ふと気が付くと爪が割れていたり欠けてしまった経験はありませんか?
爪は皮膚と同様に、栄養不足など様々な原因で割れたり曲がったり、弱い爪になってしまうことがあります。
きれいな指先は女性の憧れですよね。
爪が痛んでいると、いくらネイルアートをしてもきれいに映えませんよね。
爪が綺麗に伸びない、早く伸ばしたいと考えている方へ、今回はそんな爪の健康についてと、綺麗に伸ばす方法を紹介したいと思います。
目次
爪が伸びない!割れる原因は?
爪が伸びるのが遅いと感じたことはありますか?
「遅い」と感じたことはなくても、もしかすると「いつもより早く伸びた気がする」と感じたことはあるかもしれません。
爪の伸びる速さは、食生活など様々な要因で変化するのです。
まずは爪が伸びない原因と割れる原因について考えてみたいと思います。
爪が伸びない原因は?
爪が伸びる早さには様々な原因が関係しています。
通常爪は1日に0.1~0.2mm伸びるといわれています。
また手の爪と足の爪では手の方が足より2倍程度早いといわれています。
爪の伸びる早さには多少個人差がありますが、いくら立っても爪が伸びない場合には病気であることも考えられるので注意が必要です。
栄養不足
爪は骨の一部だと思われがちですが、実は皮膚の一部です。
そのため栄養不足や生活習慣の乱れで肌荒れするのと同様に、爪も栄養不足で痛んだり伸びるのが遅くなったりするのです。
血行不良
血行が悪くなると、指先まで栄養が行きとどかなることが考えられます。
血行不良のみで爪が伸びなくなることはありませんが、伸びるのがかなり遅くなることは考えられます。
特に冬には冷える影響で爪が伸びにくくなるようです。
黄色爪症候群
(引用:
http://nail.karadapopn.com/entry3.html)
爪が伸びない原因の1つに黄色爪症候群があります。
原因ははっきりとはわかっていませんが、爪が黄色く分厚くなり伸びなくなってしまう病気です。
同時にむくみの症状がでることが多いため、リンパ系の障害であると考えられています。
爪が黄色くなるだけなら他にも原因は考えられますが、むくみと同時に症状が出た場合には一度病院を受診することをおすすめします。
爪周囲炎
(引用:
http://sogahifuka.com/blog/?p=2019)
爪周囲炎はその名の通り爪の周囲に炎症が起こることにより爪が伸びなくなってしまう状態です。
何らかの理由で爪と皮膚の間から菌が入ることで炎症が起こります。
軽い場合には抗生物質の服用で完治しますが、酷くなると膿が溜まるため切開して溜まった膿を出す必要があります。
爪が割れる原因は?
爪が割れる原因にも様々な理由が考えられます。
乾燥
(引用:
http://chee625.blog78.fc2.com/blog-entry-2226.html)
乾燥が進むと爪は割れやすくなります。
爪が乾燥するのには様々な原因がありますが、最も乾燥を進めてしまうのが除光液の使用です。
また、家事をする際の洗剤なども乾燥の原因になります。
特に一度傷んだ爪は乾燥が進みやすいため、傷んだ爪には石鹸やシャンプーですら刺激になってしまいます。
まずは爪を乾燥させないことが、健康な爪への第一歩になります。
栄養不足
(引用:
https://matome.naver.jp/odai/2149249185507895301)
爪が伸びない原因と同じですが、食生活の乱れや過度なダイエット、偏食などにより栄養不足になると、爪が弱くなってしまいます。
爪は伸びるのに時間がかかるためすぐにはわかりませんが、栄養不足が続くと伸びてくるにしたがってもろく割れやすい爪になってしまいます。
圧迫
特に足の爪が割れる場合に考えられるのが圧迫です。
合わない靴を履いている場合など、常に圧迫された状態になることで爪がその力に耐え切れなくなって割れてしまうのです。
爪甲縦裂症
爪の根元に何らかの疾患がある場合、爪が剥がれたり縦に割れたりする状態です。
原因としては腫瘍や湿疹、甲状腺機能障害などが考えられます。
爪甲剥離症
(引用:
https://nailvilogger.com/gelnail/kittrouble/)
爪先の表面が剥がれてきて、白い部分が広くなったり、割れたりする状態です。
爪白癬
爪白癬とは爪に水虫菌が住み着いた状態です。
爪の表面が白くなったり黄色っぽくもろくなります。
酷くなるとぼろぼろと爪が取れてくることもあります。
爪って何で出来てるの?
爪は伸びてきたら白くなるため、骨でできていると思われがちですが、実は爪は皮膚の角質が硬化してできたもの、つまり皮膚の一部なのです。
では具体的に爪はどのような成分でできているのでしょうか?
爪は主にたんぱく質の一種であるケラチンという成分でできています。
皮膚と同じケラチンでできているのになぜ爪が硬いかというと、ケラチンには硬いものと柔らかいものがあるためです。
皮膚を作っているケラチンは軟ケラチン、爪を作っているケラチンは硬ケラチンと呼ばれています。
先ほど爪が乾燥すると言われてもピンとこなかったかもしれませんが、実は爪内部の水分量は12~16%もあるのです。
この水分量が乾燥などの原因で少なくなればなるほど、爪は割れやすくもろくなってしまいます。
爪が伸びる理由って?
先ほど出てきたように爪は皮膚の一部です。
それならなぜ伸びるのか、なぞは深まるばかりですよね。
爪は見えている部分を「爪体」、見えていない皮膚に覆われている部分を「爪根」といいます。
さらにこの爪根を包み込むように「爪母基」という表皮細胞が盛んに作られている部分があります。
ここで作られる表皮細胞が爪根に取り込まれることで、爪が伸びていくのです。
爪はなぜあるの?
爪が皮膚の一部であること、爪が伸びるメカニズムはわかりましたが、ではなぜ爪は存在するのでしょうか?
その理由は、骨を守るためです。
骨は指の根元は太く、指先に行くほど細くなっています。
もし爪がなければ、指先の細い骨は少しの衝撃で折れてしまいます。
爪は衝撃を吸収することで、骨を守っているのです。
爪はなぜ伸びるの?
爪はケラチンでできている皮膚の一部ですが、もっとわかりやすく言うと、皮膚の「角質」と同じものです。
そのため、爪は普通の皮膚よりは硬いですが、骨や歯ほどは硬くありません。
つまり摩擦などの影響でだんだん磨り減ってしまうのです。
もし爪が伸びずに磨り減ってしまうだけだったら、骨を守ることができませんよね。
爪は伸び続けることで、骨を守る役割を果たすことができるのです。
爪をのばす方法6選
さて、爪の仕組みを理解したところで、ここからは爪を綺麗に伸ばす方法を見ていきたいと思います!
ネイルアートを楽しみたいのに、爪が折れてしまったなど、爪を早く伸ばしたいこともありますよね。
爪が全て生え変わるには、平均的に手の爪でおよそ半年、足の爪で1年弱かかるといわれています。
では爪を早く伸ばすことはできるのでしょうか?
ここでは爪を早く伸ばす様々な方法をご紹介したいと思います。
1、保湿
爪には水分が含まれてるため、様々な要因で乾燥します。
乾燥すると爪は簡単に割れたりもろくなります。
またこのような状態の爪は、摩擦にも弱く簡単に磨り減ってしまうのです。
簡単に磨り減ってしまっては、せっかく伸びても意味がありませんよね。
しっかりと保湿をして摩擦に強い削れにくい爪にすることで、結果的に伸びるのが早くなるのです。
ハンドクリームを指先を中心にしっかりと塗りこむようにしましょう。
また爪にキューティクルオイルを塗るとより効果的です。
2、新陳代謝を高める
爪は皮膚の一部であるため、ターンオーバーのサイクルを早めることで早く伸びるようになります。
そのためには、新陳代謝を高めることが大切です。
寒い冬場より夏の方が爪は伸びるのが早いといわれるように、爪は温かいと早く伸びる傾向にあります。
指先の新陳代謝を高めるには、マッサージなどで血行をよくしましょう。
手や足をお湯と水交互につけることも血行をよくするには効果的です。
それ以外にも適度な運動をすることで、指先までしっかりと血液が回り冷えを改善する効果が期待できます。
栄養をとる
爪に必要な栄養をしっかり摂ることで、爪の成長を早めることができます。
ここでは栄養を取り入れる3つの方法をご紹介しましょう。
3、食事から栄養を摂る
爪は皮膚と同じくケラチンからできています。
ケラチンはたんぱく質が変化したものであるため、爪のために必須の栄養素はまずたんぱく質です。
肉、魚、大豆製品になどからしっかりとたんぱく質を摂取しましょう。
その他にもケラチンの生成に大きく関わっているビタミンB6を多く含むニンニクやマグロ、コラーゲンの生成を促すビタミンCなどを積極的に摂るようにしましょう。
4、飲み物から栄養を摂る
食べ物からだけでなく飲み物からも栄養を取り入れましょう。
先ほど出てきたたんぱく質、コラーゲン、ビタミンCは飲み物からも取り入れることができます。
たんぱく質を取り入れるにはプロテインドリンクがおすすめです。
コラーゲンやビタミンCは美肌ドリンクなどに豊富に含まれているので、活用したらいいですね。
これらの成分は爪だけでなく肌にもいいので一石二鳥です。
5、爪にいい水がある?
今話題のミネラルウォーター、シリカ水を知っていますか?
シリカとは地球上で2番目に多い成分であるケイ素のことですが、
近年、このシリカを多く含むシリカ水がアンチエイジングや美容、健康効果があると注目が集まっているのです。
シリカは爪の成分であるケラチンの生成を助けるといわれています。
それだけはなく、アンチエイジングに必須のコラーゲンやヒアルロン酸もシリカがないと上手く機能しないことがわかってきました。
つまりシリカを摂ることは、爪の生成に大きく関係しているのです。
シリカは年齢と共にどんどん失われる成分であり、補充をしなければ40歳には元の半分程度まで減ってしまうと考えられています。
成人1日に必要なシリカの量は40mgと言われていますが、多くの人は不足しているのです。
シリカは食べ物にも含まれていますが、食べ物に含まれるシリカの吸収率はよくありません。
シリカ水に含まれるシリカは水溶性であり、吸収されやすいといわれています。
そのため、シリカ水はシリカを補給するのにとても適した方法なのです。
おすすめのシリカ水はこちら!
筆者も飲んでいる、北海道の乙部町という町で採取された、「ガイヴォータ」というシリカ水は、飲みやすくとてもおすすめです。
シリカやミネラルがたっぷり含まれていて、お肌はもちろん、爪や髪などの美容にも良いですよ。
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6、栄養クリームを塗る
皮膚と同様、爪も表面から栄養を取り込むことができます。
そのため、口からだけでなく直接栄養クリームを塗りこむことで爪に栄養を与えることができるのです。
栄養クリームは爪専用のものでなくても、コラーゲンやヒアルロン酸など美容成分を含むものなら何でも大丈夫です。
顔に塗った残りを爪に塗りこむのもおすすめです。
より効果を高めるためには、ラップパックをしたりクリームの後オイルを塗って栄養を閉じ込めるといいですね。
綺麗な爪の切り方4つのポイント!
さて、上記の方法で爪が綺麗に伸びたら、次は爪のケアです。
実は爪を切る行為は、爪に大きな負担をかけてしまいます。
パチンと爪きりで切ると、爪は一瞬平らになって元に戻りますよね。
健康な爪の場合大きな問題はありませんが、乾燥が進んでもろくなった爪などは爪を切る衝撃でさらに傷みが加速してしまうのです。
そのため本来は爪切りを使わず、ヤスリで整えるのが理想的です。
ですが、毎回ヤスリで爪を整えるのは手間がかかりますよね。
ここでは綺麗に爪を切る方法をご紹介しましょう。
1、よく切れる爪切りを使う
切れ味のいい爪切りを使うことで、爪への負担を軽減することができます。
逆に切れにくい爪切りを使うことで爪への衝撃が強く爪が折れる原因になることもあるのです。
2、端から少しずつ切る
爪切りで爪を挟む面積が広いほど爪には大きな負荷がかかってしまいます。
爪は平らではなく丸まった形状をしているため、少しでも負荷を減らすために端から少しずつ切っていきましょう。
そうすることで、少しでも爪への負担を減らすことができます。
3、角を残す
爪は角の部分が最も折れやすい弱い場所です。
そのため、切るときは角を切らずに残すようにしましょう。
爪の一番先の部分を中心に真横にそろえるようにします。
4、仕上げにヤスリを使う
最後まで爪切りだけで仕上げようとすると、何度も爪に負担をかけてしまうことになります。
そのため、大まかに爪切りで切った後はヤスリを使って整えるようにしましょう。
引っかからないように角を丸め、形を整えます。
またヤスリは爪に優しく当て一定方向に動かすようにしましょう。
爪のお手入れ方法!
最後に爪の簡単なお手入れ方法をご紹介しましょう。
爪は何をするにも目に留まる部分なので、爪が綺麗だと気分も上がりますよね。
また清潔で健康的な爪は、他の人から見てもとても印象のいいものです。
基本のネイルケアをすることでより綺麗な手元を演出することができます。
1、爪の形を整える
まずは先ほどご紹介した爪切りの方法で爪の形を整えましょう。
2、甘皮を処理する
甘皮はキューティクルとも呼ばれますが、爪と皮膚の境界線を綺麗にすることですっきりと清潔感のある指先になります。
方法はお風呂上りなど皮膚が柔らかい状態のときにプッシャーで甘皮を優しく押し上げます。
その後爪に残った皮をガーゼなどで取り除きましょう。
3、保湿をする
最後にクリームやオイルなどでしっかり保湿をして完成です。
4、頻度は1~2週間に1度
爪を整えたり甘皮を処理するのは、1~2週間に1度程度にしましょう。
頻度が多すぎるとケアすること自体が爪への負担になってしまいます。
もちろん保湿ケアは毎日怠らないようにしましょう。
まとめ
健康的なで綺麗な爪は女性の憧れですよね。
女性だけでなく、手元に清潔感があり綺麗な男性もとても魅力的です。
ネイルアートをする方は特に爪の健康が乱れてしまいがちです。
ネイルアートで見た目を綺麗にするのもいいですが、ナチュラルで健康的な爪を目指してみるのもいいかもしれませんね。