唇が乾燥で皮がめくれたりして口紅のノリが悪い…という悩みを抱えていたり、笑ったら乾燥していた唇が切れて痛い!なんて経験をしたことはありませんか?冬などの季節によるものはもちろん、普段の生活に原因が隠れていることもあります。ここでは、そんな原因と、唇を潤す方法や乾燥させない対策法をご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね!
目次
唇が乾燥する4つの原因
唇が乾燥するのは、知らず知らずのうちに行なっているクセや間違ったケアが原因担っていることがあります。ひどくなって唇が割れたりガサガサになってからでは治すのにも時間がかかってしまいます。普段の生活を振り返って、唇が乾燥する原因となる行動をしていないかな?見直してみてもいいかもしれません。
乾燥させるクセがある
知らず知らずのくせで乾燥させている原因がこちらです。わかっていてもなかなかやめられないという人はリップケアアイテムと一緒にくせを直していきましょう。
口呼吸をしている
口呼吸は、常に唇に空気の流れが当たっている状態になります。また、口の中の湿った息が唇に当たり乾く、という動きを何度も繰り替えすため乾燥しやすくなるのです。
唇を舐めている
唇を舐めるのは、口呼吸と同じく、着いた唾液が乾燥する際に唇の水分も奪うため乾燥しやすくなります。また、リップケアをしていても、唇をなめるとリップクリームが落ちてしまうのでより乾燥しやすくなってしまいます。
知らないうちに擦っている
食事の後、口についた汚れをティッシュでゴシゴシと拭いたり、メイクを落とす際にクレンジングでゴシゴシ落としたりすると唇に負担がかかり荒れやすくなります。また、うつ伏せで寝ている人は枕などに無意識に擦り付けている人もいるようです。
合わないリップを使っている
唇を保湿しようとリップを使う人は沢山いると思いますが、そのリップに含まれる成分が合わないものだと唇の乾燥や荒れを起こすことがあります。また、リップの回数が異常に多かったり、とても乾燥した唇に保湿効果の少ないリップを使っている時も乾燥につながります。
外部の刺激による乾燥
季節や天候による乾燥も唇の原因となります。一年中唇の乾燥を招く環境があるのでしっかり覚えておきたいですね!
紫外線
紫外線は肌だけでなく唇にも悪影響を及ぼします。長い時間太陽に当たると、紫外線によって唇の中の細胞が壊されるだけでなく、水分が奪われてしまうため乾燥を招きやすくなります。
湿度の低い気候
唇は皮脂腺が少なため、暑いから体内から汗を出したり、乾燥しているから皮脂を出す、ということが出来ません。そのため、1年の中で湿度が少なく乾燥しやすい秋や冬は、唇も荒れやすくなります。暖房エアコンのついた部屋にずっといる人は特に注意が必要です。
栄養不足
肌の場合は、毛穴から汚れを出したりすることができますが、唇は皮脂腺がほとんどないので、栄養不足になると老廃物などを外に押し出すことができず、唇が荒れることがあります。特にビタミンやタンパク質が不足していると乾燥を招くと言われています。
皮膚炎やアレルギー
皮膚炎やアレルギーの場合は、リップやパックでは改善されません。唇のケアを試して効果がないなと感じた場合には、すぐに病院へ行きましょう。
接触性口唇炎
何かの外部環境の刺激によって、かぶれや湿疹、水泡などができてしまう皮膚炎で、口の周りに出来ます。唇に合わないリップを使っていたり、歯磨き粉の洗い残し、唾液などが口周りについていると接触性口唇炎になってしまいます。
アトピー性口唇炎
乾燥する季節に関係なく、1年中口周りが荒れていたり、唇にかゆみがある場合はアトピー性口唇炎が考えられます。乾燥や、皮のめくれが色素沈着を起こし、シミのようになってしまうこともあります。
子供も出来る!唇が乾燥で痛い時の対策3選
ここでご紹介するのは、パック方法です。唇がガサガサして化粧どころではない!という人にオススメの方法ですが、少し乾燥がきになるな、という人にも予防法として気軽に行える方法です。人によって効果に差があるので、一度試してから、自分にぴったりの方法を見つけてみましょう!
ラップとはちみつでパックする
家にあるもので簡単に出来るパックです。好みは分かれますが、早ければ次の日にはプルンプルンの唇を実感できる優秀な方法です。
蜂蜜が唇にきく理由
蜂蜜には、水分が少なく、80%は糖質で出来ているため、唇につけることで水分を逃さずに保湿できます。また、ビタミンB群、アミノ酸、ミネラルなども含まれており、荒れてしまった唇に効果的です。乾燥で傷がついてしまっても、蜂蜜の抗菌作用で自然治癒よりも早く治ることを実感できるはずです。
蜂蜜パックの方法
以下のようなとても簡単な方法ですが、どうしてもなめてしまったり、口に入ったり垂れてくるのが心配な人は、蜂蜜とワセリンを1:1で混ぜたり、ココアパウダーを混ぜて硬めのテクスチャに仕上げても問題ありません。
- 唇に蜂蜜を塗る
- 食品用ラップを上から貼り付ける
- 5〜10分放置する
- ラップを剥がし、余分な蜂蜜は軽くオフする
ポイントは、お風呂上がりなどの唇が少し柔らかくなった状態で行うことです。お風呂上がり以外の寝る前や空いた時間に行うときは、蒸しタオルを作って唇にしばらく当てて柔くすると良いでしょう。
ニベアの青缶でパックをする
ニベアの青缶には、ホホバオイルやワセリンなどの保湿効果の高い成分が含まれています。過度に乾燥してしまった時よりは、少し乾燥が気になる時に行うのが効果的です。
- クリームをスパチュラで適量をとる
- 唇に塗って5〜10分放置する
- ティッシュで優しくふき取る
ワセリンでパックをする
ワセリンパックを行うときはは、お風呂の中の洗顔後か、蒸しタオルで唇を柔らかくしてから行うのがオススメです。
- ワセリンを指で少しとる
- 縦方向に上から下へチョンチョンと乗せる
- 唇の周りにも塗る
- 食品用ラップで5〜8分パックする
- ティッシュで優しくふき取る
ワセリンはラップでパックをする他に、少し厚めに塗って15分ほど放置したあとふき取る方法や、ワセリンを塗ってマスクをして寝る方法があります。
唇の乾燥を抑えるためのケア方法2選
唇の乾燥を防ぐには、日々のケアが大切になってきます。いつも行なっているクレンジングやリップの塗り方を少し見直すだけで保湿を期待出来ますよ!
オリーブオイルクレンジング
オリーブオイルはベースメイクのクレンジングや毛穴汚れの際にも使われるほど肌に優しいオイルです。においが気にならなければ、オイルなので効果は期待出来ます。化粧品は油分を含んでいるものが多いので、オリープオイルの油分が化粧品の油分と馴染んで落ちやすくしてくれます。また、残ったオリーブオイルは、ビタミンEやオレイン酸が含まれているので唇を保護してくれます。
クレンジングを行う際は、コットンにオリーブオイルを少量なじませ、唇に当てます。しばらく当てた後、丁寧に縦じわに沿って拭き取ってください。
リップクリームをこまめに塗る
スティックタイプのリップクリームは、唇の縦じわに合わせて上から下の方向で塗りましょう。この時に気をつけるのはテクスチャによって温度を変えること。柔らかいテクスチャのものは蓋を開けてそのまま塗っても大丈夫ですが、固めのテクスチャのものは、唇に馴染むよう人肌に温めてから使いましょう。
また、リップクリームは保湿をするものであり、乾燥状態を直してくれるものではありません。メイクの前、食後、肌が感想を感じる時などに塗ることで乾燥状態になることを防いでくれます。
リップクリームのおすすめ3選
リップを塗りたいけれどどれがいいの?という人のためにまとめてみました。リップクリームは保湿成分が入っていることが選ぶポイントになります。人によってはテクスチャの違いや香りで選んでも良いでしょう。ただし、肌の弱い人はなるべく不純物の少ないものやオーガニックのものを選ぶことをオススメします。
花王 ニベアディープモイスチャーリップ
乾燥をケアする成分に「はちみつ」「ローヤルゼリーエキス」「アミノ酸系保湿成分」があり、さらにUVカット成分も入っているのが嬉しいところ。SPF16なので日常の紫外線ケアには十分使うことができます。税込348円と手にしやすい価格な上、コンビニやドラッグストアで買うことができます。
佐藤製薬 ユリアージュリップクリーム
「ボラージオイル」「シアバター」「ミツロウ」の3種の保湿成分でしっかりと保湿してくれるので、塗り直しの回数も自然と減り、唇への負担を軽くすることが出来るリップです。固めのテクスチャなのでベタつきが少なく、化粧下地としても使うことが出来ます。
ヴェレダ リップクリーム
保湿成分として有効な「ホホバオイル」「ミツロウ」を含んだリップクリーム。ヴェレダはオーガニックコスメブランドということもあり、唇に負担のかけない成分構成になっています。香りはほんのりとバニラとバラが香ります。乾燥がひどい時にはこのリップの上から食品用ラップでパックをしても効果的です。
唇を乾燥させない習慣2選
唇を乾燥させないようにするには習慣を整えることも必要になってきます。唇にダイレクトに影響を与える食事や食後などのケアにも気を使いましょう。
食事で栄養をとる
唇の乾燥や荒れは栄養不足や胃腸の荒れが考えられるので、食事から栄養をしっかりと取りましょう。積極的にとりたい栄養素は「ビタミンA」と「ビタミンB2」です。
ビタミンAは粘膜や肌を作ってくれる栄養素です。ニンジンやかぼちゃ、ほうれん草、小松菜、うなぎ、チーズに多く含まれます。唇の粘膜が少なくなって乾燥している場合にはぜひこちらの食材を取り入れてみてください。
ビタミンB2は、粘膜や皮膚の健康を水分と一緒に保ってくれる栄養素です。ほうれん草や、レバー、卵、納豆に多く含まれます。毎日の食事に取り入れてみるのもオススメです。
食事の後にケアをする
食事の後は口紅やリップが取れた状態の唇になっています。また、食べ物のカスやソースなど知らず知らずのうちについて唇への刺激や乾燥の元になるので、一度化粧室で唇の汚れを落としましょう。化粧水や乳液があればベストですが、ない場合はコットンやティッシュで優しく触るようにオフをしましょう。リップや口紅のお直しはその後です。
唇の乾燥はひどくなる前にきちんとケアを
唇は一度乾燥するとなかなか治ってくれません。少し乾燥してるかな?と思いケアをしても治らない場合はぜひ原因と照らし合わせて、唇にあった対策を、パックなどの唇の外側からと食事の改善など体内から行ってみてください。