女性の再就職は難しい?気になる支援・セミナーや有利な資格とは?


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まだまだ日本は、女性に対して厳しい国なのかもしれません。
働く女性が、仕事を辞めなければいけないタイミングは幾度もあります。
結婚、出産、里帰り、旦那の転勤など、実に様々。
「辞めてもまた働けばいいや」と思っていても、うまくいかないことも多いのが現実です。

現在、日本において女性の再就職はどのくらい難しいものなのでしょうか。
実態を踏まえて、再就職に役立つ資格や支援を知っていきましょう。
以下で紹介していきますので、再就職で悩む女性は参考にしてみてください。

目次

  1. 女性の再就職の壁になる主な原因3つ
  2. 女性の再就職への支援・セミナーとは
  3. 女性が再就職する時に役立つ・有利な資格
  4. 女性が再就職できないと起こること

女性の再就職の壁になる主な原因3つ

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まず、何故女性の再就職が難しいのかを押さえておきましょう。
主な要因は、以下のような理由が多いのではないでしょうか。

  • 子どもの預け先がなく、仕事に出られないから
  • 手に職がない状態で辞めてしまったから
  • 長期的目線で職場からの理解を得られないから

女性だけでなく、男性でもこういった問題がないとは言い切れませんが、どれも、特に女性に多い問題点ですよね。
では、以上のような状態の女性は、具体的にどのような点で悩んでいるのでしょうか。
いくつか例を紹介していきます。

もし、あなたの今の環境に当てはまるようであれば、一緒に解決していく方法を知っていきましょう。

子どもの預け先がなく、仕事に出られない

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結婚後、めでたく子どもができて喜んだのも束の間。
すぐさま仕事の悩みがやってきます。
小さい赤ちゃんを預けられる施設は多くなく、問題になっていますよね。
かといって、両親に預かってもらえる環境にない方も多いことでしょう。
そういったケースでは、仕事を諦めるしか道が残っていないのです。

再就職を考えるとすれば、子どもが幼稚園や小学校に入るまで待つことになります。
このようなケースにより、再就職を断念する女性も少なくありません。

手に職がない状態で辞めてしまったから

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パートナーの転勤についていくため、結婚を機に仕事を辞めて、新しい場所で新生活を始める。
そんなとき、新生活を始める場所によっては、再就職できないケースがあります。
これは女性に限ったことではありませんが、特別な資格や経験がなかったり、長期でキャリアを積んだりしていないと、再就職そのものが難しいことがあります。
退職してからの期間が長かったり、年齢の面もあれば、それも再就職の難易度を挙げる要因となってしまいます。

仕事を辞めて、別の場所で働く意思がある女性は多くいます。
ですが、現実には思ったような道に進めないこともあるようです。

長期的目線で企業からの理解を得られないから

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女性の再就職が難しい要因として、「女性だから」ということが理由になることも。
仕事を辞めた理由が、彼の転勤や結婚なのであれば、再就職の際の見られ方が変わる可能性があります。
企業にもよるので、一概には断定できない部分ですが、未だにこのようなことが起こり得ます。
「またいつか転勤があったらこちらの会社は辞めるんじゃないだろうか」
「子どもができたら辞めるかもしれない」
企業にとっては採用コストや教育などの面から、長期的な雇用が望めない人材はとらないことも。
女性であるがためにうまく仕事に就けないのは、実に不合理ですよね。

女性の再就職への支援・セミナーとは

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では、女性が再就職を考える際には、どうすればよいのでしょうか。
前職を辞めた理由がどうであれ、社会はそこまで冷たくありません。
女性を助けるための支援がしっかりとあります。
実際にどのようなものがあるのか、以下で紹介していきます。

再就職支援セミナー

女性が再就職するためのセミナーが開催されています。
内容は様々ですが、最終的な目的は女性の再就職です。
自分自身の強みの探し方、求人情報の探し方、人気業界を知ることなどの内容が人気。
何らかの事情で、前職を辞めた方にとって、非常に為になるセミナーが多く開催されています。
また、お子さんがいる方への配慮が成されているセミナーも中にはあります。
セミナー中に、子どもを預かってくれる託児サービスがあるところも。
安心して就職活動ができるので、人気の支援サービスです。

協力企業による再就職サポート

女性の再就職を煙たがる企業ばかりではありません。
むしろ、女性が活躍する場を積極的に作ろうとしている企業が存在します。
そういった企業と求職者とのマッチングの場を設けている支援があります。
女性の労働力を求める企業が、職場体験などを通して、再就職を希望する女性とつながるのです。
企業側が協力してくれるので、話を聞くのも、相談するのも気持ちの面で楽になりますよね。
前職と似た仕事であれば、経験を活かせることもあるので、積極的に活用してみましょう。

子育て中の女性に向けた再就職サポート

ママになったばかりの女性が、再就職を考える際の支援をしてくれます。
子育てと仕事の両立を考えた時に、不安はつきもの。
子どもと一緒にいたいけど、仕事もしっかりとやりたい。
そういった女性を対象に、カウンセリングやセミナーを開催してくれます。
もちろんお子さんと一緒に参加できるので、キャリア設計を具体化することができますよね。
悩みや不安を抱えていても、なかなか話せる人の見つからない方にとっては、おすすめの支援です。

女性が再就職する時に役立つ・有利な資格

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最近では、資格を取る方法も多様化してきていますよね。
スクールに通うのはもちろん、通信講座などはスマホやパソコンからも受講できます。
そういったツールをうまく使いながら、資格を取得することも再就職の手助けになります。
以下で、人気の高い資格を紹介していきますので、参考にしてみてください。

医療事務

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病院で、受付や精算などを担う医療事務の仕事。
医療事務の資格は、意外と手軽に取れるのです。
病院は、どんな地域に引っ越したとしても必ず存在します。
言わば、一度取ってしまえばどこでも働くことのできる資格なのです。
仕事内容も、女性にとっては融通の効きやすい環境です。
働く時間の自由さや、残業の少なさなどは、とても魅力的ですよね。

できるだけお子さん優先したい方や、柔軟な働き方を望む方におすすめの資格です。
場所や時間の融通が利くのは、ママさんにとってはありがたいですよね。

簿記

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大小関わらず、会社経営の中に絡んでくるのが経理。
その経理に関わる、「帳簿」をつけるための資格です。
ニーズの高さから、取得する女性が増えてきています。
簿記の資格をもっていれば、「経理の知識がある人」という風に見てもらえます。
また、仕事面だけでなく、生活する上での家計管理もうまくなる特典も。
単なるプラスマイナスだけでなく、税金などを加味した管理ができるようになります。

企業の一員として、しっかりと働き直したい方におすすめの資格です。
簿記の実務経験がないと就職が難しいという面もありますが、未経験からOKという企業も中にはあります。
一生モノの資格なので、会社が変わったとしても安心して再就職ができますし、キャリアアップもはかれますので、とっておいて損はない資格でしょう。

FP(ファイナンシャルプランナー)

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お金のプロフェッショナルとも言われるファイナンシャルプランナー。
税金や保険、年金などの知識を持ち、お客様のプランニングを行います。
保険会社や、不動産会社で重宝される資格でもあります。
ファイナンシャルプランナーは、企業で働くパターンと独立するパターンがあります。
働き方の自由度が高い点が、人気の理由ではないでしょうか。

いずれ、独立して自分で事業を進めていきたい方におすすめの資格です。
自宅で仕事をしながら、家族との時間をとれるのであれば安心できますよね。

女性が再就職できないと起こること

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おすすめの支援や資格を紹介しました。
読者の皆様はお気づきでしょうか。
なぜこんなにも支援や資格がたくさん用意されているのか。
それは、女性の力が必要だからです。

では、以下で働く女性が少なくなるとどんなことが起こるかを見ていきましょう。

日本全体の労働力の低下

現在、日本の男女比は大きな差はありません。
その状態で、男性だけが働くことになれば、労働力の差は歴然です。
仮に、既婚女性が働けない環境になると、労働力は激減。
日本全体の労働力が下がることにつながります。

今は、女性の働きやすい環境を提供する企業が増えてきていますが、全企業がそうではありません。
特に、技術職などの職人が集う職場では、女性の姿はあまり見られません。
「手に職をつける」という意味での職人の中では、女性は多くないのです。
こういったことが、当たり前のように扱われることに問題がありますよね。

「これからの日本を支えるのは女性だ」と謳われている中、現実は厳しいものがあります。
今後、労働体制が整い、女性の活躍できる場が広がれば、日本はもっとよくなるでしょう。

女性間で差別が起こる

「今どき差別?」と思われるかもしれませんが、専業主婦と働く女性は、比べられてしまうことがあります。
「結婚していても働く女性はいるのに、お隣さんのあの人は働いていない」
「専業主婦はあくまでも無職だから、職業でもなんでもない」
こんな心無い声が、今でも交わされているのを聞くことがあります。

何が問題なのでしょうか。
まず、専業主婦の人は、「働けるのに働いていない」と思われてしまうこと。
確かにそういう生き方をしている人もいるでしょうし、素晴らしいことだと思います。
ですが、家庭環境によっては、その逆の状況にいる人もいるはずです。
「働きたいのに、何らかの理由で働くことができない」。
こういった意見がないがしろにされがちなのです。

これから、女性の働く環境が整っていけば、このような問題もなくなっていくでしょう。
すべての女性が、均等に働ける環境が、今の日本には必要なのではないでしょうか。

さいごに

女性が再就職をすることは難しいことを踏まえて、資格や支援を紹介してきました。
参考になりましたでしょうか。
かつて存在した男女差別は、なくなったように見えますが、形を変えて未だに存在しています。

ですが、女性が活躍すればするほど、日本はもっと元気になっていきます。
いろいろな困難もありますが、女性を支援している企業も多くあります。
すべての女性が、一歩ずつでも進んでいけることを心から願っています。

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