護しており、爪があるからこそ指に力を入れられたりスムーズな歩行が可能になります。
環境により水分量が変化しやすく、日本の冬などの湿度が低い季節はもろくなると言う事で、お肌や髪と同じく、意外と繊細に見てあげないといけないパーツと言えるでしょう。
つめの根本の白っぽい部分は未だ新しい爪でルヌーラと言うそうです。
色を見てみましょう
爪の下には毛細血管が集中している為、爪には体全体の健康状態が現れやすくなっています。
つめがいつもより白い場合、先ずは貧血の症状が疑われます。
また慢性の腎臓病でも爪が白くなります。
亜鉛が不足すると白い斑点が出たりします。
爪が赤黒い場合は肝臓の疾患の兆候であることも。
ネイルを塗っている方は、塗り続けていると素のツメの色を見なくなってしまうこともあると思いますが、自分の身体の状態を知る為にも、たまにお休みを挟んであげると良いでしょう。
爪の状態が変わる原因
「爪を見れば健康がわかる!」と言われる程、様々な症状が爪にあらわれていることがあります。
- 二枚爪はつめに対する外部からのダメージが原因の事が多いです。
水まわりの作業や洗剤などが原因で表面が乾燥してしまっている状態から起こります。
除光液に含まれるアセトンからのダメージも考えられます。
除光液を頻繁に使うと負担がかかってしまうので気をつけましょう。
また内的要因としてカルシウムやビタミンAの不足が原因の場合もあります。 - 表面がぼこぼこする
縦にぼこぼこするのは乾燥や加齢が原因の中心です。
横にぼこぼこしている場合は甘皮の処理の間違いの負担、栄養不足や睡眠不足などが考えられます。甘皮処理はやり過ぎに注意しましょう。
また内臓疾患の兆候や、なにかしらの薬の副作用の可能性もあります。 - 巻き爪はつめに圧力がかかることで起こる事が多く、足の爪の親指に表れやすいです。
症状が悪化すると炎症を起こしてしまう事もありますから、靴のサイズや爪の切り方にも気をつけましょう。
また糖尿病などの血液疾患から巻きづめになりやすくなっている場合もありますので、要注意です。
このように爪は、皮膚が角質化したもの、また髪と同じ成分と言うことで、爪の健康を気遣うのは髪やお肌を健やかに保つのとイコールであるとも言えます。
自分では気付かない症状・疾患が爪に表れていることもありますので、時々気にして見てあげると良いでしょう。
健康的なつめにする為には、食事から良質のタンパク質をとるのがベストです。
また、鉄・亜鉛などのミネラルやビタミンA・B・Dも一緒に摂取して効率的に吸収しましょう。
ツメのお手入れ方法5選!おすすめセルフケア
爪に身体の健康状態があらわれることがよくわかりました。
自分の状態も勿論見るべきですが、爪が綺麗だったら更に嬉しいのは言うまでもありません。
そこで、自宅でも簡単に出来るネイルケアの方法をご紹介したいと思います。
爪の切り方を変えてみる
丁寧に爪を短くするには爪やすりがおすすめです。
爪切りは素早く簡単に爪が切れるのが利点ですが、爪の層が傷付き易く2枚爪を招きやすいので、爪切りを使いたい場合はお風呂あがりなどの「爪が柔らかくなっている時」がおすすめです。
爪やすりは粗い面を使用して削るもの、細かい部分を整える為のものや仕上げ用、スカルプ用で自爪に使ってはいけないものなど、細かく種類がわかれています。
表面のでこぼこをならそうとしてやすりをかけ過ぎると、自爪が薄くなってしまい結果的に脆くなってしまうので気をつけましょう。
やすりで少しずつ削る事によって、爪を傷付けず形を整えられたら良いですね。
マニキュアを見直してみましょう
近年発売されている「つめに優しいマニキュア」を試してみるのは如何でしょうか。
など、いろいろな方向から爪への優しさが研究されているようです!
つめの美容液・ネイルパックをしてみましょう
薄い膜で潤いを与えて直ぐはがすような「ネイルパック」。
爪部分にネイル状に塗るものの他、指先全体をパックするような商品もあります。
また、コラーゲン等が配合されている美容液的存在で色もつく、と言うマニキュアとネイルオイルの中間のような製品もあります。
普通のセルフマニキュアやネイルサロンのサイクルの間に、こう言ったものを1つでも取り入れてみるだけでも、違いが期待出来るのではないでしょうか。
ネイルオイルを使ってのお手入れ
素の爪のケアならネイルオイルがおすすめです。
オイルを塗ることによって足りていない油分や栄養をつめに与える事が出来ます。
近年では価格や特徴など様々な商品が展開されているので選ぶのも楽しみですね。
やり方はとても簡単で、爪の根本に少し垂らしたものを丁寧に爪に広げます。
「ネイルしない派」の方やネイルが苦手な方には、オイルでのケアがオススメです。
また、乾燥対策として爪の周りはハンドクリームなどでしっかりと保湿してあげましょう。
除光液を使う頻度を下げてみる
「マニキュアを塗ると爪が呼吸出来ない」と言う表現は感覚としては頷けますが、そもそも爪は呼吸はしておらず水分量の変化があるだけです。
マニキュアで爪の表面を覆うこと自体より、除光液のダメージの方が結果的に爪を痛めるきっかけになっているようです。
ここまでの記述にある通り、爪への負担を考え、使用方法や頻度には十分注意して下さい。
除光液を使用するのは最高でも週に1回として、出来ればもっと間を置いた方が良さそうです。
おすすめのネイルケア道具
爪やすり
先ず爪を傷つけず整えるには爪やすり。アルミで出来たものやガラス製のもの、お値段も幅広く展開されていますね。
化粧品売場やドラッグストアだけでなく、東急ハンズやロフトといったバラエティーショップでは様々な種類が取り揃えてあります。
ネイルオイル
フルーツの香りや花の香りがついたもの、天然の植物性オイルを使用したもの。
またドライフラワーが入ったものなどは視覚的にも気持ちが楽しくなりますし、香りや栄養分を重視して作られているものはアロマのようなリラックス効果も高まります。
オフィスやお出掛け先、夜眠る前などにさっと手軽に使えそうなペンタイプや小さなタイプ、こちらも様々な商品があります。
爪だけではなくささくれや周囲の皮膚などにも使用出来るものが多いのも嬉しいところです。
ベースコート・トップコート
ベースコートには爪をいたわる成分が含まれている商品もあります。
またトップコートを使えばセルフネイルの持ちは良くなるので、必然的に除光液を使う頻度は減らせます。
同じネイルを塗るにしても栄養があって仕上がりが美しくなるなら使わない手はありませんね!
ゴム手袋
食器用洗剤で油分が流れてしまうのを防ぐ、と言う地味ですが確かで基本的な方法もあります。
ケア用品ではありませんが効果は期待できます。水回りの洗い物が沢山ある方にオススメです。
さいごに
体の中では小さい面積の爪ですが、髪と同じように先端がケアされていると全体の質感が違って見えてきます。
忙しい中でも気にかけてケアしてあげる事で、細部に目が行く細やかな意識も養われる感じがしますね。
また体全体の健康状態があらわれる点でも、やはりつめは大事なパーツであると言えるでしょう。
健やかできらきらした爪を目指して、日々ケアして行きたいものです。