中国茶の種類や効能は?難しい読み方や色もおやつと一緒にご紹介!


中国茶を飲んだことがありますか?中国茶とは、その名前の通り中国や台湾のお茶のことを指します。ウーロン茶ぐらいしか知らない、という方も多いかもしれませんが、実はお茶の発酵度合いによって緑茶、白茶、黄茶、青茶、紅茶、黒茶と6つも種類があるんです。しかも、それに見た目も華やかな花茶が加わり、全部で7種類のお茶があります。今回はそれぞれのお茶の特徴や名前の読み方についてご紹介します。また、それらのお茶に合うおやつも併せてご紹介します。

目次

  1. 中国茶の種類
  2. 中国茶の効能
  3. 中国茶におすすめの茶器
  4. 中国茶に合うおやつ
  5. さいごに

中国茶の種類

中国茶は発酵や色に応じて6つの種類に分けられます。そして、それらのお茶にお花を入れた花茶というものがあり、よく中国茶は7つのカテゴリーに分けられると言われます。

緑茶(りょくちゃ)


中国茶と言えば黒いウーロン茶やプーアル茶などを思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし、意外にも生産量、消費量ともに最も多くポピュラーなのはこの緑茶です。緑茶と言えば私たち日本人の食卓にもなじみが深いですよね。日本の緑茶の多くは、茶葉を蒸すのに対し、中国茶の緑茶は、摘み取った茶葉を窯入りします。その点が大きく違う点です。緑茶は発酵の度合いがいちばん浅く、ビタミンCやカテキンが多く含まれています。

西湖龍井茶(せいころじんちゃ)

浙江省杭州市の西湖の近くにある龍井村で作られているお茶です。上海でよく飲まれている緑茶で、甘みとさわやかな香りが特徴です。

台湾碧螺春茶(たいわんへきらしゅんちゃ)

碧螺春(へきらしゅん)というお茶は中国大陸で非常に有名な緑茶です。その碧螺春が台湾で作られたものが台湾碧螺春茶です。台湾の台北市でつくられており、深みを感じる甘みと渋みのバランスがよい、力強い味わいが特徴のお茶です。

白茶(しろちゃ)

白い産毛が生えた茶葉の若い芽を乾燥させて、ごくごく弱く発酵させたお茶が白茶です。発酵度はとても浅く、天日若しくは室内で自然乾燥をさせます。福建省産がほとんどで、生産量は少ないです。

白毫銀針(はくごうぎんしん)

生産量が少ない白茶のなかでも一番と言われているこのお茶は、特に通の方々が好んで飲まれるそうです。見た目にも新芽の白い産毛が残っているのが分かり、その味わいは気品のある甘みと香りが特徴です。

黄茶(きちゃ)


軽く発酵させたお茶で、上品な黄色をしています。その発酵は非常にゆっくりしたプロセスをたどるので、非常に生産量の少ないお茶でもあります。このお茶特有の香りと甘みがあり、とても貴重なお茶です。

北港毛尖(ほっこうもうせん)

湖南省で生産されており、とろんとした甘みと、まろやかさを感じるお茶です。さわやかな黄色がかった色は磁器の茶器だとよりその色の美しさを堪能することができるでしょう。

青茶(あおちゃ)


半発酵でつくられる青茶。発酵した部分は茶色く見え、発酵していない部分は緑色に見えるので、それらが混ざり合って青く見えることからこう呼ばれています。青茶の中でも発酵が低いものから深いものまで様々あります。代表的なお茶はウーロン茶です。

凍頂烏龍茶(とうちょううーろんちゃ)

言わずと知れた有名なウーロン茶です。台湾北部で生産されており、烏龍茶ポリフェノールが豊富に含まれています。さわやかな香りとコクがあります。中には豊かな花の香りがするものもあります。

東方美人茶(とうほうびじんちゃ)

台湾で生産されているお茶。青茶の中でも発酵が深いので、どちらかというと紅茶に近い味わいを感じられます。フルーツのような強い甘みのある香りと味が特徴的です。

紅茶(こうちゃ)

紅茶と言えばスリランカのイメージが強いですが、実は中国も多くの紅茶を生産しています。中国紅茶は、緑茶に次ぐ2番目の生産量を誇ります。そして、スリランカの紅茶とは品種や製法が違い、含まれるタンニンの量が少なく渋みが少ないのが特徴です。そのため、ミルクや砂糖を入れずにそのまま飲むことがおすすめです。

茘枝紅茶(らいちーこうちゃ)

楊貴妃が愛したと伝えられているライチの果汁を、紅茶の茶葉に染み込ませた贅沢な紅茶です。ふくよかなライチの香りと甘みを感じることができるので、溜まった疲れを癒してくれるのではないでしょうか。

黒茶(くろちゃ)


その名の通り、お茶の色は深い色をしています。これは微生物の発酵によるもので、発酵度合いはいちばん深く、独特の風味をしています。油を洗い流す効果が知られており、油っぽい中華料理の後に好んで飲まれます。

陳年プーアル茶(ちんねんプーアルちゃ)

雲南省で生産されており、プーアル茶独特の熟成された香りがあります。しっかりと長い期間をかけて発酵させるので、茶葉をしっかりと固めて販売させているものもあります。使う分だけを上手にほぐしてから使うとよいでしょう。

花茶(はなちゃ)


お花を使った中国茶のことを花茶と呼びます。とてもふくよかな花の香りが特徴です。とくに有名なのはジャスミンティーです。このジャスミンティーは、緑茶やウーロン茶にジャスミンの香りを移しています。

菊花茶(きっかちゃ)

菊花茶はその名前の通り、菊の花びらを乾燥させてつくられたお茶です。花そのもののお茶なので、ガラスのポットでいれると香りだけではなく、見た目も楽しむことができます。ただし、キク科の植物にアレルギーがある方は飲むのを控えましょう。

中国茶の効能

緑茶の効能

ビタミンCやカテキンを豊富に含んでいます。そのため美肌に効果があると言われています。

白茶の効能

体の熱を下げたり、頭をすっきりとさせる効果があると言われています。

黄茶の効能

精神を落ち着かせてくれる効果や、リラックスをさせてくれる効果があると言われています。

青茶の効能

血液中の中性脂肪を減らし、活性酸素の発生を抑える効果があると言われています。

紅茶の効能

ほどよい量のカフェインが含まれており、脂肪燃焼や疲労回復に効果があると言われています。

黒茶の効能

脂肪を分解する効果、消化を促してくれる効果があると言われています。そのため、食後によく飲まれています。

花茶の効能

華やかな花の香りによるリラックス効果があると言われ、お茶の種類によっては入眠や安眠の効果があるものもあります。

中国茶におすすめの茶器

中国茶を楽しむためには茶器もお気に入りのものを使いたいですよね。しかし、茶器には様々な種類のものがあります。一からそろえるとなると、値も張り、正直どれを選んだらいいか迷うこともあるでしょう。まずは、機能面などにはこだわらず、自分の気に入った色や形のものから始めると楽しむことができるのではないでしょうか。ここでは、オススメの茶器の種類とお茶の組み合わせをご紹介します。

ガラスの茶器


耐熱性のガラスの茶器で淹れるのがおすすめな中国茶は、緑茶、白茶、黄茶と花茶です。緑茶は比較的温度の低いお湯で入れると美味しくなります。また、花茶は見た目にもお茶の葉や花が開いていく様子が見えるので待つ時間も楽しめます。飲む前にも目で見て楽しむことができるのが贅沢ですね。

陶器の茶器

陶器の茶器では、高い温度を保つことができるので、青茶や黒茶を淹れることをオススメします。高い温度で茶葉を開いていくことができるので、より深いうまみを感じることができるでしょう。

磁器の茶器


紅茶と花茶は磁器の茶器で淹れると、より素敵な時間を過ごすことができるでしょう。トロンとした美しい磁肌に、紅茶の深い色が映えます。また、磁器の美しさと花茶の豪華さが互いを引き立て、より素敵に見えるでしょう。

中国茶に合うおやつ

もちもちゴマ団子


(引用:
https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1870010929/)

中国茶に合うおやつと言えば、ゴマ団子ははずせませんよね。中に包むあんこは市販のものを使えば、あっというまに作ることができます。モチモチとしたお団子の食感とごまのプチプチとした食感が相まってなんとも美味しいおやつです。

材料

米粉        60g
砂糖        20g
片栗粉       30g
ベーキングパウダー 5g
水         50CC
あんこ       適量
ごま        適量

作り方

1.米粉、砂糖、片栗粉、ベーキングパウダー、水をボウルに入れ良く混ぜ合わせる。手でひとまとめにする。
2.生地を6等分する。
3.あんこを包む。
4.綺麗なまん丸に成型し、ゴマをまぶす。
5.170度~180度で揚げる。ゴマ団子がきつね色になったら取り出し、器に盛り付けて出来上がり。

エッグタルト


(引用:
https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1950004607/)

マカオや香港で有名なエッグタルトも、冷凍パイシートを使えば簡単に自宅で作ることができます。濃厚なカスタードと中国茶の相性はバツグンです。特にさっぱりとしたお茶が合うでしょう。

材料

冷凍パイシート   2枚
たまご       3個
牛乳        150cc
砂糖        大さじ4
バニラエッセンス  適量

作り方

1.あらかじめ冷凍パイシートを型に合わせて伸ばし切り、型に入れておく。
2.ボウルにたまごと牛乳を入れ、白くもったりとするまで、しっかりと混ぜ合わせる。
3.2へ牛乳を少しずつ加えて混ぜる。
4.3へバニラエッセンスを入れ、1のパイシートの中へ流しいれる。
5.180度のオーブンで、約30分焼いて粗熱が取れたらお皿に盛りつけ出来上がり。
ただし、オーブンの機種やクセ、生地の水分量などによって焼き時間は前後します。

さいごに


いかがでしたか?中国茶はいろいろな種類があり、それぞれ色も効果も味も違います。バラエティー豊かなので、味や気分によっていろいろと選べる楽しみがあります。一人のリラックスタイムに飲むのもよし、お友達や家族とのティータイムに飲むのもよし、の中国茶。お好みのお茶を見つけて、楽しいティータイムを過ごしましょう。

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