手汗の止め方4選!ひどい手汗の原因と手術なしで抑える方法とは


tease_1
実は手汗に悩んでいる人は少なくありません。

好きな人ができても手汗が気になって手も繋げない。会社で仕事をしていても、パソコンのキーボードやマウスがべたついてしまうなどその悩みは深刻ですよね。

そこで、手汗の原因や、手汗が症状として現れる病気、ひどい手汗を効果的に抑える4つの方法を紹介します。

この中に取り組みやすい方法があると思うので、最後までチェックしてくださいね!

目次

  1. ひどい手汗の4つの原因
  2. 手汗を止めるために病院に行ってもいいの?
  3. ひどい手汗を効果的に抑える4つの方法

ひどい手汗の4つの原因

iraira
原因を知ることが、手汗の対策になるはずです。ひどい手汗の原因となる4つの理由をチェックしてみましょう。

心理的なものが原因でひどい手汗が出る

手汗が出る状況をじっくりと思い出してみてください。

極度に緊張していたり、慣れない環境だったりと、心に何らかの負荷がかかっている時に手汗をかくことが多くはありませんか?

実はひどい手汗の原因に心理的なものがあるのです。

呼吸や鼓動、胃腸の働き、発汗などをコントロールしているのが自律神経と言われるものなのですが、自律神経は精神面と深くかかわっています。

その為、ドキドキしたり恐怖を感じたり緊張したりなどの、ストレス・不安・恐怖などがひどい手汗を引き起こしてしまいます。

緊張すると手汗をかきやすいという方は、好きな香りを携帯する、深呼吸するなどのリラックス方法を見つけておきましょう。

 ひどい手汗の原因は肥満だった?

肥満気味の方は皮下脂肪が厚いため、体からの放熱を妨げてしまいます。

しかし体に熱がこもったままでは良くないので、汗をかいて体内の温度を適温に保っているのです。

その為肥満気味の方は手汗をはじめ、全体的に汗をかきやすくなっています。

刺激的な食事も手汗の原因!

辛いものや熱いものを食べると、汗が噴き出してきた!そんな経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか?

実は、食べ物が交感神経を刺激して、汗をかきやすくなっているのです。

今は絶対に汗をかきたくないというシーンでは、刺激的な食事を控えるように気を付けましょう。

手汗が症状として現れる病気もあります

たかが手汗と侮ってはいけません。実は手汗が症状として現れる病気もあるのです。

これについては、次項で紹介いたします。

手汗を止めるために病院に行ってもいいの?

nurse
本当に困っているけれど、他人に相談すると「たかが手汗」という態度を取られることも少なくありません。

手汗で病院にいってもいいのだろうか?と悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。

でも、手汗が症状として現れる病気もあるのです。当てはまるものがないかどうか確認してみてくださいね。

手汗が症状になる6つの病気

手汗が症状として現れる病気もあります。

手掌多汗症

手掌(しゅしょう)多汗症とは、特定の部位だけに大量に汗をかく「局所性多汗症」のうちの一つで、手のひらだけに大量の汗をかく病気です。特徴としては、大人になってからではなく子供の頃から手のひらに大量の汗をかいていたということと、リラックスしている時でも手のひらに大量の汗をかくということです。

甲状腺機能亢進症

甲状腺機能亢進症とは、甲状腺が活発に働くことで、甲状腺ホルモンが大量に分泌される病気です。代謝が上がるので体全体に汗をかきやすく、動悸がしたり食べても太りにくくなるのが特徴です。

更年期障害

更年期障害とは、加齢などが原因で女性ホルモンの分泌が減少することが原因で起こります。更年期障害で有名な症状が「ホットフラッシュ」と呼ばれるもので、特に外的要因がないにもかかわらず、大量の汗をかいたりほてりを感じたりします。これも、女性ホルモンの減少による自律神経の乱れが原因だと言われています。

自律神経失調症

自律神経失調症とは、ストレスや緊張、過労、生活習慣の乱れなどが原因で、自律神経が乱れてしまうことです。症状としては、発汗やほてり以外にも、だるさ、めまい、片頭痛、動悸、便秘、下痢、耳鳴りなどの身体症状と、イライラ、不安感、落ち込み、倦怠感、憂鬱、焦りなどの精神的症状があります。

糖尿病

糖尿病が原因で、末梢神経に合併症が引きおこることがあります。自律神経も末梢神経系なので発汗異常が起こる場合もあると言われています。

結核

結核に感染すると、体内の熱を下げるために大量の汗をかき続けることがあると言われています。

ひどい手汗を止める薬はあるの?

前述のような病気が原因の場合、手汗を抑える薬というよりも、病気そのものを治療するための薬が必要となります。正しい治療をし、病気が治ることで手汗も抑えることができるでしょう。

手汗に特化した薬としては、飲み薬と塗り薬の2つに分けられます。

飲み薬は、全身の汗を止める働きがあり、やっと手汗が止まったという感想もあります。しかし副作用として、汗のみならず口の中や目などの、体全体の水分量が減ったと感じるという声もあるようです。

塗り薬は、薬を塗ることで汗腺を塞ぎ汗が出ないようにするというものです。これで手汗がピタッと止まるという人もいますが、効果のほどは人それぞれのようです。

一般的には、薬で手汗を止めたい場合は、まず塗り薬を使ってみて、それでも効果を感じられない場合は飲み薬を検討するという方が多いようです。

 ひどい手汗を効果的に抑える4つの方法

ひどい手汗を効果的に抑える4つの方法を紹介します。この中から取り入れられそうなものを見つけて試してみてくださいね。

ストレスを解消する

nanohana
手汗の原因である自律神経をコントロールするのは難しいですが、ストレスを減らすという努力ならできそうですよね。

ストレスを感じるような環境をできるだけ避けたり、焦らなくてもいいように前もって準備をしておく、ストレスを感じたら深呼吸をするなどの自分なりのリラックス方法をもつというのも手汗対策の一つの方法です。

手汗に効果のある2つのツボを押す

tsubo
外出時や手汗対策の商品を持っていなくても、手のツボを押すくらいなら目立たずにいつでもできますよね。手汗が気になる人は、手汗に効果のあるツボを覚えておきましょう。手汗に効果のあるツボは「合谷(ごうこく)」と「労宮(ろうきゅう)」です。

合谷は有名なツボなのでご存知の方も多いと思います。場所は手の甲側の親指と人差し指の間、骨が交わる部分になります。ちょうど「水かき」のあたりですね。反対側の親指と人差し指で挟むようにすると押しやすいです。5秒押してゆっくり離すという押し方でツボを刺激しましょう。

労宮はその名の通り、疲労にも効果があるツボです。手のひら側にあるツボで、手を軽く握った時に中指の先が当たる部分です。反対側の親指と手のひらで挟むようにすると押しやすいですよ。こちらも5秒押してゆっくり離すという押し方でツボを刺激しましょう。

制汗剤を使う

fitness
病院に行くのはちょっと…という方が簡単に手にしやすいのが制汗剤です。

制汗剤は、スプレータイプ、クリームタイプ、ロールオンタイプ、パウダータイプなど様々なタイプから選ぶことができます。

手汗の場合は広範囲ではないので、スプレータイプよりもクリームやパウダータイプがおすすめです。手汗で手のひらのべたつきが気になるのなら、パウダータイプが良いでしょう。

制汗剤の効果として大きくは、汗を止める制汗効果、臭いを防ぐ抗菌・殺菌効果があります。手汗の場合、臭いが気になることはないので抗菌・殺菌効果の高いものより制汗効果が高いものを選ぶ方が良いでしょう。

ひどい手汗を止める手術もある

surgery
ひどい手汗で一生悩むのなら、と手術を検討する人もいるでしょう。

手汗を止める手術として、背中から針を刺し胸部神経にアルコールを注入し麻痺させるという「胸部交感神経ブロック」という手術が行われていました。

しかし、この方法は手術が難しく、再発もしやすいとのことで、現在ではまた別の手術法があるようです。

それが「胸腔鏡下交感神経節遮断術(ETS手術)」というものです。
こちらは、両ワキの下から細いメスと内視鏡を入れて胸腔にある交感神経の束を10mmほど切り取ることによって、手汗が出ないようにするという方法です。この方法なら、手汗をほぼ100%止めることができ、効果も永久に持続します。手術時間は両ワキでも1時間程度であり日帰り手術が可能であること、ワキの下の傷も2~4mmと大きくなく術後の痛みもさほどないことから、現在ではこちらが主流になっています。

しかし、手術による副作用もゼロではありません。この手術によって手汗や胸部から上の汗が出なくなる代わりに、その他の部分の汗の量が増えることもあるようです。また、手汗をかかなくなることにより手が乾燥気味になり、冬などはひび割れる可能性もあるそうです。さらに、味覚性発汗といって刺激的なものを食べることによっておこる発汗の機能が乱れ、甘いものを食べても汗をかいてしまうことがあるそうです。

手汗が止まって喜んだのもつかの間、その他の汗が大量に出て、結局汗の悩みは解決しなかったという感想もありますので、メリットとデメリットをしっかりと考慮して決めたいですね。

さいごに

ok_2
ひどい手汗を効果的に止める方法を紹介しました。他人に説明してもなかなかわかってもらえない悩みですし、これが一生続くのかと思うとうんざりしてしまいますよね。

「また手汗をかいてしまった…どうしよう」という気持ちが、さらにストレスや焦りに繋がり、より手汗をかいてしまう原因にもなってしまいます。

こちらで紹介した方法を活用していただき、一日も早く手汗の悩みから解放されますように。

Copyright© korean-style , 2025 All Rights Reserved.