花粉症を改善する3つの食べ物は?ヨーグルトに油やツボなどの改善方法


止まらない鼻水、取ってしまいたくなるほどの目のかゆみ。辛い花粉症に悩まされていませんか?薬で症状を抑えるのは確かに効果的ではありますが、眠気に困っている人も多いかもしれません。もし、薬を飲んで対処するだけではなく、食べ物、お茶やツボ押しで症状を少しでも抑えることができればありがたいですよね。花粉症対策におすすめの食べ物とツボについてお話します。

目次

  1. 花粉症を改善したい!花粉症になるのはなぜ?
  2. 花粉症を改善するには食べ物に秘訣があった!
  3. 花粉症を改善するお茶もおすすめ
  4. 花粉症の改善に効く3つのツボ

花粉症を改善したい!花粉症になるのはなぜ?


花粉症は10人いれば10人とも発症するわけではなく、それぞれの体質によって発症するかどうかに違いがあります。遺伝という説もありますが、生活習慣にも花粉症との深い関係があるようです。花粉症になってしまうのはなぜなのでしょうか?

花粉症は花粉に対するアレルギー反応

花粉症は花粉を吸い込んだ時に、体が反応して起きるアレルギー反応の一つです。もともと体には外から入って来た異物を取り込まないようにする防御反応が備わっていて、これを免疫といいます。アレルギー反応も免疫の一部であり、防御反応が働いた結果なのです。しかし、この防御反応が強く現れると、私たちにとっては不快なアレルギー症状を引き起こします。

生活の乱れによりアレルギーが強くなる?!

花粉症を子供の頃から発症する人もいれば、大人になってから発症する人もいますよね。遺伝だけではなく、環境の変化や生活習慣が大きく関係していると考えられるのです。逆に親が両方とも花粉症だからといって、子供が確実に花粉症を発症するとは限らないのです。自分自身の不摂生や生活スタイルによって花粉症を発症してしまうということもあるのです。

症状の悪化には食べ物にも原因がある

いろいろな要因が考えられますが、身近な原因として「食べ物」が挙げられます。例えば、日頃から添加物の多い市販のレトルト食品、コンビニ弁当、お菓子などを食べすぎている場合や、悪い油の含まれているファーストフードなども症状を悪化させる原因になります。また、食べ物だけでなく、タバコや飲酒などの嗜好品も花粉症には悪影響を及ぼしてしまいます。また、白砂糖、白いパンなどの精製された食品も花粉症を悪化させる要因になります。なるべく加工品に頼らずに、手作りの食べ物や加工工程が少ない食品を選ぶようにすると良いでしょう。

花粉症を改善するには食べ物に秘訣があった!


花粉症は治らないと諦めている人も多いでしょう。確かにアレルギー体質はなかなか変えることができません。薬で症状を抑え込むことはできても、根本的に治してくれる方法はまだ限られています。しかし、食事を見直すことである程度は体質を変えることが出来るのです。どんな食べ物に秘訣があるのかお話します。

ヨーグルトなどの発酵食品で腸内環境を整えよう


免疫と腸内環境は大きく関係しているのをご存知ですか?腸内環境が悪いと腸内免疫も低下して、花粉症のようなアレルギー症状を起こしやすくなってしまうのです。腸内環境を整えるには、善玉菌と悪玉菌のバランスを整えることが大切。そこで役に立つのが、発酵食品です。発酵食品は様々な菌の力を借りて、食品の保存性を高めた食べ物です。例えば、身近なものではヨーグルトがあります。最近では特定の菌を使ったヨーグルトに花粉症の予防効果があるということも分かっています。また、日本人の長い腸に合っているのが植物性乳酸菌を含む発酵食品です。すぐき漬、ぬか漬けなどには植物性乳酸菌がたっぷり含まれています。植物性乳酸菌は胃酸によるダメージを受けにくく、生きたまま腸まで届くので積極的に取り入れたいものです。最近はサプリメントも豊富に発売されているので活用しても良いでしょう。

合わせてオリゴ糖や食物繊維も取り入れよう

さらに腸内環境を整えるには、乳酸菌だけでなくオリゴ糖や食物繊維も合わせて取り入れるのが効果的です。オリゴ糖は食品であれば、玉ねぎ、アスパラガス、キャベツなどに含まれていますが、パウダーや液体タイプのオリゴ糖製品を活用するのも便利です。食物繊維としては、ごぼうや玄米などの不溶性食物繊維を多く含む食品は善玉菌のエサになり、腸内環境を整えます。また、海藻やこんにゃく、果物などに含まれる水溶性食物繊維ならば腸の汚れをからめとって外に出してくれます。どちらもバランス良く取り入れるようにしましょう。

悪い油を避けてオメガ3脂肪酸を取り入れよう


油というと体に悪く、太るイメージを持っている人も中にはいるかもしれませんが、油には良い油と悪い油があるのをご存知でしょうか。例えば、古いサラダ油などで揚げた揚げ物や、時間が経った油を使った食品はトランス脂肪酸などのオメガ6系といわれる悪い油が含まれています。トランス脂肪酸は体の細胞を弱めてアレルギーを起こしやすくしてしまいます。他にも、べにばな油、コーン油、マヨネーズなども要注意です。
でも良い油を味方につけることで、逆に花粉症の予防になることも分かっています。注目されているのがオメガ3系脂肪酸で、炎症を抑える作用があると言われています。例えば、亜麻仁油、しそ油、チアシード、青魚、くるみなどにオメガ3系脂肪酸が多く含まれています。日本人の現代の食生活ではオメガ3系脂肪酸は不足しがちなので、意識して摂る必要があります。

体を温める食べ物を食べよう

冷えは万病のもとという言葉がありますが、体の冷えは花粉症とも深い関係があるといわれています。漢方などを用いる東洋医学の世界では、花粉症は水はけが悪い「水滞(すいたい)」が原因になっていると考えます。このような水の乱れが体のあらゆるところに出てくると不快な症状が出てきますが、花粉症の鼻水や涙目などもその一部です。水は冷えを起こすので、普段から体を温めておくことが大切になります。温かいスープなどを取り入れた食生活がおすすめです。
また逆に、体を冷やすような南国のフルーツ(バナナなど)、夏の野菜(きゅうり、なすなど)は避けるようにして、冷たい飲み物よりも暖かい白湯などを飲むのが良いでしょう。体を温めるからといって摂りすぎに注意したいのが刺激物です。とうがらし、わさびなどの刺激物は体を温めてはくれても、刺激によって花粉症を悪化させることもあるので摂りすぎないようにしましょう。

花粉症を改善するお茶もおすすめ

花粉症対策にはお茶もおすすめです。お茶といっても種類によって効果の違いがあるので、どのお茶でも良いわけではありません。どんなお茶が効果的かご紹介します。

べにふうき茶や甜茶が定番

べにふうき茶


花粉症対策に良いお茶としては、べにふうき茶と甜茶が有名です。べにふうき茶にはメチル化カテキンという成分が含まれていて、アレルギー症状の改善に役立つことが分かっています。もともとは、日本の「べにほまれ」という種類と中国系の「ダージリン」を掛け合わせて作ったお茶です。ストリクチニンという成分もアレルギー反応を抑える作用があると分かっています。

甜茶

ほのかな甘みが特徴の甜茶は花粉症対策に昔から重宝されています。甜茶に含まれる甜茶ポリフェノールがアレルギー反応を抑えてくれます。ただし、甜茶の中にも効果があるものと、無いものがあり、「バラ科キイチゴ属」と書いてある商品を選ぶことが大切です。また症状を抑えるというよりも、予防効果が高いタイプのお茶なので、花粉シーズンを迎える1ヶ月程度前から飲み始めると効果的でしょう。

ルイボスティー

抗酸化作用が高く、健康に良いといわれているルイボスティーですが、花粉症にも良いと言われています。ルイボスティーはノンカフェインで飲みやすく、抗酸化作用により余計な活性酸素を取り除いてくれるので炎症反応を抑える効果が期待できます。ルイボスティーは家族みんなで楽しめる味なので、たっぷりと沸かして続けて飲むと良いでしょう。

花粉症の改善に効く3つのツボ


ツボ押しというと、足の疲労や目の疲労などの疲れを取る作用が注目されがちですが、花粉症の症状を抑えるのにも効果があります。また、ツボ押しのコツは2,3回だけ押すのではなく、じっくりと30分程度時間をかけて押す方が効果的な場合もあります。また、ツボ押しをせっかくするならば、洗顔などして顔や目のまわりに付いている花粉を落としてから行うようにしましょう。

合谷(ごうこく)

手の人差し指と親指の付け根の間にある、くぼみにあるのが合谷(ごうこく)というツボです。このツボは首から上の症状に効く便利なツボです。反対側の手の指でツボを上下に挟んでじっくりと刺激してみましょう。

迎香(げいこう)


左右の小鼻の横にあるのが「迎香(げいこう)」です。片手の人差し指と中指でひっかけるようにして刺激すると鼻の通りが良くなります。少し恥ずかしいかもしれませんが、外出先でも行うことができて即効性も高いので鼻づまりに困った時はぜひ試してみてください。

百会(ひゃくえ)

頭のてっぺん、頭頂部にあるのが「百会(ひゃくえ)」です。頭痛、耳鳴り、めまいなどの症状に効果的なツボです。刺激する時は、親指で刺激するか、頭を床につけてゴロゴロとてっぺんを転がして刺激するのも良いでしょう。花粉症であたまがスッキリせず、ぼーっとする時におすすめのツボです。

さいごに

花粉症は花粉が飛び続ける限り、私たちを苦しめつづける病気の一つです。引っ越しなどで大きく環境を変えない限り、花粉から完全に逃れることはできません。それならば自分の体を変えて花粉症に負けない体を作るという発想の転換が必要です。日頃の食生活や生活習慣を見直すだけでも、花粉症の症状を軽くすることができるかもしれません。また、ストレスも花粉症の悪化に影響するため、ストレスを溜めないことも大切です。少しずつ出来ることから始めて、花粉症を改善していきましょう。

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