朝起きたとき、仕事や勉強に集中したいとき、食後に一杯…。コーヒーを飲むことを習慣にしている方は多いのではないでしょうか。
コーヒーといえば「カフェイン」のイメージがありますよね。眠気覚ましや、頭を冴えさせたいときに飲む人もいらっしゃるでしょう。また逆に、健康のためにカフェインを含むコーヒーを摂取しないようにしている人もいます。もちろんご自分の体に合うかどうかを見極めることは大切です。
しかし、コーヒーはカフェインのイメージが先行されて、効果が見逃されているところがあります。
この記事では、コーヒーの効果やおすすめコーヒー、またコーヒーに合うスイーツレシピも紹介しちゃいます!
コーヒー党の方だけでなく、コーヒーを敬遠していた方もぜひご一読くださいね。
目次
コーヒーでリラックスできる理由とは?
コーヒーでリラックス!?ちょっとイメージが沸かないなぁ…という方もいらっしゃるでしょう。コーヒーといえば、ぼんやりした頭をスッキリさせたり、集中力を高めたいときに飲むもの、という印象がありますよね。リラックスとは逆のイメージがあります。
しかし、リラックスできるのには理由があります。
香りとカフェインでリラックス
人間の脳はリラックスしている状態のときに「α波」と呼ばれる脳波を出します。杏林大学医学部精神神経科でおこなわれた実験では、コーヒーの香りを嗅いだ時に多くα波が表れたという結果が出ています。
コーヒー粉末、レモン油、蒸留水を用いて、リラックスしたときの脳波であるα波を比較すると、コーヒーの香りをかいだときに最も多くα波が現れることがわかりました。これは、コーヒーのリラックス効果がいちばん高かったということです。
(引用:
http://coffee.ajca.or.jp/webmagazine/health/health_qanda/q-12)
また、ストレスを感じるときに、カフェインによってストレスが軽減されるという実験結果もあります。
ラットを動けないように拘束してストレスを与え、解放したあとの放出物質を調べました。その結果、生理食塩水ではストレス反応の減少は15%でしたが、コーヒーでは63%、カフェインでは66%と激減。コーヒーに含まれるカフェインに強いリラックス効果があることがわかりました。
(引用:
http://coffee.ajca.or.jp/webmagazine/health/health_qanda/q-12)
コーヒーショップに入った時、またはご自宅でコーヒーを入れたときにお部屋がコーヒーの香りで包まれます。その香りをあなたはどう感じますか?無意識に深く吸い込んで「いい香り」と感じているのであれば、それはあなたがコーヒーに癒されている証拠です。
また、ストレスを抱えているときには適度なコーヒーブレイクによってホッと一息つけることがありますよね。効果には個人差がありますが、コーヒーに含まれるカフェインによってストレスを軽減できているのかもしれません。
頭をスッキリさせるイメージばかりが注目されがちですが、リラックスの効果も期待できるコーヒー。集中力を高めたいときと、ブレイクしたいときとうまく使い分けられると良いですね。
コーヒーの驚きの効果とは?
コーヒーの効果はリラックスだけではありません!実はその他にも驚きの効果があります。
早速見ていきましょう!
アンチエイジング
あまり知られていないことですが、コーヒーには植物が作り出す抗酸化物質、ポリフェノールが多く含まれています。ポリフェノールと言えば、赤ワインに含まれるアントシアニンが有名ですよね。その他にも緑茶に含まれるカテキンやココアに含まれるカカオもポリフェノールの仲間です。
コーヒーに含まれているポリフェノールはクロロゲン酸です。その量はカフェインより多く、コーヒーの香りの元になっています。ポリフェノールは果物や野菜にも多く含まれており、美容や健康のために摂取することを心がけている人がたくさんいらっしゃいます。身体を錆びつかせてしまう活性酵素の発生を抑えることができる抗酸化物質は、老化を食い止める効果があるとされています。コーヒーには果物や野菜よりも多くの抗酸化物質が含まれているため、アンチエイジングへの効果も期待できます。
脂肪燃焼
コーヒーに含まれるカフェインには脂肪を燃焼させる効果があります。カフェインを摂取することで、血中の脂肪酸濃度が上昇し脂肪を燃焼しやすくします。運動をする30分前にコーヒーを摂取することで、脂肪を効率的に燃焼させることができます。本格的な運動ではなくても、軽いジョギングやウォーキングをする前にコーヒーを一杯、というのも良いかもしれませんね。
二日酔い防止
二日酔いの症状と言えば、頭痛。実はコーヒーにはこの頭痛を和らげる効果があるのです。アルコールをたくさん摂取したときに起きる頭痛は、アルコールによって頭部の血管が拡張されることによるものです。コーヒーに含まれるカフェインには血管収縮作用があるため、頭痛を和らげる効果があります。
また、カフェインは肝臓の機能を活発化させ、二日酔いの原因とされているアセトアルデヒドの分解を早める効果があるとされています。
昨夜は飲み過ぎた…と感じたなら、まずは美味しいコーヒーを一杯飲んでみるのも効果があるかもしれません。
飲み過ぎには注意も必要
しかし、コーヒーの飲み過ぎには注意が必要です。カフェインには胃酸の分泌を促す作用があります。暴飲暴食や寝不足で胃が弱っているときにカフェインを過剰に摂取すると、胃にダメージを与えることもあります。
また、カフェインには鉄分などのミネラルの吸収を阻害してしまうという作用があります。貧血気味の人が起きぬけにコーヒーを飲むと体調が悪くなることもあります。空腹時の摂取には気を付けましょう。
どんなに良いとされている食べ物でも、そればかりたくさん食べれば良いというわけではないですよね。コーヒーの適正な量や摂取の仕方には個人差があります。ご自分の体に合った飲み方をするように注意してくださいね。
コーヒーのお供にこんな簡単スイーツはいかが?
美味しいコーヒーをゲットできたら、お供に美味しいスイーツが欲しくなりますよね。ケーキ屋さんで好きなスイーツを買ってくるのもよいですが、お家で簡単に作れるお菓子もおススメですよ。手間暇をかけた分だけ、コーヒーの味も待ち遠しくなるものです。
簡単にできてコーヒーにぴったりなお菓子のレシピをご紹介します!
簡単スノーボールクッキー(30個分)
- 薄力粉120gとアーモンドプードル40gをふるいにかけておく
- バター80gを練るようによく混ぜる
- 1に2を加え混ぜる
- あとで30等分に切り分けやすいように平らにならしてから、冷蔵庫で20~30分寝かせる
- 30等分に分けてから、1個ずつ丸める
- 180℃のオーブンで15分程度焼く
- 粗熱が冷めてきたら粉砂糖をまぶしてできあがり!
オーブンレンジの場合は火力が弱めになるため、温度や時間は微調整してください。とても簡単にでき、かつ小粒なのに食べ応えがあります。お砂糖なしのコーヒーとも相性抜群の菓子ですよ。これから暑い季節になれば、アイスコーヒーにして楽しんでも良いですね。ブレイクタイムにぜひお試しください。
まとめ
単に眠気覚ましのアイテムだけではないコーヒーの世界、いかがでしたでしょうか。
リラックス効果にも驚きですが、健康や美容にも効果があるなんて嬉しい発見ですよね。食事や運動などに気を付けていらっしゃる方は、今度からコーヒーを上手に取り入れてみるのはどうでしょうか。
奥深いコーヒーの世界はまだまだ始まったばかりです。ご自分の好みのコーヒー豆の種類や挽き方にこだわったり、入れ方を工夫すれば、さらに自分好みのコーヒーを楽しめますよ。