「まるで未知の生物」。男の子を育てるお母さんから、男の子についてこんな本音が聞こえてくることがあります。
同年代の女の子と比べるとその差は歴然です。親の言うことは聞かず、挨拶もできず、ヘラヘラしてたり、暴れん坊だったり…。ガミガミ注意しても効果がありません。「どうしてウチの子ってこうなの!?」とイライラするやら情けないやら…。
でもそんな風に思うことはありませんよ。
男の子にはある特徴があります。その特徴を知って接すれば、子どもの気持ちは安定し、子どもが自分に自信をつけて成長するのを助けることができます。
この記事を読んで、ぜひ男の子の育児と楽しく向き合いましょう!
目次
男の子の育児が大変なのはなぜ?
男の子の言動はママには理解不能なことばかり。ママが一生懸命、お着替えや歯磨き、お箸の使い方などを教えても、いつまでたっても自分でできなかったり、ポーイと投げてしまったり…。そうかと言えば、ママには意味の分からない遊びに長い時間集中している、なんてこともあります。
2歳を過ぎた男の子の存在は、家庭内ではもはや怪獣です。女の子より力が強く加減がまだ分からないため、オモチャや家の物を壊すことも多く、ママから見れば「なんて乱暴なの」とびっくりすることがあるでしょう。
4歳頃になると、興味の対象が徐々にはっきりしてきます。いつも何かと戦っている子もいれば、乗り物や動物、恐竜などに興味を持つ子もいます。おままごとやお人形が好きな男の子もいますし、ママの真似をしてヘアメイクに興味津々の子どももいます。
5歳を過ぎると仲間意識が芽生えます。元気で活発なタイプの子は家でじっとできず、お友達と外で遊ばないと力を発散できないほどになるでしょう。
イヤイヤ期を過ぎて3歳頃まではママの言うことにも素直に聞けますが、4歳を過ぎると自我が芽生え、ママの言いなりにはならず自分のやりたいことを言葉や行動で訴えます。甘えたい気持ちが強いものの、外ではカッコよくしたい気持ちも芽生えます。上手に気持ちを言い表すことができずイライラを家庭内で表面化させてしまう子もいます。しかし、親から離れた集団生活では意外としっかりしていて、自分のことは自分でできている場合があります。
赤ちゃんのときから見ているとはいえ、男の子の生態はママには未知の世界だったりしますよね。どうしてこんな行動をとるの?ふざけてばっかり、危ないことばっかりするので、いつも怒っていて嫌になる。比べたくなくても、女の子の友達とつい比較してしまい、あまりの違いに愕然とする…。
男の子ってこういうものか、と分かってきてはいても、意味不明の行動に爆発寸前になることもしばしば。でも、男の子の特徴を知っておけば、子育てのヒントになるかもしれません。
男の子の特徴とは
男の子特有の特徴とはなんでしょうか。早速見てみましょう!
衝動的な行動をとることが多い
男の子は跳んだり走ったり、とにかくよく動きます。平均的に見て、女の子よりも筋肉量が多く身体能力が高い子も多いでしょう。意味もなくでんぐり返しをしたり、横っ飛びをしたり、とにかく衝動的に動きます。そのため、転んだり物にぶつかったりすることが多く、怪我をしやすいと言えます。
ママを悩ませる衝動的な行動には深い意味はありません。女の子よりも言葉の発達が遅い反面、身体的な能力が発達していることもあり、とにかく動きたいという衝動に駆られているのです。
衝動的なのは、「男の子で活発だから」としか言いようがありません。
また、男の子はまったく予測できない行動をとることがあります。人形を排水溝に詰める、オモチャを分解する、カーペットの下に物を隠す…。こうした理解不能な行動にやはり深い理由はありません。考えるよりも先に行動してしまうのが男の子の特徴なのです。
好きなことに熱中する
好きな遊びにはいくらでも熱中できるのに、歯磨きやお着替えなどは自分でできない、なんてことがよくあります。男の子は遊んでいるとき自分の世界に夢中になっています。一人で何やらしゃべりながらゴッコ遊びを楽しんでいることがよくありますよね。興味の対象は様々ですが、虫の図鑑を眺めているときも、ブロックで遊んでいるときも、オモチャの車を動かしているときも、空想の世界に入り込んで遊んでいます。
そんなときに、「歯磨きしなさい」「早く着替えなさい」と言ってもなかなか振り向きません。女の子は比較的、遊びながらもやらなければならないことにフッと頭を切り替えられるようですが、男の子は自分の興味のある遊びを、自分の空想の世界とミックスして遊ぶ天才です。
遊びに夢中になっているときに、ママの言