おせちの中身人気ランキング!具材の意味は?関東関西で違うのはどうして?


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秋も深まるとおせち商戦が始まりますね。テレビのCMやインターネット通販では、各社趣向を凝らしたおせちが販売されています。我が家では昔はおせちを作っていたのですが、今ではすっかり通販でおせちをお取り寄せするようになってしまいました。

最初はお試し程度のつもりで頼み始めたのですが、おせちを自宅で長時間かけて作る手間なく美味しく食べることができるので、初めは小さなおせちだったものがどんどん大きくなり、今では五段重ねのものを頼んでいます!いろんな具材を楽しむことができて、かつ楽を出来るので今ではおせち通販は我が家にはなくてはならない存在です。

毎回、おせち情報をテレビCMやインターネットから収集するのですが、おせちの具材には1つ1つ意味が込められていて、さらに関東風おせちと関西風おせちでは中身が異なることが分かりました。おせちの具材の意味を知って食べると、さらに美味しく感じると思うので、紹介させていただきます!

目次

  1. 好きなおせちの具材ランキング男性編
  2. 好きなおせちの具材ランキング女性編
  3. おせちの具材に込められた意味は?人気具材5選を使って紹介!
  4. おせちの具材対決!関東VS関西

好きなおせちの具材ランキング男性編

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男性と女性ではおせちの具材の好みは別れるのでしょうか?一緒でしょうか?

Q.好きなおせち料理の中身は?
1位 数の子 18.2%
2位 くりきんとん 17.9%
3位 だて巻き 14.7%
4位 黒豆 14.4%
5位 かまぼこ 9.2%

数の子
「お正月らしいゴージャス感があり、特別な日を迎えた気分になれる」(35歳/学校・教育関連/事務系専門職)
「これを食べたら正月だと実感できる」(50歳以上/運輸・倉庫/販売職・サービス系)

くりきんとん
「甘いしたくさん食べられないけど、おせちでしか食べられないおいしさがある」(26歳/金融・証券/専門職)
「甘くてほっこりする」(27歳/その他/事務系専門職)

だて巻き
「ほのかな甘さがたまらないから」(21歳/その他/その他)
「甘くてふわふわな感じが好きだから」(32歳/学校・教育関連/専門職)

黒豆
「甘くておいしいし、おもちと合うから」(29歳/運輸・倉庫/技術職)
「和菓子みたいで良い」(39歳/その他/その他)

かまぼこ
「酒のさかなにはちょうど良いので」(50歳以上/情報・IT/技術職)
「あっさりした高級かまぼこは、いつでも口に運びたい」(50歳以上/情報・IT/クリエイティブ職)
(引用元:http://news.mynavi.jp/news/2013/12/26/215/)

日本酒と合う「数の子」が1位になりましたね。2位から4位までは甘いおせちがランク入りしました。「くりきんとん」も「だて巻き」も「黒豆」もデザートのような感じに男性は捉えているようです。5位の「かまぼこ」も日本酒に合うということでランクインしました。

好きなおせちの具材ランキング女性編

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続いて女性編です。どんな具材がランクインするのでしょう?

Q.好きなおせち料理の中身は?
1位 くりきんとん 29.2%
2位 黒豆 14.2%
3位 だて巻き 13.2%
4位 数の子 11.8%
5位 かまぼこ 5.2%

くりきんとん
「くりきんとんは子供の頃唯一楽しみにしていたおせち料理で、母や姉と一緒につまみ食いをしながら作った思い出があるので」(24歳/不動産/事務系専門職)
「優しい甘さが大好きでいくらでも食べられるから」(29歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

黒豆
「甘いお豆が大好きで、亡くなった祖母が家で煮てくれた黒豆が大好きだったから」(24歳/建設・土木/技術職)
「まめにコツコツ働けますようにって意味がとても好き」(33歳/自動車関連/販売職・サービス系)

だて巻き
「煮物オンパレードのおせちの中では、程よい甘さが目新しくおいしい」(30歳/医療・福祉/専門職)
「卵やすり身がとても好きなので」(36歳/情報・IT/販売職・サービス系)

数の子
「こりこりぷちぷちの食感が好きだから」(24歳/金融・証券/事務系専門職)
「ふだん数の子は食べられないから、特別感があって好き」(31歳/食品・飲料/技術職)

かまぼこ
「いつもより高級なかまぼこなので、特別感があって好きです」(23歳/ソフトウェア/技術職)
「年末は高いかまぼこがいろいろ出るので楽しみ」(30歳/機械・精密機器/事務系専門職)

(引用元:http://news.mynavi.jp/news/2013/12/26/216/)

好きなおせちの具材ランキングの女性編は、1位が「くりきんとん」になりました。女性は甘いものが大好きなので納得です。2位は、ほのかな甘さが感じられる「黒豆」になりました。3位の「だて巻き」は甘くておせちというよりデザートな感覚ですね。好きなおせちの具材ランキングの男性編で1位にランクインした「数の子」が女性編では4位です。5位は男性編と同じく女性編も「かまぼこ」でした。

おせちの具材に込められた意味は?人気具材5選を使って紹介!

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おせちの歴史

毎年、家族で楽しみながら日本全国で食べられているおせち料理。始まりはいつからだと思いますか?実は、弥生時代にはもうおせちの風習があったことがわかっています。弥生時代の人々は、季節ごとに神様に感謝を捧げていました。無事、収穫できたことに感謝し、神様にお供え物をすることを「節供(せっく)」といいます。そして、お供えした節供を料理して、次回の豊作を願い自然に感謝して食べた料理のことを「節供料理」というようになりました。これがおせち料理の始まりといわれています。

大和時代になると中国から節句の行事が伝わり、平安時代になると宮中行事として「節会(せちえ)」と呼ばれる催しが開かれるようになります。この節会で神様に備えた料理を「御節供(おせちく)」と呼び、「く」が省略されておせちと呼ばれるようになりました。庶民に広がるのは江戸時代になってからです。だんだんと全国的に広まっていきました。

おせちが販売されるようになったのは戦後のこと

今のようにおせちが販売されるようになったのは、戦後のことといわれています。それまでは自宅で作られていましたが、百貨店などがお重に詰めて販売したのが始まりだそうです。

男女とも人気だったおせちの具材の意味を紹介します

数の子

数の子はニシンの卵です。ニシンは二親にかけられています。ニシンは卵を多く産む魚なので子宝や子孫繁栄の意味が込められています。

だて巻

だて巻きの「だて」は「伊達」と書きます。発祥は長崎で、その後江戸で人気になったおせちの具材です。その頃、おしゃれな人間がだて巻きのように黄色の華やかな格好をしていたことからだて巻きという名がついたんだそうです。また、別の説では仙台藩の藩主伊達政宗が、好んで食べたものが魚のすり身に卵を混ぜて焼いたものだったなどという話もあります。

栗きんとん

栗きんとんは、漢字で「栗金団」。金団は、金銀財宝を示す言葉で、栗きんとんは金運を呼ぶ縁起物と言われています。

黒豆

この一年、マメに暮らせるようにという意味が込められています。また、黒色は道教では魔除けの色とされており、邪気を払って無病息災を願っています。

紅白かまぼこ

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かまぼこは、半月に切った形が、山から顔を出す初日の出のように見えることからおせちに好んで入れられます。紅白かまぼこの赤は魔除けの色、白は清浄や神聖を表しています。

おせちの具材対決!関東VS関西

代表的なおせちの具材で関東と関西に違いはあるのでしょうか?

祝い肴

定番の祝い肴三品は、
関東は「ごまめ」、「数の子」、「黒豆」
関西は「数の子」、「黒豆」、「たたきごぼう」
です。

※たたきごぼうは、やわらかく煮たごぼうを棒で叩いて開き、調味料を染みこませたおせち料理です。関東ではあまりなじみはありませんが、関西では有名です。ごぼうは土の中に深く根を張るので、その土地にしっかりと根を張って安泰に過ごせますようにという願いが込められています。関西での別名はひらきごぼうとも呼ばれ、「運が開く」ともいわれています。

関東は「新巻鮭」
関西は「鰤」
です。

※この他、お正月の魚として関西では、睨み鯛(にらみだい)が有名です。鯛の塩焼きを元旦かから3日間神様にそなえて4日目に食べます。これは関西にはない風習といわれています。

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おせち

関東で人気なのは「栗きんとん」、「伊達巻き」、「紅白かまぼこ」
関西で人気なのは「ごまめ」、「海老煮」、「たたきごぼう」
です。

※味付けは、関東は濃口醤油と砂糖で、関西は薄口醤油と出汁が基本です。

まとめ

おせちの歴史は弥生時代からというのには驚きました。ずっと私達の生活に根付いてきた文化だったんですね。また、おせちの具材に込められた願いや、関東と関西では全然違うおせち文化があることにもびっくりしました。おせちの知識がついたので、今年のおせちを食べるのが楽しくなりそうです。

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