顔や上半身は太っていないのに年と共に下っ腹だけでてきた。
ダイエットをしても下っ腹だけがすぐに出てきてしまう。
そんな経験はありませんか?
ぽっこりと出た下っ腹に悩んでいる人は意外と多いのです。
ここでは、簡単に実践できる下っ腹ダイエットや姿勢をご紹介しましょう。
目次
下っ腹がぽっこり出てくる理由とは?
体は痩せているのに下っ腹がぽっこり出ている人は意外と多いのです。
寒い時期は、服を着ているので他の人にはあまりばれないかもしれません。
でも暑い時期になり薄着になると、目立ってくるので気になってきますよね。
特に水着を着る予定があったりすると、何とかしなければと焦ってしまいます。
ではぽっこり下っ腹が出てきてしまうのは一体どんな人でしょうか?
下っ腹が出てきて悩んでいる人は、年を重ねるほど増えていきます。
また女性と男性では女性の方が多いと言われています。
なぜ年を重ねた人や女性に多いのでしょうか?
それは下っ腹が出てくる原因と関係していたのです。
下っ腹が出る原因は筋力不足
下っ腹が出てきたと言うと、脂肪が付いて太ったと思うかもしれません。
ですが、ぽっこり出てきた下っ腹の正体の大半、それは下がってきた内臓なのです。
年を重ねるにつれ体の筋力が弱くなってくると、内臓を正しい位置に支えるための筋肉が弱くなってきます。
この内臓を正しい位置に支える筋肉は、普段は意識して使うものではないですよね。
そのためこの筋肉が弱くなると無意識のうちに内臓が少しずつ下がってくるのです。
下がってきて行き場のなくなった内臓に押し出される形で、下っ腹がぽっこりと出てきてしまうのです。。
それに加えて筋力が低下すると、脂肪を燃焼する力も弱くなりますよね。
脂肪を燃焼する力が弱まることでお腹周りに脂肪が溜まり、内臓によってぽっこり出た下っ腹を更に大きくしてしまうのです。
女性に下っ腹が出やすい理由
ではなぜ女性の方が下っ腹が出やすいのでしょうか?
その理由は女性の方が男性に比べて筋力が弱いからです。
そのため男性に比べると内臓を支える筋力が弱まりやすく、ぽっこり下っ腹になりやすいと言われています。
また女性は生理周期の影響で筋肉が緩んでしまう時期があります。
これには女性ホルモンが関係しています。
そんな時期はぽっこり下っ腹がいつもより気になるかもしれません。
それ以外にも、下半身の冷えや新陳代謝の悪化などにより脂肪の燃焼が阻害されると、お腹周りにどんどん脂肪が溜まってしまいます。
内臓が下がってぽっこり出てきた下っ腹のまわりにどんどん脂肪が溜まってしまうことで、ぽっこりがどんどん大きくなってしまうのです。
下っ腹痩せは姿勢の改善から!
ではぽっこり出た下っ腹をすっきりと引っ込めるにはどうしたらいいのでしょうか?
まず取り入れたいのが姿勢の改善です。
姿勢を改善することで、普段から筋肉を使うことになり知らず知らずのうちにダイエット効果も期待できるのです。
猫背でぽっこり下っ腹はひどくなる
下っ腹が出て悩んでいる人は、姿勢が悪い人が多いです。
具体的には猫背の人が多いのです。
それはなぜでしょうか?
猫背になると肩から首にかけて前に突き出した体勢になりますよね。
そうすると体のバランスを取るために骨盤を前に突き出した姿勢になってしまいます。
理想の姿勢はS字カーブと言われますが、猫背の人は逆S字になってしまっている状態ですね。
そうすると背中は曲がり下っ腹を前に突き出した状態になります。
この体勢が内臓の下垂を更に促進させ、ぽっこり下っ腹をひどくしています。
実際に普段は下っ腹が出ていない人でも猫背になると下っ腹はぽっこり出ているように見えるのです。
猫背で体を支える筋力が弱まる
猫背の状態というのは、体の軸を支える筋肉が働かずだらっとしていますよね。
特に前かがみになることで内臓がぎゅっと凝縮される状態になります。
この体勢というのは、内臓同士がぶつかり正しい位置に支える必要がなくなってしまいます。
その状態を長く続けると内臓を支える筋力はどんどん弱まってしまいます。
いい姿勢を保つということは、内臓を正しい位置に保つ筋肉を使った状態ということですね。
そのため姿勢が悪くなると内臓も一緒に下がってしまうのです。
猫背を改善することでぽっこり下っ腹は半分治る!?
まずは胸を張り、正しい姿勢をキープしてみましょう。
普段から猫背になっている人はそれだけでも少ししんどいかもしれませんね。
正しい姿勢がわかりにくければ、足を肩幅に開き膝で立ってみてください。
そうすることで骨盤がまっすぐ正しい位置になり、胸を張った正しい姿勢がわかるはずです。
注意したいのは猫背から背筋を伸ばしていい姿勢をしようとすると、反動でお尻を突き出し胸を張りすぎた体勢になってしまいがちです。
腹筋が弱まっていると、この様な出っ尻の姿勢になりがちです。
この姿勢はアンバランスなだけでなく腰を痛めてしまう可能性もあるので注意が必要です。
まずは正しい姿勢を知り、その姿勢をキープできるよう少しずつ慣れていってくださいね。
胸を張り正しい姿勢をするだけで、腹筋や背筋が緊張し内臓が正しい位置に引き上げられぽっこり下っ腹が改善されたのがわかりますか?
この正しい姿勢を意識しないでもできるようになる頃には、お腹周りに付いた脂肪も改善できていることでしょう。
下っ腹に効く簡単な筋トレとは?
ぽっこり出てきた下っ腹を改善したくても、なかなか運動する時間が取れないということもありますよね。
まずは先ほど紹介した姿勢の改善からはじめてみてください。
そして更に効果を高めるために、普段の生活の中でこっそりできる筋トレをご紹介しましょう。
お腹を引っ込める
これはとても単純な方法ですね。
立っている時、座っている時、寝ている時、いつでもいいので下っ腹を頑張って引っ込めてみましょう。
背筋を伸ばしたいい姿勢をキープした状態で、お腹を引き上げるように意識してひっこめるのが効果的です。
下っ腹を意識して引っ込めることで、お腹周りの筋肉を鍛えることができます。
また下っ腹周りについた脂肪を燃焼させる効果も期待できます。
筋肉が付けば付くほど、代謝がよくなり脂肪を燃焼させる効果は高まってきます。
そのため毎日少しずつ続けることで、少しずつですがお腹周りが引き締まってくるはずです。
ぎゅっと一瞬引っ込めるのではなく、無理をしない力で少し疲れてくるまで数分間引っ込めるのがいいでしょう。
後傾姿勢で歩く
腹筋と背筋を鍛えるために、少し歩き方を工夫してみましょう。
歩く時に上半身を少し後ろ向きに傾ける様に意識してみます。
上半身を傾けるのが難しければ、頭を少し後ろに引っ張られるように意識してみてください。
そうすることで腹筋や背筋に自然と力が入りますよね。
骨盤を前に突き出すのではなく、あくまで上半身だけ少し傾けることを意識してください。
特に急いで歩いている時などは前傾姿勢になりがちですよね。
前傾姿勢になると猫背になりお腹周りの筋肉は緩みます。
普段から背筋をピンと伸ばしいい姿勢で歩くことを心がけましょう。
そして余裕がある時は少し後傾姿勢で歩くことにもチャレンジしてみてくださいね。
ただし転倒には十分気をつけましょう。
1日10分下っ腹が痩せる体操を取り入れよう
ここではぽっこり下っ腹を改善するための効果的な体操をご紹介しましょう。
下っ腹を引っ込める体操というと、腹筋を思い浮かべるかもしれません。
ですが腹筋はお腹の上側の筋肉を中心に鍛える運動なので下っ腹に直接効果がある訳ではないのです。
ここでご紹介するのは1日10分でできる下っ腹に着目した体操です。
とても簡単なので寝る前や少しリラックスした時に取り入れてみてはいかがでしょうか?
内臓を正しい位置に!
まずはぽっこり下っ腹の原因、下がってしまった内臓を正しい位置に戻しましょう。
仰向けになり肩幅に足を広げ、膝を90度に曲げます。
手は体を支える様に手の平を下にしてお尻の横あたりに置いておきます。
その状態で体がまっすぐになる様にゆっくり腰を浮かせます。
腰を浮かせすぎず、まっすぐになる様に注意しましょう。
そのまま1分キープしたら息を吐きながらゆっくり下ろします。
途中、息を止めずにゆっくりと深呼吸するように心がけます。
これを、1回3セットを目安に行いましょう。
下がった内臓を正しい位置に戻し、その状態を体に覚えさせます。
慣れてきたら腰のあたりに重りを乗せると筋力アップの効果が更に高まります。
下っ腹の筋力アップ
足を閉じて仰向けになります。
手は先ほどと同様、体を支える様に手の平を下にしてお尻の横あたりに置いておきます。
その状態でゆっくりと足を持ち上げましょう。
ちょうど下っ腹に負荷がかかる角度でキープします。
始めは足をある程度高いところまで上げないとキープできないかもしれませんが、少しずつ筋力が付いてくると低い位置でもキープできるようになるはずです。
足が床に近いほど、下っ腹に負荷がかかります。
こちらも1分を目標に3セット行いましょう。
下っ腹の筋力をアップすると同時に、脂肪を燃焼させる効果も期待できます。
リラックスした状態で、正しい姿勢を保つ
体操が終わった後はゆっくりと大きく腹式呼吸をしましょう。
目標は、何も意識しなくてもぽっこり下っ腹がなくなることですよね。
深呼吸しリラックスした状態で、背筋を伸ばしお腹を引っ込めた正しい姿勢をキープしてみましょう。
体操を毎日続けることで、少しずつ自然にぽっこり下っ腹が改善されるはずです。
大切なのは毎日継続することです。
そしてある程度ぽっこり下っ腹が改善されたと思っても、油断せずそのまま継続しましょう。
そうすることでダイエット効果が高まり、リバウンドしにくいすっきりしたお腹周りを手に入れることができるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
ぽっこり下っ腹は、薄着になる時期までには改善していたいですよね。
そのためには早めに少しずつ対策を始めることが大切です。
そして、無理をせず毎日コツコツ続けましょう。
そうすることで、いつの間にかぽっこり下っ腹とは無縁のすっきりとしたボディラインを手に入れられるはずです。