二日酔いを改善する方法教えて!噂の食べ物、飲み物の本当の効果は?



忘年会、クリスマスパーティー、お正月。年末年始はお酒を飲む機会が増えますよね。
「酒は飲んでも飲まれるな」なんて言いますが、その場が楽しいとついつい飲み過ぎてしまうこともあるのではないでしょうか。しかし、後悔は翌朝に訪れます。そう、二日酔いです。
あまりのつらさに、もう金輪際、絶対お酒なんて飲むものか!と心に固く誓います。
そう誓ったはずなのに…、また今日も繰り返す…。
この記事では、そんなつらい二日酔いはなぜおきるのか、二日酔いにまつわるあの話は本当なのか、二日酔いになっちゃったときのおすすめアイテムなどをご紹介します!
これを読めば年末年始の飲み過ぎももう怖くはありません!ぜひ参考にしてくださいね。

目次

  1. どうして二日酔いになるの?
  2. 牛乳は二日酔いを未然に防ぐって本当?
  3. 二日酔いにならない飲み方ってあるの?
  4. 二日酔いになっちゃったらこれ!

どうして二日酔いになるの?


胃のむかつき、吐き気、頭痛、だるさ…。あのつらい二日酔いってなぜおきるのでしょうか。

二日酔いのメカニズム

飲み込んだアルコールは体内に吸収されると、肝臓で分解されます。肝臓では、二段階に分けてアルコールが分解されていきます。最初の分解と二回目の分解の間にできるのが有害物質である「アセトアルデヒド」という物質です。肝臓の二回目の分解でアセトアルデヒドを分解するのですが、分解処理が追いつかなくなってくると血液中のアセトアルデヒドの濃度が濃くなってしまいます。アセトアルデヒドの濃度が濃くなると、吐き気や頭痛といった二日酔いの症状を引き起こすというわけです。

お酒に強いか弱いか

世の中にはお酒を全く飲めない人や、「ざる」と呼ばれるお酒にめっぽう強い人、特に強くもなく弱すぎるわけでもない普通の人がいますが、これらを決定づけているのはアセトアルデヒドの分解能力ということになります。アセトアルデヒドの分解能力は持って生まれた能力ともいえるでしょう。ですから、お酒を飲む練習をすれば強くなれるわけではないということも分かります。もともと肝臓の分解能力が低いわけですから、飲めない人は決して無理をしないようにしてくださいね。

若い頃は平気だったのに

よくおじ様たちが「若い頃は一升飲んだ」などと武勇伝を語っていることがありますよね。実際自分も20代の頃に比べると、二日酔いがひどくなったような…と感じる人もいるのではないでしょうか。
これも肝臓の分解能力と関係があります。加齢による肝臓機能の能力低下が原因なのです。
若い頃のペースで飲み続けると思わぬ悪酔いをしたり、ひどい二日酔いに悩まされることもあります。具体的な二日酔い対策については後ほど触れますが、自分の肝臓の分解能力をある程度理解しておくことも大切です。

牛乳は二日酔いを未然に防ぐって本当?

ところで、二日酔いにならないために、お酒を飲む前に牛乳を飲んで胃に膜を張っておいたほうがよい、という話をよく聞きますよね。これって本当なのでしょうか。
実は、牛乳による二日酔い防止策は効果がないとされています。胃に膜を張ることでアルコールの吸収を抑えるという説ですが、胃の牛乳はアルコールで流されてしまいますし、液体であるため胃に留まらないことからアルコールの吸収を抑える点では効果的ではないそうです。
では二日酔いを未然に防ぐ方法ってないのでしょうか。

二日酔いを未然に防ぐには


アルコールの吸収を抑えるために事前に分解されにくいものを食べておくのがおすすめです。ではイメージしてみましょう!
今日は金曜日。あなたは今夜、会社の飲み会に参加します。あなたと仲の良い先輩社員の異動が決まったので送別会です。お酒好きの先輩との最後の飲み会ですから、みんな今夜はお酒に飲まれることを覚悟しています。そんな飲み会の日は下記のいずれかをコンビニで調達しておきましょう。就業時間間際の夕方5時にはこっそりデスクで食べておきましょう!

  • 割けるチーズ
  • チーズケーキ
  • マカダミアナッツ入りチョコレート
  • おつまみナッツ

飲み会前には、分解されにくいタンパク質や脂質などを含んだものをお腹にいれておくとアルコールの吸収を抑えられます。加えて会社で食べるなら、なるべく目立たないようにパクッと食べられるものが良いですよね!たとえ食べているところを自席近くの同僚に見つかり、「あの人、飲み会直前なのに何食べてるんだろう」なんて目で見られても、気にしないことです。

ドリンクアイテムに頼る

少しお腹に入れておいたくらいじゃ二日酔いは防げない!そんな方は事前にドリンクを飲んでおくことをおすすめします。おすすめドリンクはこちらです!

ヘパリーゼ

(引用:
http://www.hepa.jp/index.html)

動物の肝臓を分解しアミノ酸などの形に加工された肝臓水解物が、肝臓の働きを助けます。
筆者の個人的な見解ですが、飲むと次の日がかなり楽です。

ウコンの力

(引用:
http://ukon.house-wf.co.jp/)

ウコンには肝臓の働きを助けるクルクミンが含まれており、こちらもおすすめです。金色の派手なボトルをオフィスで手にするのがちょぴり恥ずかしかったのですが、最近はピンク色のカシスオレンジ味なども出ています。味もフルーティーで飲みやすく女性におすすめです。

二日酔いにならない飲み方ってあるの?


お腹ペコペコの状態で、乾杯!ゴクゴク…。これが最も美味しいビールの飲み方ですが、一番アルコールを吸収させてしまう飲み方でもあります。
まずは、前述したとおり飲み会の前に分解されにくいものを少しお腹に入れておきましょう。そして、飲み会が始まったらグイグイ飲むのではなく、おつまみを入れながらアルコールはスロースタートしましょう。おつまみは、枝豆や、卵焼き、冷奴、から揚げ、焼き鳥、刺身などタンパク質豊富な物がおすすめです。テーブルの上のおつまみがなくなりそうになったら、気が利くふりをして自らアルコールの吸収を抑えそうなものを注文しましょう。
また、アルコールの分解能力はその日の体調にも左右されます。疲れがたまっていたり寝不足だったり、また生理中はいつもより悪酔いしてしまう可能性があります。調子が悪い時は、適度にお水を飲みながらゆっくり飲むようにしましょう。

ちゃんぽんは悪酔いするって本当?

ビールにワイン、シャンパン、日本酒、ハイボールなどなど色々な種類を飲む飲み方を俗に「ちゃんぽん」と言いますよね。ちゃんぽんすると悪酔いするぞ、なんて言われることもありますが、実はこれ医学的な根拠はないんだそうです。
ちゃんぽんすると悪酔いする理由は、ペース配分が分からなくなってしまうためという説が有力です。例えば、ビールを数杯飲んで、そのあとハイボールを数杯飲んで、それから日本酒に切り替えたとします。酔いが回り始めた頃の日本酒ですから、飲むピッチを考えずにビールやハイボールと同じペースでガンガン飲んでしまったとしたら…。あっという間に飲み過ぎて自分のアルコール分解能力を超えてしまう可能性があります。
ちゃんぽんするときには、自分がこれまででどのくらい飲んだのかを頭の片隅に入れ、飲むピッチを落とすなどのコントロールが必要です。
しかし、酔いが回り始めると冷静でいられなくなってしまうことも多々ありますよね。また、ゆっくり飲もうとしても減ったグラスにすぐに継ぎ足してくれる人もいます。その場の空気を壊すかと思うとなんとも断りづらいですよね。

二日酔いになっちゃったらこれ!

事前にチョコレートを食べ、ドリンクを飲んで臨んだけれど、飲んでいるうちに自分の肝臓の分解能力を超える量を飲み過ぎてしまった…。
こんな場合もまだあきらめてはいけません。ではどうすれば良いでしょうか?

スポーツドリンク

(引用:
https://pocarisweat.jp/scene/liquor/)

まずは、帰り際にコンビニでスポーツドリンクを購入しましょう。たくさんお酒を飲んだときに怖いのが脱水症状。それを防いでくれるのが、スポーツドリンクに含まれているナトリウムイオンです。眠る前にコップ一杯、そして起きたときにもすぐに飲めるようにベッドサイドに用意しておきましょう。

栄養ドリンク

栄養ドリンクに含まれるタウリンには肝臓の分解機能を助ける効果があります。また、疲労回復にも良いので飲み会で疲れた身体におすすめです。眠る前ですからノンカフェインタイプのものを飲むことをおすすめします。

ハイチオールC

(引用:
https://www.ssp.co.jp/product/all/hc/)

ニキビやシミなどの肌トラブル対策の医薬品として有名なハイチオールCですが、実は二日酔いにも効果的なのを知っていましたか?ハイチオールCに含まれるL−システインは肝臓の機能を高め、アセトアルデヒドの分解をおこなうのを助けます。

コーヒー


二日酔いの朝、といえば筆者はコーヒーを飲みます。カフェインには肝臓を活性化させる働きがあるそうです。二日酔いの朝は低血糖気味になっていますから、ブラックではなく砂糖とミルクをたっぷりのカフェオレがおすすめです。
ただし、アルコールを飲み過ぎた次の日は消化不良を起こしていたり胃の粘膜が薄くなって胃がダメージを受けていることがあります。胃腸の弱い人はカフェインが刺激を与えてしまうこともありますのでご自分の体調とあわせてご注意ください。

まとめ

お酒の席のお付き合いが増える年末年始。二日酔いなんてこの世からなくなれば良いのに…と何度も願いましたが、そんな願いは叶いません。しかし、未然に防いだり、なんとか二日酔いに抗う方法はあることが分かりました。
これで少々ハメを外しても怖くありません!飲み会に出かける前には、冷蔵庫にヘパリーゼなどのドリンクとスポーツドリンクを常備しておきましょう。楽しい忘年会シーズンをお迎えくださいね。

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