子供の育て方は男の子と女の子で違う?!性格を尊重する育児のコツ!


毎日の子育ては、波乱の連続です。
子供は、親が全く予想もしていない様な行動ばかりしますよね。
ついつい怒りたくなってしまうのも、仕方のない事です。
しかし本当は怒らずに、子供の個性を伸ばしてあげたいと思っているのが親心ではないでしょうか。
そんな決して一筋縄ではいかない育児、実は男の子と女の子それぞれコツがあるのを知っていますか?
男の子も女の子も、それぞれの性格を尊重する育児のコツをご紹介します。

目次

  1. 男の子と女の子で子供の育て方は違う?!
  2. 男の子の育て方のコツ!
  3. 女の子の育て方のコツ!
  4. 性格を尊重する育児を!
  5. まとめ

男の子と女の子で子供の育て方は違う?!

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男性と女性では、脳の作りが基本的に違っています。
脳はまだ未知の部分が多い分野ですが、構造だけを見ても女性の脳は男性の脳よりも脳漿と呼ばれる右脳と左脳をつなぐ部分が多いと言います。
一般的に女性は状況に適応しやすい脳で、男性は空間能力と言って平面のものでも立体としてとらえる事ができるとされています。
これは現在の科学では、科学的な証明はされてはいません。
しかし個人差はあれど男性と女性では脳の作りが違っている事は、明白な事実として分かっているのです。

この事から子育ての場面においても、男の子と女の子にはそれぞれにあった育て方があると言われ始めています。
もちろん「こうしなければならない」というものではありません。
その子にあった育て方、親の考え方に乗っとった子育てで問題はないのです。
ただそれぞれの性別には、それぞれ子育てのコツがあるという事なのです。

「男の子はママにべったり」「女の子は意外とあっさり」と、良く言いますよね。
これも全く根拠がない訳ではなく、持って生まれたそれぞれの性別による個性とも言えます。
つまり脳の違いは、わずか3歳前後の幼少期からでも現れてくるという事になるのです。

「男の子だからこうすべき」「女の子だからこうしなくてはならない」なんて事は決してありません。
しかし脳の違いを少し意識してみる事で、子育てへのイライラも減ってくる事が多いのです。
男の子女の子、それぞれの育て方のコツを見てみましょう。

男の子の育て方のコツ!

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男の子は、好奇心に任せてなんでも手にしたがります。
また、気が済むまで同じ事を繰り返す事が多くなります。
男の子の場合は、こうした行動によって物事を学んでいくと言われているのです。
こうした行動を踏まえて、男の子の育て方のコツを見てみましょう。

気が済むまで遊ばせる

男の子は、とことん飽きるまで同じ事を繰り返します。
この行動が男の子の脳を発育していくのですが、見ているママとしては見守るのも一苦労です。
何度も何度も同じことを繰り返す子供を見ていると「もういいでしょ」と言いたくなってしまいますよね。
しかしそうして親が子どもの行動を遮ってしまう事で、男の子は学びを中断されてしまうのです。

また男の子は色んな所へ行きたがり、なかなかまっすぐ歩いてくれません。
あっちへ行ったりこっちへ行ったり、目的地へ着くにはかなりの時間がかかってしまいます。
これも様々な事に対する興味の表れと、有り余る程溢れる元気な体力がある証拠です。
あちこち連れまわされるママにとっては、途中でどうしても目的地へ手を引っ張ってしまう事もあるでしょう。
しかし出来る限り子どものしたい様にさせてあげる方が、脳の発達には良いとされているのです。
こういった行動にとことん付き合ってあげる事で、物事を最後までやり通す力やとことん調べようとする根気が養われるのです。

たくさん話を聞く

思春期になると「キレる」男の子が多いと、最近話題にもなっていますよね。
この「キレる」という行動は、ある種の表現方法であるという説があります。
自分が思っている事を上手に表現できず、周りからの理解が得られない時にキレるという行動を取ってしまうと言うのです。
こうした行動を未然に防ぐ方法として、推奨されている事が幼少期から「たくさん話を聞く」という方法です。
自分の思いをしっかりと相手に伝える事が出来れば、そうした問題行動を起こすリスクを減らせるという考えが出て来ています。

そうは言っても、まだこどもで自分の思っている事はどうしても上手に表現する事はできませんよね。
そんな時親が上手に子供の思いを引き出して表現させてあげると、子供は自ら表現する習慣が付いてきます。
そして言葉で表現した事が理解してもらえる安心感を教えてあげる事で、言葉での表現も定着していく様になります。

子供が上手に言葉で伝えられなかったとしても、じっくりとこどもの話を聞いてあげる事も大切です。
また絵を書いたり楽器を弾いたりする事で自己表現をするのも、こどもの表現の幅を広げる事に繋がります。

物事を順序立てて説明する

子供はまだ難しい事を言っても分からないから、とりあえず「だめ!」と怒るという家庭も多い様です。
しかし「だめ!」と怒られただけでは、子供には「怒られた」という嫌な記憶しか残らないと言われています。
大事な部分、つまり「何故だめなのか」「何故怒られたのか」という部分が理解できないままになってしまうのです。
そうすると、同じ事を繰り返してまた怒られる事に繋がってしまいます。

危険な事やいけない事をした時には、しっかりと納得のいく理由を教えてあげましょう。
「○○は危ないからだめなんだよ。」「○○をしたら痛いから、だめなんだよ。」等、理由をはっきりと伝えてあげる事が大切です。
特に善悪の判断の付かない子供にとっては、「親に怒られるからだめ」なのではなく「危険だからだめ」「痛いからだめ」等の具体的な理由を伝える方が効果的なのです。
子供にも分かる様に分かりやすい言葉でしっかりと伝えてあげると、子供にもしっかりと伝わります。

褒める時にも「えらいね!」だけよりも「○○してくれて嬉しい!えらいね!」等の方が、子供にとっては良い刺激となります。
怒る時も褒める時にも、理由を具体的に伝えてあげましょう。

女の子の育て方のコツ!

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気が済むまで同じ事を繰り返す男の子と違い、女の子は大人のマネをして物事を学ぶと言われています。
もちろん女の子も様々な体験から学ぶ事も多いですが、男の子よりも大人のマネをしたがる傾向にあります。
特に一番身近なママのマネをしたがる女の子が多く、マネする事により「自分」というものを作っている様です。
では、女の子の育て方のコツはどんなものなのでしょうか。

たくさん良いものを見せる

女の子は、綺麗なお花や葉っぱ等美しいものにたくさん触れさせてあげると良いと言われています。
これにより感受性がどんどんと磨かれて、女の子の脳の発達をどんどん促進させていくのです。
綺麗なお花を見付けたら「綺麗だね!」等とママが声をかけてあげて実際に触らせてあげると、子どもの感受性が育ちます。

また「ご飯が美味しいね」「お風呂気持ち良いね」等、日常の経験も良い言葉で表現してあげると良いと言われています。
美しい絵画や音楽等の芸術作品に触れさせてあげる事も、大変効果的です。
そうした良いものにたくさん触れる事により、女の子はどんどんと感性豊かに育っていきます。

たくさん褒める

女の子には、大袈裟だと思う位たくさん褒めてあげましょう。
ふとした時のしぐさや行動、言葉や表情等に対して褒めてあげると「これが良い事なんだ」とこどもに伝わり、また褒めてもらおうと行動します。
また「良い子ね」「優しい子ね」「素敵ね」等、綺麗な言葉で褒めてあげると効果的です。
いわゆる「褒めて伸ばす」とも言える育て方になりますが、特に女の子には大変有効なのです。

こうしてたくさん褒められる事により、こどもは親からの愛をしっかりと感じる事ができます。
すると成長しても親からもらった愛がしっかりと支柱となり、芯の強い女性になっていくと言われているのです。

大人としての手本を示す

男の子の場合にはしっかりとした理由を話す事が大切でしたが、女の子の場合には何より大人が手本を見せる事が大切とされています。
女の子は大人のマネをする事が大好きで、マネをする事で成長します。
なので親が○○しているから私も○○しよう、という心理が働くのです。
挨拶や食事のマナー等、しっかりと親が手本を見せて子どもにも習慣付けてあげましょう。
そして手本を見せて何度も根気よく教えていく事で、子どもにもしっかりと身に付いていくのです。

また思春期になると、パパを嫌がる女の子が多くいますよね。
これも、親を見ていて知らず知らずにマネをしてしまっているからだという説があるのです。
夫婦が仲良く、お互いに助け合って良い関係を続けている夫婦のこどもは、パパを嫌がる事は少ないというデータがあります。
これは、ママの行動をマネているからとも考えられています。
つまりママがパパの事を嫌がる仕草を見せると、こどもも無意識のうちにマネしてしまうという事なのです。
両親の仲が、こどもの成長にも大きく関係してくるという事です。

性格を尊重する育児を!

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これまで男の子、女の子それぞれのコツを見てきましたが、一番大切な事は「その子にあった育児」です。
「男の子だから、女の子だから、○○しなければならない」という事は決してありません。
またそれぞれのコツは、実は男女関係ないとも言えます。
ご紹介したコツは、それぞれの性別によってその傾向が強いというだけなのです。

どうしても、イライラしてしまう事が多々ある育児。
しかし子供の行動を制限するばかりではなく、その子供の個性を見出す事を意識してみましょう。
するとイライラしていた子供の行動が、その子供の能力開発に繋がる可能性も多いにあるのです。
それぞれの性別にある脳の違いを頭の片隅に置いて、型にはまりすぎない育児をする様に心がけてみましょう。

まとめ

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男女の脳は、明らかに作りが違っています。
その違いは幼少期でもしっかりと表れてくる事が多く、それぞれにあった育児をする事によって脳の発達を促す事ができると言われています。
しかし固定概念に縛られて育児をしてしまうと、子どもの個性を壊してしまい親にも非常にストレスが溜まってしまう事になりかねません。
それぞれの性別における育児のコツを意識して、その子の個性を引き出せる育児をしていきましょう。
親も子供も頑張りすぎずに楽しんでいく事が、子どもの成長を何より支えていく事になるのです。

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