アロマオイルの使い方!古いのは部屋や職場で!マッサージに使用はNG?


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アロマオイル(エッセンシャルオイル)をプレゼントされたり、衝動買いしたのは良いけれど…これってどうやって使えばいいの?という人もいらっしゃるでしょう。そして、使い切れないまま古くなって困っている人も多いと思います。

そこで、今回は古いアロマオイルの使い方を紹介します。あなたのお部屋にあるオイルをぜひ活用してください!

目次

  1. アロマオイルとは?
  2. どこからが「古い」アロマオイルなの?
  3. 古いアロマオイルの状況確認をすること
  4. 古いアロマオイルの職場や部屋での活用法3つ

アロマオイルとは?

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アロマテラピーで使用する、植物の香り成分を抽出したオイル(液体)のことをアロマオイルと呼ぶことが多いのですが、正確にはエッセンシャルオイル(精油)と呼びます。
アロマテラピーを実践する多くの人にとっては、「アロマオイル」というと100円均一などでも取り扱いがある、人工的に香りがつけられたオイルを想像することが多いでしょう。

今回は「アロマオイル」は「エッセンシャルオイル」すなわち、植物から抽出された100%天然の香り成分のオイルのこととして紹介しますね。

アロマテラピーで使われるオイルは、植物にある状態より凝縮された「天然の香り成分」です。
香りを嗅いでリラックスしたりリフレッシュすることはもちろん、マッサージに使うことで経皮吸収され健康や美容の促進効果も期待できるんですよ。

どこからが「古い」アロマオイルなの?

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随分前に貰ったアロマオイル(エッセンシャルオイル)だからと言って、古いオイルとは限りません。まずはオイルの状況を確認しましょう。

品質保持期間を確認する

最も簡単にアロマオイルの古さを確認するには、パッケージやボトルのシールに印字された品質保持期間をチェックすることです。例え1年前にプレゼントされたり購入したアロマオイルでも、品質保持期間は数年あることも多いので期限内である可能性もあります。

未開封で期限内であれば、1年前に購入したものでも古いアロマオイルではありません。

開封した場合は1年を目安にする

品質保持期間内ではあるけれど、ずいぶん前に開封してしまった!という人もいるでしょう。空気に触れるとその分劣化しますので、開封後は品質保持期間はあまり関係ありません。

使用期限の目安としては、多くの植物のアロマオイルで1年程度、オレンジやレモン、ベルガモットなどの柑橘系で半年程度だと言われています。柑橘系は香り成分を抽出する方法が異なるので、少し期間が短くなっているんですよ。開封後の使用期限の目安内であれば、マッサージや手作り化粧水など、肌に使用することも可能です。

また、一部のオイルは年月が経てばたつほど熟成すると言われています。

古いアロマオイルの状況確認をすること

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多くの人が処理に困っているであろう「古いアロマオイル(エッセンシャルオイル)」の使い方を紹介する前に、まずはそのオイルが使えるのかどうかを確認しましょう。引き出しに眠っているオイルを取り出してみてください。

まずはオイルの状況を確認すること

古いアロマオイルを使用する際に、一番最初にするべきことはオイルの状況を確認することです。ここで言う古いオイルとは、未開封の状態でも品質保持期限が過ぎているもの、もしくは品質保持期限内でも開封から1年(柑橘系は半年)を過ぎているもののことです。

まずはボトルのキャップを開けて香りを嗅いでみましょう。
いかがですか?「当時と変わらぬいい匂い」でしょうか?それとも「なんとなくヘンな匂いがする」のでしょうか?

もしここで変な匂いがすると思うのなら、使用しない方がいいでしょう。

変な匂いがする→処分する

香りに違和感を感じたのならやはり捨てたほうがいいでしょう。これは、品質が悪くなっていると言うことだけではなく、香りは脳にダイレクトに届いて自律神経に影響を与えるからです。いい香りを嗅ぐことは気分が良くなるだけではなく、自律神経にも作用してリラックス効果を得ることができるんですよ。

反対に嫌なニオイをかぎ続けることは苦痛ですよね。当然、自律神経もリラックスどころではありません。戦闘モードに入るので、心拍数が上がったり動悸がしたりしてしまいます。

処分方法は意外と簡単

アロマオイルの処分方法がわからずに、捨てるに捨てられないと言う人も多いようです。でも意外と簡単。

ご家庭でてんぷらや揚げ物の後の油を処理する方法と同じでOKです。とはいうものの、たかが数mlしかないので、わざわざ牛乳パックに新聞紙を詰めて…という大げさなものでなくても構いません。古布やキッチンペーパーなどにオイルをしみこませてビニール袋で密閉後、お住まいのごみの分別に従って処分してください(たいていは燃えるごみのはずです)。

このとき気を付けたいのは、嫌な香りが部屋の中に充満しない方法で捨てることです。しみこませた布をそのままゴミ箱に入れれば、部屋中に香りが充満してしまうので気分が悪くなることも…。きちんと密閉した状態で捨てるようにしましょう。

いい匂いがしている→肌に使わない使用法で活用

期限は少し過ぎているけど、香りはいい匂い、好きな匂いだというのなら、そのアロマオイルはまだまだ使えます。ただ、肌に使うのはやっぱりちょっと心配ですよね。手作り化粧品の材料にしたり、マッサージに活用することはやめておいた方がいいでしょう。

古いアロマオイルは肌に使わない方法で活用するのがおすすめです。

古いアロマオイルの職場や部屋での活用法3つ

ではいよいよ古いアロマオイルの活用法を紹介します。活用方法の中で「作り方」を紹介してますが、作業の際はアロマオイルの原液を素手で触らないように気を付けてくださいね。

1. 職場の下駄箱やロッカーに活用

職場で靴を履き替える必要がある人や、ロッカーを使用している人はにおいが気になりますよね。そんな時に古くなったアロマオイルを活用しましょう。
下駄箱の場合は、シューズキーパーを作ったり、ロッカーの場合はサシェを作ると可愛いですよ。

手作りがめんどくさいと言う人は、コットンにオイルを1滴たらして、下駄箱やロッカーの奥に置いておくだけでもOKです。たいていの精油には殺菌・抗菌効果や消臭効果があるので、下駄箱やロッカー内の菌の繁殖を防いだり、嫌な臭いを無くしてくれるはずです。

シューズキーパーの作り方

~用意するもの(1足分)~
  • 古いアロマオイル
  • 重曹…適量
  • お茶パック…2~4枚
  • ハギレ…サイズによって2~4枚、使わなくなった古いハンカチでも可
  • リボン…2本
  • 針と糸
~作り方~
  1. 重曹に古いアロマオイルを5~10滴ほど加え良くかき混ぜる
  2. 1をお茶パックに入れる(重曹が漏れ出るようなら2枚重ねる)
  3. ハギレを靴に入る程度の長方形に縫い袋状にする
  4. 3に2を入れて、口をリボンで縛る
  5. もう1つ同じものを作る

出来上がったものを靴の中に入れて使用します。精油の殺菌力と消臭効果で、菌の繁殖による嫌な臭いを抑えます。また、重曹には嫌なにおいを吸着する効果や湿気を吸い取る効果もあるんですよ。

精油の臭いがしなくなったら、適宜追加しましょう。また、重曹はある程度の期間経過したら取り換える方が効果的です。

サシェの作り方

~材料~
  • 古くなったアロマオイル
  • 綿…適量
  • ハギレ…サイズによって1~2枚、使わなくなった古いハンカチでも可
  • リボン…1本
  • 針と糸
~作り方~
  1. ハギレを縫い合わせて適当な大きさの袋を作る
  2. 1の中に綿を詰め、口をリボンで縛って出来上がり

出来上がったものに細い紐をつけると、ロッカー内のポールに取り付けやすくなります。裁縫が得意な人は、レースやボタンを着けても可愛いですね。香りが無くなってきたら、時々オイルを垂らして香りづけしましょう。

2. コットンに落として香りを楽しむ

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デスクワークを長時間続けていると、脳も疲労を感じます。そんな時に香りがあれば簡単にリフレッシュできますよ!

最も簡単な方法は、コットンにアロマオイルを1滴落としてデスクに置くだけです。ティッシュでもいいのですが、ティッシュだと香りが飛ぶ速度が速いので長時間楽しみたい方はコットンがおすすめ。

上級者なら、使わなくなったマグカップにお湯を入れて、その中に精油を1滴落としましょう。蒸気と共に香りが立ち上り、心地よくリフレッシュできます。ただ、仕事に熱中するあまり、お茶と間違えて飲まないように注意が必要です。

もちろんこれらの方法は自宅でも活用できます。部屋の机においても良いですし、寝室で活用するならコットンにオイルを落として枕元に置いて眠ると、香りのリラックス効果で質の良い睡眠がとれますよ!

3. 部屋の掃除に活用する

アロマの殺菌力や汚れを落とす力を期待して、部屋の掃除に活用することもできます。

一番簡単な方法だと、バケツに1~3滴程度オイルを垂らし、良くかき混ぜてから雑巾を絞って床拭きする方法です。香りも良く、化学的な薬品を使った洗剤が苦手な人には特におすすめです。

この他にも、汚れ落としスプレーを作って活用することもできます。台所やコンロ周り、レンジの掃除、冷蔵庫の取っ手や庫内の掃除などに大活躍ですよ!

アロマ汚れ落としスプレーの作り方

~用意するもの~
  • 古いアロマオイル…20滴
  • エタノール(消毒用でも可)…20ml
  • 水(水道水でも可)…80ml
  • スプレーボトル…100ml用
~作り方~
  1. スプレーボトルにエタノールを入れる
  2. 1に古いアロマオイルを20滴入れ、よく振り混ぜる
  3. 2に水を加えて、よく振り混ぜれば出来上がり

使用するごとにボトルを振り混ぜてから使いましょう。電子レンジ、冷蔵庫などの内部や取っ手など、菌の繁殖が気になる部分の掃除に使えます。アロマオイルは水には溶けませんがエタノールには良く溶けるので、まずはエタノールとオイルを先に混ぜてください。

また、プラスチックボトルに直接オイルを入れるとボトルが溶けることがあります。エタノール→アロマオイル→振り混ぜる→水を入れて混ぜる、という順番を守ってくださいね。

古いアロマオイルを使いこなそう!

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お手持ちのアロマオイルは古いものでしたか?それともまだまだ活用できる使用期限内のものだったでしょうか?
もし万が一古いアロマオイルでも、香りが良く使用できそうであれば、ぜひお掃除やリフレッシュに役立ててみてください。
アロマオイルは使ってこそその良さを実感できるものです。そして、香りが心や体に与える影響は、私たちが想像するよりもはるかに大きなものです。

古いアロマオイルを1本使い切ったら、また新しいオイルがほしくなるかもしれませんね。

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