行楽の季節到来です!保育園、幼稚園、小学校では初夏の遠足シーズンでもありますね。
遠足と言えばお弁当。楽しみにしている子どもの気持ちとは裏腹に、「お弁当どうしよう…」と気が重いお母さんも多いのではないでしょうか。
この記事ではお弁当の内容に悩むお母さんのために、簡単にできるおかずを公開します!おかずのレシピのほか、お弁当を作るときの3つの原則や、おすすめの主食などもご紹介します。アイディアに困ったお母さんたちのヒントになれば幸いです。
「ごちそうさま!」の言葉と子どもの笑顔が見たい!そんなあなたにおススメです。
目次
子どものお弁当3つの大原則とは?
一生懸命作ったお弁当、できれば残さず美味しく食べてもらいたいですよね。実は、子どものお弁当作りには3つの原則があります。これを押さえておけば、子どもに喜んでもらえるお弁当作りの基本をマスターできますよ。
早速見ていきましょう!
1. おいしそう!と思わせること
お弁当箱を開いた瞬間の見た目の印象はとても大切です。見た目の印象で食が進むかどうかが決まります。「おいしそう!」の言葉が出れば大成功ですね。どうすればおいしそうに見えるのでしょうか。実は、美味しそうなお弁当には特徴があります。
赤・緑・黄の3色コンビ
全体的に茶色、黒っぽい…など彩りがイマイチなお弁当はどうしても美味しそうには見えません。赤・緑・黄の3色コンビを取り入れるのがコツです。
ミニトマトの赤、ブロッコリーの緑、卵焼きの黄色は定番のアイテムです。その他にも、ハムのピンク、アスパラの黄緑、チーズの黄色など彩り豊かな食材はたくさんあります。それぞれの食材は小さくてもOKです。3色を散らばせながらお弁当箱を開いた瞬間の彩りを意識してみましょう。
かわいい形を取り入れる
キャラ弁にする必要はありませんが、ところどころに可愛い形を差し入れていくのも華やかさを添えるのでおすすめです。ハート型に抜いたニンジンやスライスチーズ、飾り切りをしたウインナーソーセージは簡単にできます。100均などで購入できる、海苔を一発で顔のパーツに抜けるグッズを活用しておにぎりを動物に変身させるのも可愛いですね。また、子どもが好きなキャラクターのピックや旗を使うのも、テンションを上げるのに効果がありますよ。手軽な方法で少しだけ可愛さをプラスしてあげるのが、子どものお弁当作りのポイントです。
2. 栄養満点であること
エネルギー消費の多い子どものお弁当ですから、ボリュームにも栄養バランスにも気を付けたいですよね。炭水化物、野菜、タンパク質などバランスを考えて偏りのないようにしましょう。
特に野菜を入れにくいのがお弁当の悩みだったりしますよね。定番のミニトマト、ブロッコリーなどではなんとなく芸がない感じがする…といった方には、和え物がおススメです。
胡麻和え、春雨サラダ、ツナマヨなどにすると味がついていてお箸が進みますし、たくさんの種類の野菜を入れられるのが魅力です。ニンジン、キュウリ、いんげん、アスパラ、スナップエンドウ、パプリカなど彩り豊かな野菜を使ってみましょう。
3. 食べやすいこと
遠足など外で食べるお弁当はできれば片手でパクパクと口に運べると嬉しいもの。から揚げやミートボールは味だけでなく食べやすさから見ても理想のおかずですね。また、定番の卵焼きもハートの形にしてみたり、小さめにしてピックで刺しておくと食べやすく、さらに見た目も可愛いのでおススメです。おにぎりやサンドイッチも一つずつラップにくるんでおくと、取り出しやすく手も汚れにくいので良いですよ。おかず系は一口サイズに、主食系はラップでくるんでおくのがポイントです。
子どものお弁当のおすすめ主食
おすすめの主食といえば、やっぱりおにぎりとサンドイッチですよね。でも定番ではつまらない!そんなあなたにお弁当がワンランクアップするレシピをご紹介します!
やみつきおにぎり
いつものおにぎりでも中身を変えればボリュームたっぷりの食べ応えのあるおにぎりに大変身!男子に人気のおにぎりを2種類ご紹介します。
ケチャップライスとウインナーのおにぎり
- ライス、玉ねぎ、にんじん、ピーマンなどでケチャップライスを作る
- ウインナーをカットしてソテーしておく
- ケチャップライスにウインナーを入れてにぎる
- 崩れやすいので海苔で全体を覆うように巻いて完成
ケチャップライスに入れる野菜はお好みで。ケチャップを入れるタイミングですが、ご飯を入れてからではなく、先に野菜を炒めるときに入れた方がまろやかに仕上がります。ウインナーはゴロっと感が出るように大きめにカットしておきます。崩れやすいので俵型ににぎって海苔で巻くのもおススメです。
チャーハンとチャーシューのおにぎり
- ライス、卵、長ネギ、小口ネギなどでチャーハンを作る
- チャーシューを一口サイズにカットしておく
- チャーハンにチャーシューを入れてにぎる
- 崩れやすいので海苔で全体を覆うように巻いて完成
チャーハンの具材はお好みで。チャーシューは市販のものを購入すれば簡単です。ケチャップライスのおにぎりと同じく、油で炒めたごはんなので崩れやすくなります。海苔で全体をしっかり巻いてください。味付きのおにぎりは特に男子受けが良いのでおススメです。
おしゃれサンドイッチ
定番のサンドイッチはもう飽きた!そんなときにおススメなのがワンランクアップのオシャレサンドイッチです。女の子に人気ですよ。
2種類ご紹介します。
ローストビーフとハーブのサンド
- 8枚切りか10枚切りの食パン2枚を用意する
- 1枚目にマヨネーズ、2枚目にバターを塗る
- ローストビーフを一口大にカットし、タレで味をつけておく
- パンにローストビーフを敷き詰め、お好みのハーブ野菜をのせてサンドする
- 食べやすい大きさにカットする
ちょっと贅沢なサンドイッチですが、ローストビーフは柔らかくて食べやすいため子どもでも美味しく食べられます。大人用のサンドイッチにするなら、バゲットにしてハニーマスタードを塗るのがおススメです。
クリームチーズとフルーツのサンド
- 8枚切りか10枚切りの食パン2枚にクリームチーズを塗る
- 1枚目にスライスしたイチゴ、マンゴー、キウイをのせる
- もう一枚の食パンでサンドして、食べやすい大きさにカットする
クリームチーズはスーパーなどで販売されているカップに入っているタイプがやわらかくて塗りやすいのでおススメです。クリームチーズのほかにマスカルポーネチーズも美味しいですよ。お好みでどうぞ。
子どものお弁当のおすすめおかず3つ
食べやすくて美味しそうなおすすめおかずを早速ご紹介しますね!ポイントは味がついていて、一口で食べられることです。
ぜひ参考になさってくださいね。
野菜とエリンギの肉巻き
- ナス、エリンギは豚肉の幅に合わせて細長くカットしておく
- 豚肉でナスとエリンギを巻き、小麦粉を軽くまぶす
- フライパンで焼き色を付けたら弱火にし、酒・みりん・醤油・砂糖を加えて蓋をする
- 中まで火が通ったら完成
豚肉はバラ肉でもしゃぶしゃぶ用でも良いですが、バラ肉の方が油が出るのでこってり仕上がります。野菜は、いんげんやスナップエンドウ、パプリカなども美味しく色がキレイなのでおススメです。大きめにできたらカットしてピックで2個を刺して入れれば可愛くなります。味が付いているのでそのままパクパクいけますよ。
鶏ささみと梅しそチーズの春巻き
- 鶏ささみは水から弱火で5分ほど茹でてから、割いておく
- 春巻きの皮に、しそを1枚しき、1をのせて練り梅とスライスチーズ半分をのせる
- 春巻きの要領で巻き、油で色がつく程度揚げる
- 冷めたらカットして完成
鶏ささみを茹でるときには、あくまで弱火でしっとりとさせてください。練り梅はチューブになっているタイプのものを使用すると便利です。一見味がないように思えますが、梅とチーズの塩気が効いているので何もつけなくても美味しく食べられます。また、冷めても味が変わらないのでお弁当にとてもおすすめです。
野菜たっぷり一口ハンバーグ
- 玉ねぎ、ゴボウ、ニンジンなどをみじん切りにして電子レンジで加熱しておく
- ハンバーグを作るのと同じ要領で調味料と一緒にあいびき肉に混ぜ、一口大にする
- 中までしっかり火が通ったら、お好みのソースに絡めて味をつけておく
野菜はお好みでなんでも良いですが、夏には玉ねぎとオクラもおすすめです。柔らかく仕上がるため、小さなお子さんでも食べやすいでしょう。ソースは中の野菜に合わせてトマトやデミグラス、醤油ベースなどにするのがおススメです。煮込みハンバーグなら、味がしみていて美味しいですが、水っぽくなりやすいので注意が必要です。しっかり焼いてから最後にソースで表面に味をつける程度のほうが崩れにくいでしょう。
華やかさを添えるおすすめデザート
お弁当を広げたときに華やかさをプラスできるのがデザートの存在です。イチゴやブドウ、オレンジ、キウイなどのフルーツを盛り合わせてももちろん素敵です!でも今日は、簡単にできる華やかデザートをご紹介します。
寒天につめちゃう華やかゼリー
- イチゴ、キウイ、オレンジ、バナナ、マンゴーなど好みのフルーツを用意しカットしておく
- 粉寒天2gを鍋に入れ、水100ccで煮溶かし、シロップ水400ccを混ぜ合わせておく
- お弁当用の器に、カットしたフルーツを敷き詰める
- 器に2を入れて、冷蔵庫で冷やし、固まったら完成
シロップ水はお好みの甘さで作ってもよいですが、缶詰のシロップを水でうすめてもOKです。水でうすめる代わりにサイダーを使うなら初夏にはさらに清涼感がアップします。フルーツは器の蓋をあけたときに、華やかになるような彩りのものをチョイスするのがポイントです。ミカンや桃、パイナップルなども美味しいですが、アクセントに緑のキウイを入れるのがおススメです!
まとめ
子どものお弁当作りってちょっとプレッシャーに感じてしまいますよね。普段作りなれていなかったり、料理が苦手だったりするママにとっては気の重い行事でもあります。でも、子どもの笑顔が見られると思えばがんばろうという気持ちも湧き起こるもの。
決して手が込んでいなくても、食べやすくて華やかで食の進むものならきっと喜んでもらえるはずです。色々な種類を作るのが無理そう…という場合はおにぎりやサンドイッチをボリュームアップしてしまうのもありです!お肉や野菜をたっぷり混ぜてしまって、一品で食べ応えのあるものにしてしまいましょう。可愛くラッピングして華やかさを演出しちゃうのもおススメですよ!